体験型研修が座学型よりも効果的な理由
ここ最近、体験型研修のニーズが高まっているように感じます。
体験型、参加型の研修をお探しの方は、「座学型の研修に受講者が飽きている」「体験型の研修の方が満足度が上がる、面白そうだ」と思っている方も多いと思います。
満足度や面白さは座学型の研修でも体験型でも内容次第というのが私の思いですが、しかし、知っていただきたいのは体験型研修は面白いだけではなく、学習効果も高いということです。
そこで今回は学習効果のピラミッド(ラーニングピラミッド)をご紹介したいと思います。
学習効果のピラミッド(ラーニングピラミッド)
学習効果のピラミッド(ラーニングピラミッド)は1960年代初期に NTL ( アメリカ国立訓練研究所 National Training Laboratories)が提唱したものです。
なお、学習効果とはここでは、学習定着率を意味しており
一定期間後の知識量としてどれだけ定着しているか、を示したものです。
最も定着率が悪いのが講義、次いで、読書と続き、最も定着率が高いのが他の人に教えること、そして、体験することとなっています。
まさに、座学だけの研修よりもワークを取り入れたり、全体の設計を体験型にしたほうが学びの定着率が高いということになります。
「教育」から「学習」へのパラダイムシフト
学校教育でも座学中心の「教育」から、アクティブラーニングと呼ばれる体験型の「学習」へのパラダイムシフトが起こっています。
基本的な考え方として、すでに答えのある問題を正確に解く能力よりも、まだ答えのない問題にし対して主体的に考え、必要な時に必要な知識を学ぶことのできる人材の育成が求められるのだと思います。
これは企業における人材育成、人材開発においてはより求められていることでしょう。
ビジネスゲームと体験型研修
弊社ではビジネスゲームと呼ばれる研修用のゲームを用いて、ゲームを実施し、振り返り、講義、ディスカッションという形式で体験型研修を実施します。
下記のスライドでは体験型研修が求められる背景や、その具体的な手法などを紹介しておます。ご覧頂ければ幸いです。
ビジネスゲーム研修を実施された担当者の声
弊社でプロジェクトテーマパークというビジネスゲーム研修を実施させていただいた石井食品株式会社様の人財開発部・採用育成チームのご担当者様からのフィードバックをご紹介させていただきます。
ご担当者様
コメントでは研修の理想形と頂いておりますが、「研修目的を明確に伝えられるか」、「積極的参加」を促すか、「集中力を持続」というご担当者様が常に悩まれている課題をビジネスゲームを用いた体験型研修ではクリアしやすい形となっています。
また、翌日以降も社員同士の雑談の中で話題にあがるというのは効果の定着にも効果的だと思います。
石井食品様での事例はこちらを御覧ください。
石井食品様でプロジェクトテーマパークを用いた研修を実施しました
まとめ
いかがでしたでしょうか。まずは体験型の研修が面白いだけではなく、効果も高いということを知って頂ければ幸いです。
なお、弊社で提供しているビジネスゲームの一覧はこちらからご覧いただけます。
いかに「研修目的を明確に伝えられるか」、「積極的参加」を促すか、
「集中力を持続」してもらうか、ここに難しさを感じます。
今回の研修は、ゲーム理解の難易度はそこそこ高いものの、
ゲームを通してプロジェクトマネジメントの大切さを学ぶという
目的がわかりやすく、全員が積極的に参加する環境かつ
時間を忘れるほど夢中になれるという魅力が詰まったものでした。
また、ゲームをやって「楽しかった」で終わらず、
この経験から自分たちの業務を振り返り、
それぞれの役割(役職)で気づかされたことも多かったようで、
参加者の満足度は非常に高いものでした。
本研修については翌日以降も社員同士の雑談の中で
話題にあがることも・・それって研修の理想形だと思います!