新入社員などの若手に多くみられるのが「考えている」ようで、実は「悩んでいる」だけだったというケースです。

特に顕著なのがこの3つのケースで、考えているというよりは悩んでいる場合が多いです。

・AにしようかBにしようか

・やるべきか、やらないべきか

・何からやるべきか

もちろん、新入社員に関わらず、プライベートではこういう思考に陥ってしまうということはよくあると思います。(カッコつけて書いていますが私もその1人です)
今回は「考える」と「悩む」の違いをお伝えし、その簡単な解決策も書いてみたいと思います。

「考える」と「悩む」の違い

まずは言葉の定義から確認してみましょう。コトバンクから定義を引っ張ってみます。

考える

1 知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。
㋐判断する。結論を導き出す。「こうするのが正しいと―・える」「解決の方法を―・える」「よく―・えてから返事をする」
㋑予測する。予想する。想像する。「―・えたとおりに事が運ぶ」「―・えられないことが起こる」
㋒意図する。決意する。「留学しようと―・える」「結婚を―・える」

https://kotobank.jp/word/考える-469308

悩む

① 結論が出せなくて苦しむ。思いわずらう。 「将来について-・む」 「家庭内のもめごとに-・む」 「人生の意義について-・む」
② 肉体的な苦痛で苦しむ。病む。 「持病の神経痛に-・む」 「わらは病みに久しう-・み給ひて/源氏 賢木」
③ 動作の進行がうまくいかなくて苦しむ。 「のび-・む」 「行き-・む」 「安けくもなく-・み来て/万葉集 3694」

https://kotobank.jp/word/悩む-589921

2つを比較してみると、どちらも現時点では結論が出ていない状態は同じですが、「考える」が行動的なのに対して、「悩む」は感情的な状態のように思えます。

インターネット上では以下のような画像があり、うまく表現しているような気がします。
考える 悩む 違い
画像参考:https://yurachim.wordpress.com/2013/02/03/think-worry/

「悩む」から「考える」への簡単な解決策

では、どうすれば「悩む」を「考える」に変えることができるのでしょうか?

ここではとても簡単な解決策を示したいと思います。それは、紙に書いてみるです。

紙に書いてみることで、グルグルとした思いが言語化されて、明文化されます。

冒頭に挙げたよくある3つのケースの場合、こんな感じで紙に書いてみるだけで悩む⇒考えるの一歩を踏み出すことができます。

ケース1:AにしようかBにしようか

このケースの場合、上のような表を作ってみることが第一歩です。すぐにどちらが優位とはならないかもしれませんが、悩むから考えるの一歩は踏み出せています。

ケース2:やるべきか、やらないべきか

このケースの場合はそれぞれのメリット、デメリットを紙に書いてみるとよいと思います。

その上で、一番先に考えるべきなのはやらないときのデメリットです。こ次にやったときのデメリットを考えてみます。

この2つのうち、致命傷となりうるものがあればそれを避けるための行動を取ったほうがよいでしょう。

ケース3:何からやるべきか

このケースの場合は、インパクト(効果)と難易度(時間など)を考えてみるとよいと思います。

そうすることでインパクトも大きくて、難易度も低いものからやっていこうという気持ちになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。「考える」と「悩む」の違い、および、「悩む」から「考える」への簡単な解決策をご紹介しました。
参考になれば幸いです。


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