今回はレジリエンスについて書いてみたいと思います。

レジリエンスは復元力や、しなやかな強さなどと呼ばれる能力で、ストレス社会に必要とされる能力です。


画像参照:https://oniwa-master.info/sentei/tool-off/

レジリエンスのイメージとして、よくが使われますが、竹は強い風に吹かれた時、折れ曲がったように「しなる」が、屈強そうな気に比べてポキっと折れたりはしない。この「しなる」部分がストレスに対して、ストレスをうまく受け流すと関連付けられて語られることが多いです。ストレスをまったく受けない状態をめざすというより、ストレスはある前提で、うまく受け流そうという考え方です。

では、そんなレジリエンスはどう鍛えたら良いのでしょうか?これに対して、アメリカ心理学会(APA)は「レジリエンスを築く10の方法」を提唱しています。

以下では、英語の原文と、最近話題のDeepLで翻訳した文章(少し加筆修正しましたが)を表にまとめてみました。

レジリエンス 鍛え方

10個の方法を見てみるとマインド系と行動系に分けることができると思います。

★マインド系
2.危機を乗り越えられない問題と見るのはやめよう。
3.変化は生きることの一部であることを受け入れる。
6.自己発見の機会を探す。
7.自分を肯定的に見る力を養う。
9.希望に満ちた展望を持ち続ける。

★行動型
1.コネクション、人との繋がりを作る。
4.目標に向かって行動する。
5.不利な状況であっても、決断し行動する。
8.物事の見通しを立てておくこと。
10.体、体調に気をつける。

さらにざっくり言うとこんな感じになると思います。

★マインド系
⇒ポジティブ・シンキングで行こう

★行動型
⇒人との繋がり大事
⇒長期的な目標を立て、日々、それに向けて行動する
⇒体調に気をつけよう

こうやって書かれるとどれも当たり前のようですが、どれも実際にきちんとやろうと思うと大変なものばかりです。

自分のレジリエンス力(りょく)を診断する方法

レジリエンスを築く10の方法はなんとなくわかったけど、そもそも、自分のレジリエンス力ってどんなもんだろう?と気になっている方も多いと思います。

そんな方に向けて、過去記事では二次元レジリエンス要因尺度によるレジリエンス診断について記述していますので興味ある方はぜひご覧ください。

二次元レジリエンス要因尺度によるレジリエンス診断

まとめ

今回はレジリエンスを鍛える10の方法を紹介しました。

1年の目標設定などではついつい新しいことを目標に入れてしまい、上記のようなことをおざなりにしてしまいがちですが、こういう本質的なことこそしっかりと目標に入れていきたいところですね。

参考になれば幸いです。

レジリエンスを築く10の方法


関連記事

人気記事

記事内検索

カテゴリ別

注目されているタグ

TOPに戻る
お問い合わせ