ビールゲーム実施の流れ|サプライチェーン研修インフォグラフィック

【結論】ビールゲームは、4人1チームが「小売店・二次卸・一次卸・工場」の役割に分かれ、ビールの発注と納品を繰り返すMITスローン経営大学院発のシミュレーションゲームです。各プレイヤーの意思決定は「発注数」だけにも関わらず、納品のタイムラグによって需要予測が崩壊し在庫の山と欠品が生まれます。これによりシステム思考・全体最適・SCMを体験で学べます。導入社数約90社・受講者満足度は4.75(5点満点)。所要約2〜3時間、4〜40名規模、対面/オンライン両対応です。

今回は、システム思考・全体最適を学ぶのに最適なビジネスゲーム「ビールゲーム」の実施の流れをご紹介します。

ビールゲーム

概要

「ビールゲーム」とは、MITスローン経営大学院の教授が考案したビジネスゲームです。
4人1チームをビールの製造から供給に対応する4つの役割(小売店、二次卸、一次卸、工場)に分け、ビールの発注、納品を通してお互いが与える影響を把握し、全体最適や、システム思考について学びます。

実施にあたっての実施要項は以下となります。

対象人数:40名程度まで推奨(1チーム 4名)
実施時間:約2時間-3時間(推奨は3時間)
実施環境:プロジェクター、各チームに1つのテーブル、ビールゲームキット
特徴:
全体最適/システム思考/SCMについて、ゲームを通して学ぶ事ができます。
運営用スライドと公式キットを提供することで、社内講師の方で実施できます。
・ゲーム中、チーム内でのコミュニケーションは制限されるので、
 チームビルディング目的の研修としては向いていません

それでは、実施の流れのご紹介です。

ビールゲーム実施の流れ 3時間推奨

①事前準備

事前に、テーブルにビールゲームのシートをセットします。
1チーム4人の役割(小売店、二次卸、一次卸、工場)を決め、横並びに座ってもらいます。

ビールゲーム ルール説明

②ルール説明/初期配置

社内講師の方は、パワ
ーポイントのスライドを使ってルール説明
を行います。

工場は原材料からビールを生産し、ビールは一次卸、二次卸、小売店を経由し、最終的に顧客に届きます。
ただし、発注から配送にはタイムラグがあるため、在庫の保持が必要です。

在庫が増えすぎると利益に影響し、在庫がなくなると機会損失を生み出します。

ゲーム中に各プレイヤーが行う意思決定は、「発注数を決める」事だけです。
それ以外はルールに従って、コマを移動(配送)させたり、売上や利益を記入していきます。

「発注数の違い」だけで、ゲーム終了後の各チームの利益総額は大きく変わることになります。

ビールゲーム

③ゲーム開始

それでは第1ラウンドの開始です。
下記のSTEPにしたがって、ゲームを進めていきます。
社内講師でも実施できるようにスライドを使って進行していきます。

ビールゲーム 説明

STEP1.商品配送 ー 「配送中」に置いてある商品を、左のマスに移動します。
※工場のプレイヤーは、「原材料」にある商品を左のマスに移動します。

STEP2.注文数オープン ー 「発注カード」をオープンします。
※小売店のプレイヤーは、「注文カード」をオープンします。

STEP3.販売&配送 ー 「発注カード(小売限は注文カード)」に記載された数を、左のマスに移動します。

STEP4.売上の記入 ー ワークシートに売上、在庫、受注残を記入します。

STEP5.発注移動/生産 ー 工場の人は「生産要請」カードをオープンし、そこに書かれている数の商品を「原材料」に置きます。

STEP6.発注移動 ー 発注カードを右の「発注中」マスに移動します。

STEP7.発注数の決定 ー 発注数を決定し、カードに記入後、右の「発注中」マスに置きます。

ちなみに、ゲーム進行中は、チームメンバーとの相談は原則禁止です。
全員で相談する事なく、発注数を決めなければなりません。

ビールゲーム

④ラウンドの繰り返し

上記のプロセスを、18〜26ラウンド繰り返します(推奨は18ラウンド)。
各プレイヤーは、発注してから届くまでにタイムラグがあるため、

もっと多く発注しておけば、たくさん売って利益を増やす事ができたのに、、、」
在庫が増えすぎて、管理費が利益を圧迫している!
え!?なんでこんなことが起こるの?

