傾聴研修ゲーム「傾聴チャレンジ」のやり方
今回は傾聴研修で使える傾聴疑似体験ゲーム「傾聴チャレンジ」についてご紹介したいと思います。
傾聴チャレンジでは、2人1ペア、または3〜4人1グループになって、お互いにインタビューをしながら、自分の傾聴スキルを確認したり、傾聴技法を学ぶゲームとなっています。
具体的なやり方として、まずはトークテーマを決めます。
その後、ペアまたはグループのうちの1人がインタビューされる側となり、それ以外の方はインタビュワーとなり、トークテーマについて質問をしていきます。インタビュー時間は3〜8分程度となります。
インタビューは研修中、受ける側、する側をそれぞれ最低3回体験していただきます。
傾聴のポイントが記載された「傾聴チャレンジカード」
この時、インタビューされる側には下画像数枚の傾聴チャレンジカードが配布されています。
この傾聴チャレンジカードには傾聴を行うのに大切なポイントが記載されています。
3〜8分間のインタビューのあと、インタビューされた方は、インタビュワーに対して傾聴チャレンジカードに記載されたポイントが実施できていたかをフィードバックしていきます。
ペア、または3人1組でワークで実施する場合は実施できていたと思う傾聴チャレンジカードを相手に渡します。
複数人のインタビュワーがいるグループワークの場合には最もよくできていたと思うインタビュワーに傾聴チャレンジカードを渡します。
インタビュワーとしてはできるだけ多くの傾聴チャレンジカードを貰えたほうが傾聴力が高いといった意味合いになります。
手元に残ったできていなかった傾聴チャレンジカードについては、「もっとこうだったら」という形でフィードバックしてからインタビューされる側と、インタビュワーの役割を交換します。
傾聴チャレンジカードの3つのレベル
実は傾聴チャレンジカードには3つのレベルがあります。(カード右上参照)
これは傾聴/コーチングにおいて重要な3つのプロセス(下画像)を参考にして設定されています。
つまり、レベル1のカードでは信頼関係の構築に必要な姿勢・態度についての内容が記述されており、レベル2のカードでは相手の理解、問題の把握に必要な、Open Question/Close Questionといった傾聴技法についての内容が記述されています。
なお、レベル3については傾聴というよりもコーチングの領域に踏み込んでいるのですが、相手に気づきを与えるための5W1Hといった具体的展開に関するカードなどが含まれています。
最初のインタビューではレベル1だけのカードを用いますが、複数回インタビューを繰り返す中で、より高いレベルのカードを用いてフィードバックしていきます。
振り返りと持ち帰り
最低3回のインタビューを終えたあと、傾聴についての基礎的な説明を行います。
具体的には4つのかかわり行動についての説明や、
Open Question/Close Questionのメリット・デメリットなどを解説していきます。
また、感情の共有についてはプルチックの感情の輪を紹介していきます。
プルチックの感情の輪についてはこちらの記事もご覧ください。
管理職研修で伝えたい「感情の一覧」〜プルチックの感情の輪〜
また、各自にはスコアカードが配布され、自分が受け取った傾聴チャレンジカードには◯をつけ、自分がどれができていて、どれができていないのか?を持ち帰って、振り返ることができるようになっています。
アイスブレイクとして傾聴力診断テスト
なお、傾聴チャレンジの実施前にはアイスブレイク・導入として自分の傾聴力の簡易診断テストを実施することが可能です。
お手持ちのスマートフォンから実施可能で、成績は担当者様に共有することが可能です。
結果はこのように表示されます。
傾聴力診断Webをやってみる
※研修実施時に利用するバージョンでは受講者内の平均値も表示可能です。
傾聴チャレンジの実施を検討の方へ
無料サンプル貸出あり
いかがでしょうか。今回は傾聴研修ゲーム「傾聴チャレンジ」のやり方をご紹介しました。
弊社では傾聴チャレンジを実施するにあたっての傾聴チャレンジゲームキット(カード、運営スライド(pptx形式)、ワークシート(PDF形式)、ファシリテーター向け動画マニュアル)のレンタル(貸し出し)を行っております。
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