ワークライフバランスを実現するための境界マネジメント
今回は他社様のレポートで非常に面白いものがあったのでそちらの紹介です。
それが、パーソル総合研究所様の仕事と私生活の境界マネジメントに関する定量調査というレポートです。
パーソル総合研究所
2024年2月20日
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/boundary-management.html
ワーク・ライフ・バランスが重要というのは聞いたことがありますが、境界マネジメントという言葉は聞いたことがありませんでした。
※境界マネジメントという言葉自体は様々なシーンで使われているようです
バランスを取る、という言葉は「そうだよな」と思いつつ、では、具体的にどこで線引するのか?といわれると難しいものです。そこでの境界マネジメント、という言葉が個人的にとても興味深く感じました。
レポートでは、まず、境界コントロール実感というものを下記のように定義されています。
「境界コントロール実感」
その上で、境界コントロール実感が高いことのメリットを下図のように解説されています。
上図を見る限り、良い事だらけですね。
ちなみに、境界コントロール実感は以下の6項目で測定されているようです。
画像引用先:https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/boundary-management.pdf
そして、この境界コントロール実感に影響を与えるのが境界マネジメントということです。
上画像の左側を見て頂ければわかるとおり、境界マネジメントには6つの要素があるようです。
これらの要素の詳細についてはPDF版のレポートで詳しく解説されていました。
画像引用先:https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/boundary-management.pdf
上の画像だけを見ると、境界マネジメントは個人の取り組み・努力のように見えますが、レポートではそれを支えるための組織としての取り組みについても言及されています。
このあたりはメンタルヘルスケアと同じで、個人としてのセルフケア、組織としてのラインケアの両方が必要ということですね。
メンタルヘルスの4つのケアを理解しよう!
ここで紹介した以外にも細かい調査結果が多く掲載されていますのでぜひレポートを読んでみてください。
パーソル総合研究所
2024年2月20日
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/boundary-management.html
PDF版はこちら
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/boundary-management.pdf