ブルウィップ効果を疑似体験するビールゲーム

SCM(サプライチェーンマネジメント)を考える上で、知っておきたいのがブルウィップ効果というキーワードです。

画像引用:西濃運輸様ホームページ
ブルウィップ効果について、ウィキペディアではこのように記されています。
動する需要が拡大してサプライチェーンをさかのぼっていく様子が、
むちを鳴らしているさまを思い出させるのでブルウィップ効果として有名になった。
簡単に書けば、川下から川上に向けて上画像の様に人がむちを鳴らす(打つじゃなくて鳴らすって言うんですね)ように過剰在庫になっていく様をブルウィップ効果と呼びます。
ブルウィップ効果が発生する事例
ブルウィップ効果はこのような形で発生します。
2.複数店舗の発注をとりまとめるエリアの担当者も少し多めに発注する。
3.本部側がさらに気持ち多めに発注する。
⇒在庫過剰
このようにそれぞれの担当者が欠品を恐れるために気持ち多めに発注することが積み重なってブルウィップ効果が発生します。
さらに問題なのは在庫過剰が起きることによって以下のような続きが発生します。
2.エリア全体で発注が抑えられる
3.本部側でも発注が抑えられる
4.工場側で生産が抑えられる
5.小売店が発注を元に戻す
6.工場での生産が止まっており欠品が発生
このように一度在庫過剰が発生すると連続的に問題が発生することがあります。

そんな馬鹿な、と思う方もいらっしゃると思いますが、工場側では在庫はコストと教えられており、在庫過剰は避けたいという論理が働くため現実でも充分に発生する事象です。
ブルウィップ効果を疑似体験するビールゲーム

SCMを学ぶ、ブルウィップ効果を疑似体験するためにはビールゲームというビジネスゲームが効果的です。
ビールゲームはMITの教授たちによって開発された学習用のボードゲームで、MBAのコースなどでも実施されています。
ゲーム形式で楽しみながらブルウィップが発生する様子を疑似体験できるので、ゲーム後の振り返りで、自社でも同様の問題が起こっていないのか?などディスカッションすることで自社のSCMについて考える良い機会になります。
ビールゲームはゲーム中、無言での実施となりますので、いわゆるコミュニケーションの推進には向きません。ご了承ください。

ただし、無言での実施にも関わらず、2026年2月現在、ビールゲームの導入社数は約90社、受講者満足度は4.75(5点満点)となっております。

最新の満足度はこちらからご覧いただけます。
なお、ビールゲームの詳しい実施方法については下の記事、資料も御覧ください。
ビールゲーム実施の流れ|システム思考研修
よくある質問(FAQ)
Q. ブルウィップ効果とは何ですか?
A. 川下(小売)から川上(工場)に需要情報が伝わる過程で、発注量の変動が増幅していく現象です。需要予測の不確実性、情報の遅延、ロット発注、欠品恐怖などが要因で、サプライチェーン全体に過剰在庫を引き起こします。
Q. なぜビールゲームでブルウィップ効果を体験できるのですか?
A. ビールゲームは小売店・二次卸・一次卸・工場の4階層からなるサプライチェーンを4名1チームで運営するボードゲームです。各プレイヤーは無言で発注のみ行い、自分の判断が川上へどう波及するかを体感します。多くの場合、終盤で工場側に大量の在庫が積み上がり、ブルウィップ効果が疑似体験できます。
Q. ビールゲームの所要時間と対象人数は?
A. 1チーム4名で実施し、所要時間は2〜3時間です。チーム数の制限はなく、複数チームでの並行実施も可能です。経営層・管理職研修や全社員研修まで幅広く対応できます。
Q. オンラインでも実施できますか?
A. はい、ビールゲームにはオンライン版もあります。ZoomやTeams上でサプライチェーンを再現でき、リモート研修や全国拠点をつなぐ研修にも対応可能です。
Q. ビールゲームで身につくスキルは何ですか?
A. システム思考、SCM(サプライチェーンマネジメント)、在庫管理、部門間コミュニケーション、複雑系の中での意思決定の理解が深まります。経営者・管理職・SCM担当者向けの研修として活用されています。
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