今回は、文字にするとちょっと怪しいですが、幸福になるための研修というアイデアをリサーチしていたところ面白い論文を見つけたのでご紹介したいと思います。

それが、「とても幸せ」な人と「やや幸せ」な人の違いの2因子というタイトルです。
幸福学といえば、慶應義塾大学大学院の前野隆司が有名です。

下のTEDの動画もぜひ御覧ください。

ここで紹介されている4つの因子が下記です。

画像参照:https://motivation-up.com/motivation/4factor.html

なお、この4つの因子については診断テストで診断することができます。
下記は弊社代表の千葉の分析結果です。

下記URLから診断することができます。

https://lab.sdm.keio.ac.jp/maenolab/children/about.html

「とても幸せ」な人と「やや幸せ」な人の違いの2因子

ここまでは前段で、ここからが本題なのですが、ではこの4つの因子のうち、「とても幸せ」な人と「やや幸せ」な人の違いは何なのか?というのが下記の画像です。

画像引用
アソビジョン・クエスト : 遊びの感動根源探求に基づく自分軸構築法
國友 尚,前野 隆司

日本創造学会論文誌,Vol. 20,2017 年 3 月,pp. 83-101

http://lab.sdm.keio.ac.jp/maeno/papers/2017_Asovision_Quest_kunitomo.pdf

画像から言えることは「とても幸せ」な人と「やや幸せ」な人の違いは「とても幸せ」な人は「前向きと楽観」と「独立とマイペース」の数値が高いということです。

先程の4つの因子でいうところの「前向きと楽観」 = なんとかなるさ、 「独立とマイペース」 = わたしらしく生きようということになります。

この2つの因子がどういうものか簡単に書くと以下のようになります。

なんとかなるさ
・ いま抱えている問題はだいたい何とかなると思う
・ 失敗やいやなことに対し、あまりくよくよしない

わたしらしく生きよう
・ 自分と他人をあまり比べない方だ
・ 他人の目を気にせずに、自分がやるべきだと思うことはやる

ここで前述の弊社の千葉の診断結果を見てみると、「わたしらしく生きよう」は高いですが、「なんとかなるさ」が低いですね。。。ネガティブに考えるというか、クリティカル・シンキング傾向が強いのが出ている気がします。もう少しポジティブ・シンキングを身に着けたほうが良さそうです(笑)

なお、アソビジョン・クエストの論文にも記載されていますが、「とても幸せ」な人と「やや幸せ」な人の違いの2因子については、元は下記の論文で明らかになったものをわかりやすくまとめているようです。こちらもぜひ御覧ください。

画像引用
主観的 well-being とその心理的要因の関係
佐伯政男・蓮沼理佳・前野隆司

https://www.jstage.jst.go.jp/article/pacjpa/76/0/76_1PMB06/_article/-char/ja

まとめ

いかがでしたでしょうか。
「とても幸せ」な人と「やや幸せ」な人の違いは「とても幸せ」な人は「前向きと楽観」と「独立とマイペース」の数値が高いということのようです。

この2つの因子がどういうものか簡単に書くと以下のようになります。

なんとかなるさ
・ いま抱えている問題はだいたい何とかなると思う
・ 失敗やいやなことに対し、あまりくよくよしない

わたしらしく生きよう
・ 自分と他人をあまり比べない方だ
・ 他人の目を気にせずに、自分がやるべきだと思うことはやる

元々、幸福になるための研修を探してたどり着いたこちらの論文もとても面白いのでぜひ読んでみてください。

アソビジョン・クエスト : 遊びの感動根源探求に基づく自分軸構築法
國友 尚,前野 隆司

日本創造学会論文誌,Vol. 20,2017 年 3 月,pp. 83-101

http://lab.sdm.keio.ac.jp/maeno/papers/2017_Asovision_Quest_kunitomo.pdf


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