今回は他社様のレポートで興味深いものを見つけたのでご紹介したいと思います。
それが、株式会社ラーニングエージェンシー様とラーニングイノベーション総合研究所による若手社員の意識調査(社会人2~4年目の直面する壁 特別編 離職意向別)というレポートです。

こちらの調査では社会人2年目~4年目の900人に対し、2022年7月に直面している壁に関する意識調査を行われています。

その結果、離職意向の有無で大きな違いができたのが、下画像の項目だったようです。

離職意思が高い人の特徴

画像引用先:https://www.jiji.com/jc/article?k=000000107.000005749&g=prt(現在はページが削除されているようです)

社会人2年目の分析

社会人2年目で離職意向あり、と、なし、の群で最も回答にギャップがあったのが自分の知識・スキルに不安を感じることがあるということでした。
このあたりは教育やサポートというもので多少解消される可能性があるのではないでしょうか。

なお、ギャップの大きさではなく、純粋に社会人2年目で離職意向ありの約9割が「仕事を進める上で困難に感じることがある」と回答しています。

こちらについては困難に感じている要因が何なのかが明確ではないため、解決するのは難しそうです。仮に自分の知識・スキルへの不安というものが困難の要因ならやはり教育・サポートが重要そうですね。

社会人3年目の分析

社会人3年目で離職意向あり、と、なし、の群で最も回答にギャップがあったのが
仕事の量が多いと感じることがあるということでした。
これについては、本当に仕事の量が多いのか、または、仕事のこなし方が下手なのかを分けて考えるべきだと思いますが、前者ならチームでの割り振りや人員増加などの解決策が、後者なら教育・研修などの解決策が有効そうです。

なお、2番目にギャップが大きかったのが今後のキャリアが描けず、この会社で働き続けることに不安に感じることがあるということでした。
これはなかなか難しい問題ですね。会社によっては下図のようにキャリアパスを明示されているところもあると思いますが、

画像参照:西鉄エアサービス株式会社 様 キャリアパス

それでも、そのパスを進んだ先の先輩があれじゃあ、やってられないな、と感じる若手も多いと思います。

なお、ギャップの大きさではなく、純粋に社会人3年目で離職意向ありの約8割が2年目と同じで「仕事を進める上で困難に感じることがある」と回答しています。

社会人4年目の分析

社会人4年目で離職意向あり、と、なし、の群で最も回答にギャップがあったのが
職場の文化が合わないと感じることがあるということでした。

おっと、ここで少し傾向が変わったような気がしますね。これまでは仕事の量や自分のスキルといった自分の力不足的な項目だったのに対して、4年目となると、仕事はこなせるようになってきて、会社に不満があるという状態に変わってきたということでしょうか。

これも解決がなかなか難しい問題ですね。

なお、ギャップの大きさではなく、純粋に社会人4年目で離職意向ありの約75%が2年目、3年目と同じで「仕事を進める上で困難に感じることがある」と回答しています。

まとめ

いかがでしょうか。今回は株式会社ラーニングエージェンシー様とラーニングイノベーション総合研究所による若手社員の意識調査(社会人2~4年目の直面する壁 特別編 離職意向別)というレポートをご紹介しました。

離職意思が高い人の特徴

レポート全文はこちらからご覧いただけます。より詳しいデータが掲載されているのでぜひ御覧ください。

若手社員の意識調査(社会人2~4年目の直面する壁 特別編 離職意向別)


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