今回はキャリア教育として死の疑似体験ワーク オンライン大学生と、ビジネスパーソンに実施した結果について書いていきたいと思います。

なお、死の疑似体験はGDE(Guided Death Experience)と呼ばれるもので論文にも掲載されています。実際には5色カード法というワークを行います。

詳しくは下記の論文をご覧ください。

医療倫理と教育(2)
五色カード法による死にゆく過程の疑似体験
(Guided Death Experience)
2009年

下島裕美、蒲生 忍

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kyorinmed/40/1/40_1_2/_pdf

死の疑似体験ワーク オンラインの具体的な内容、やり方については下記の記事をご覧ください。

死の疑似体験 オンラインを開発しました

キャリア教育として「死の疑似体験ワーク オンライン」を実施した結果

また、今回は学生向けも、企業向けもオンラインでの実施、目的はキャリア教育となっております。

死を疑似体験する中で、では、今後の人生をどう生きるのか?を考えてもらおうという意図です。

下の画像は学生、企業それぞれで最後まで残ったカードのジャンルの比率です。
なお、ジャンルとは以下の5つです。

・黄色:普段大切にしている出来事(昼寝など)
・ピンク:大切な人(母親、兄妹など ※ペット可)
・青:好きな場所(自分の部屋、職場など)
・緑:大切にしている物(スマホ、財布など)
・白:大切な目標(就職、結婚など)

学生の比率

ある人材系企業の社会人の比率

※白:大切な目標(就職、結婚など)はグラフではグレーで表現されています。

どちらにも共通しているのは最後までピンク:大切な人が多く残っていることです。

学生のアンケートにも以下のような回答がありました。

お客様
最後は自分ののぞみより、家族や友人が残ったため、今のうちに家族や友人などの身近な人を大切にして生きていきたいと思った。

お客様
カードを捨てるとき五回目でウルっと来ました。最後のカードを捨てるときは家族と一人の親友が私のベッドを囲ってお話してるのが思い浮かび、気づいたら涙が出ていました。後悔のない人生にしたいし、家族や大切な人を大事にしようと思いました。

また、キャリア教育としての今後の人生をどう生きるのか?を考えてもらおうという意図については学生からの感想として以下のような回答がありました。

お客様
人生はいつ何があるか分からないと思いました。どこで転機があるかわかないし急に死ぬ可能性もあるんだと思いました。後悔ない選択と毎日を過ごしたいと思いました。

お客様
最初はこのようなゲームのような形で死を感じることができるのか?と思っていましたが、カードを減らせば減らすほど、どんどん感情移入していきました。
死ぬときは一人で、思い出すら何も持っていくことができないのだなと感じました。だったら、人と人との関係を大切にし、自分の幸せだけではなくいろんな人に幸せを与えられるように日々過ごしていきたいと思いました。

お客様
「死」について、普段考えることがなかったのですごく良い体験だったと思います。
今後の人生自分が死ぬ時に後悔のないように生きるべきだなと考えさせられました。

どの回答もという誰にも訪れる事象だが、遠く感じているものを身近に感じることで、今後の人生を後悔ないものにしたいというものでした。

社会人での実施事例

また、パーソルホールディングス株式会社様の公募型研修の実施レポートは下記よりご覧いただけます。

「死の疑似体験」から、自分にとって大切なものを考える。オンライン社内研修を実施

 

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