という状況が発生します。
ラウンドを繰り返す中で、自分の意思決定が全体に影響を及ぼしていることについてや、SCMの構造を体感することができます。

ビールゲーム 経営思考体験

⑤利益計算・結果発表(約10分)

26ラウンド終了したら、各プレイヤーは自分の利益額を計算します。
その後、4名のチームメンバーの利益額を合計し、チームとしての利益を出して発表します。

全チームの利益計算が完了したら、成績発表を行い、優勝チームを決定します。
(優勝チームでも大赤字ということがよくあります)

⑥振り返り

振り返りシートを使って、ゲームの振り返りを行います。

「自分の利益だけでなく、全体最適について考えてプレイする事ができたか
どうすればよりチームの利益を大きくする事ができたか

について、個人・チームで話し合います。
ビールゲーム

⑦講義

講義スライドに従って、「氷山モデル」や「システム思考」、「因果ループ図」についての講義と、実際にループ図を書いてみるワーク、及び、チーム内でのディスカッションを行います。

氷山モデル
一度ゲームで体験していることで、講義の内容への理解が一層深まります。

⑧最後のまとめ

最後に、研修を通して学んだ事を個人・チームで振り返って、研修は終了となります。​

以上が、ビールゲームの実施の流れとなります。
講義も含めて3時間での実施を推奨しております。

注意点と導入社数&受講者満足度

ビールゲームはゲーム中、無言での実施となりますので、いわゆるコミュニケーションの推進には向きません。ご了承ください。

ただし、無言での実施にも関わらず、2026年2月現在、ビールゲームの導入社数は約90社、受講者満足度は4.75(5点満点)となっております。

最新の満足度はこちらからご覧いただけます。

ビールゲームの実施を検討される方へ
無料サンプル貸出あり

弊社ではビールゲームの実施にあたって、講師派遣はもちろん、上画像にあるビールゲームキットの貸し出し(カード、ボード、コマ、運営スライド、講師向け動画マニュアルなど)による社内講師での実施も可能となっております。

提供するパワーポイントには講師向けのトークスクリプトや解説が含まれています。

スライド形式での説明資料はこちらをご覧ください。

詳細な資料や、無料のサンプル貸し出しをご希望の方はまずは下のフォームより資料請求をお願いします。

ビールゲームに関するよくある質問

Q. 何人くらいで実施できますか?
A. 対面版は4〜40名(1チーム4名)、オンライン版は4〜20名で実施可能です。1チーム4役(小売店・二次卸・一次卸・工場)の構成は変わりません。
Q. 所要時間はどれくらいですか?
A. ルール説明・複数ラウンド・利益計算・振り返り・講義まで含めて約2〜3時間が目安です(推奨は3時間)。
Q. オンライン版と対面版の違いは何ですか?
A. 学べる内容(システム思考・全体最適・SCM)は同じです。対面版はカード・ボード・コマを使った物理キット、オンライン版はブラウザ上で発注と納品を進める弊社独自システムを使用します。
Q. チームビルディング目的の研修として使えますか?
A. ゲーム中はチーム内コミュニケーションが制限されるため、チームビルディング目的には向きません。あくまでシステム思考・全体最適を学ぶための研修としてご利用ください。
Q. 講師派遣と社内講師、どちらの形式に対応していますか?
A. 両方に対応しています。社内講師の場合はビールゲームキット(カード・ボード・コマ・運営スライド・講師向け動画マニュアル)を貸し出し、無料サンプルの貸し出しも可能です。
Q. ビールゲームを通じて何が学べますか?
A. 個別最適に陥ると全体が崩壊する「システム思考」、需要変動が連鎖的に増幅される「ブルウィップ効果」、サプライチェーン全体を見渡す視点(SCM)を体験的に学べます。

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