新入社員研修で報連相を教えるときに気をつけておきたいこと
ほぼ全ての新入社員研修で教えられている内容として報告・連絡・相談いわゆる「報連相」が挙げられると思います。
今回は、報連相を教えるときに気をつけておきたいこととしていくつかポイントを書いていきたいと思います。
1.報連相の目的を伝えること
まずは報連相の目的を伝えることです。
何のために報連相を行うのか、ということへの理解が浅いと実践できない、または、本来の意味を失った報連相になってしまいます。
報連相の目的についてはこのように記述されています。
参考:伝達力・実績UP!仕事の評価がグングン上がる人の報・連・相のワザ
つまり、報連相とは上司をはじめとする周囲の人が意思決定するために必要なコミュニケーションということになります。
ここには「学生と社会人の違い」という要素が含まれています。
大学生の時は様々な意思決定を1人で行い、その責任も個人が負っていました。
しかし、企業では状況が違います。
そこで、適切な人が意思決定できるように情報を伝達するコミュニケーションとして報連相が必要なのです。
2.事実と意見を分けて伝えることについて
現場配属後に報連相を実施すると、必ずといって指摘されるのが「事実」と「意見」を混同して伝えてしまうことです。
「お客様がこう言っていました」という報告も、実は「お客様が実際に言った言葉」と、それを解釈した「あなたの意見」が混ざっている可能性があります。
報連相は周りの人の意思決定をサポートするものですから、正しい情報が伝わらなければ意味を失ってしまいます。
従って、「お客様はこう言っていました、私はこうだと思います」という形で「事実」と「意見」を分けて伝えることが重要なのです。
※ファクトの収集という観点に立てば、一次情報か二次情報かは大きな違いを持ちます。
コンサルティングファームなどでは一次情報の収集を重視していますが、これはまさに「事実」を集め、「意見」を排除することにほかなりません。
3.報告と連絡の違いについて
報連相について少し深く考えていくと、報告と連絡の違いに戸惑うことが良くあります。本などにはこのように書かれています。
連絡は現在進行形、未来形。
新入社員から報告と連絡の違いについて聞かれた時の対応法
詳しくは上記の過去記事を参照いただきたいのですが、ようは「どんな情報があれば意思決定ができるのか」が重要なのであり、それが報告なのか連絡なのか明確にすることの重要度は高くないということです。
報告と連絡の違いに関する質問が来た時には「目的を考えること」の重要性を伝える良い機会となります。
まとめ
いかがでしょうか。
新入社員研修で報連相を教えるときには以下のポイントに気をつけて伝えて頂ければと思います。
2.「事実」と「意見」を分けて伝えること
3.「報告」と「連絡」の違いからみる「目的」について
報連相を学ぶビジネスゲーム「部課長ゲーム」
最後に、新入社員・管理職に報連相の重要性を学ばせる為のゲーム型研修をご紹介します。
部課長ゲーム(kゲーム)は、報告・連絡・相談のいわゆる報連相の研修や、管理職向けの情報共有などについて考えさせる研修用のゲーム(ビジネスゲーム)です。
1チーム5人が、部長・課長・社員の役割に分かれて、ゴールの共有がされていない状況で、適切な報連相を行い目標達成を目指します。
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