ほぼ全ての新入社員研修で教えられている内容として報告・連絡・相談いわゆる「報連相」が挙げられると思います。

今回は、報連相を教えるときに気をつけておきたいこととしていくつかポイントを書いていきたいと思います。

新入社員研修で報連相を教えるときに気をつけておきたいこと — 目的を伝える・事実と意見を分ける・形式より目的思考

【結論】新入社員研修で報連相を教える際は、①報連相の目的(=周囲の意思決定支援)を伝える、②事実と意見を分けて伝える、③報告と連絡の違いより「目的を考えること」を重視する、の3点を押さえることが重要です。報連相は単なる手続きではなく、組織全体の意思決定の質を左右するコミュニケーションだからです。体感的に学べる研修ゲームについては記事末尾で紹介しています。

1.報連相の目的を伝えること

まずは報連相の目的を伝えることです。
何のために報連相を行うのか、ということへの理解が浅いと実践できない、または、本来の意味を失った報連相になってしまいます。

報連相の目的についてはこのように記述されています。

報連相とは上司が意思決定・部下指導・アドバイス・指示を多く出せる状況をつくる道具です。

参考:伝達力・実績UP!仕事の評価がグングン上がる人の報・連・相のワザ

つまり、報連相とは上司をはじめとする周囲の人が意思決定するために必要なコミュニケーションということになります。

ここには「学生と社会人の違い」という要素が含まれています。
大学生の時は様々な意思決定を1人で行い、その責任も個人が負っていました。
しかし、企業では状況が違います。
そこで、適切な人が意思決定できるように情報を伝達するコミュニケーションとして報連相が必要なのです。

2.事実と意見を分けて伝えることについて

現場配属後に報連相を実施すると、必ずといって指摘されるのが「事実」と「意見」を混同して伝えてしまうことです。

「お客様がこう言っていました」という報告も、実は「お客様が実際に言った言葉」と、それを解釈した「あなたの意見」混ざっている可能性があります。

報連相は周りの人の意思決定をサポートするものですから、正しい情報が伝わらなければ意味を失ってしまいます。

従って、「お客様はこう言っていました、私はこうだと思います」という形で「事実」と「意見」を分けて伝えることが重要なのです。

※ファクトの収集という観点に立てば、一次情報か二次情報かは大きな違いを持ちます。
コンサルティングファームなどでは一次情報の収集を重視していますが、これはまさに「事実」を集め、「意見」を排除することにほかなりません。

3.報告と連絡の違いについて

報連相について少し深く考えていくと、報告と連絡の違いに戸惑うことが良くあります。本などにはこのように書かれています。

報告は完了形。
連絡は現在進行形、未来形。

新入社員から報告と連絡の違いについて聞かれた時の対応法

詳しくは上記の過去記事を参照いただきたいのですが、ようは「どんな情報があれば意思決定ができるのか」が重要なのであり、それが報告なのか連絡なのか明確にすることの重要度は高くないということです。

報告と連絡の違いに関する質問が来た時には「目的を考えること」の重要性を伝える良い機会となります。

新入社員の報連相研修に関するよくあるご質問

Q. なぜ新入社員に報連相を教える必要があるのですか?

A. 学生時代は意思決定もその責任も個人で完結しますが、企業では上司や周囲が意思決定するために情報共有が必要です。報連相は組織で意思決定を行うための基本的なコミュニケーション手段であり、これが機能しないと業務が滞ります。

Q. 報連相の「報告」「連絡」「相談」はどう使い分ければよいですか?

A. 一般に報告は完了形、連絡は現在進行形・未来形と言われますが、実務上の重要度は高くありません。本質は「相手がどんな情報を持てば意思決定できるか」を考えることです。新入社員からこの違いを質問された際は、形式の暗記ではなく目的思考の重要性を伝える機会として活用してください。

Q. 「事実」と「意見」を分けて伝えるコツはありますか?

A. 「お客様はこう言っていました、私はこう思います」のように、実際に聞いた・見た一次情報と、それに対する自分の解釈を文として明確に分ける癖をつけることです。「お客様がこう言っていました」だけだと本人の解釈が混ざっている可能性があり、受け手が誤った意思決定をするリスクが生じます。

Q. 報連相を体感的に学べるおすすめの研修方法はありますか?

A. ロールプレイやビジネスゲームが効果的です。本記事末尾で『報連相の研修で使える楽しく学びのあるゲーム4選』を紹介しているのでぜひご覧ください。情報共有不足の不便さを擬似的に体感できる体験型研修により、座学では得られない深い学びが期待できます。

Q. 座学研修と比べてゲーム型研修の違いは何ですか?

A. 座学は知識のインプットが中心ですが、ゲーム型は「情報が共有されないと結果が出ない」という体験を通じて、報連相の重要性を当事者として理解できます。三菱ガス化学株式会社様の導入事例でも「組織の目的が共有できていないと望む結果は得られないことを擬似的に理解できた」とご評価いただいています。

まとめ

いかがでしょうか。
新入社員研修で報連相を教えるときには以下のポイントに気をつけて伝えて頂ければと思います。

1.報連相の目的を伝えること
2.「事実」と「意見」を分けて伝えること
3.「報告」と「連絡」の違いからみる「目的」について

報連相を体感的に学べる研修方法をお探しの方は、報連相の研修で使える楽しく学びのあるゲーム4選もあわせてご覧ください。

報連相を学ぶビジネスゲーム「部課長ゲーム」


最後に、新入社員・管理職に報連相の重要性を学ばせる為のゲーム型研修をご紹介します。

部課長ゲーム(kゲーム)は、報告・連絡・相談のいわゆる報連相の研修や、管理職向けの情報共有などについて考えさせる研修用のゲーム(ビジネスゲーム)です。

1チーム5人が、部長・課長・社員の役割に分かれて、ゴールの共有がされていない状況で、適切な報連相を行い目標達成を目指します

部課長ゲームの導入事例は下記よりご覧いただけます。

三菱ガス化学株式会社様の配属後研修で部課長ゲームを導入いただきました

株式会社HEART QUAKE

弊社

部課長ゲームを実施してみてどのような効果があったと思われますか?

お客様

ご担当者様

上司と部下がお互いに能動的に関わり、組織の目的が共有できていないと、望む結果は得られないことを擬似的に理解できたと思います。

株式会社HEART QUAKE

弊社

受講者の感想の中で印象的なものがあれば教えてください

お客様

ご担当者様

以下の2つの感想が印象的でした。
自分の持っている情報を周りも知っていると思い込まずに共有する重要性を理解した。
目的が分からないとき上司に確認するという意識が不足していたことに気づいた。

弊社では講師派遣はもちろん、ゲームキット、投影用の資料(pptx)、社内講師用の動画マニュアルをレンタルという形式でもご提供しております。

※ゲームキットには運営スライドと講師向け動画マニュアルなども含まれます。

部課長ゲーム検討における注意点と受講者満足度

部課長ゲームはゲーム中、無言での実施となりますので、いわゆるコミュニケーションの推進には向きません。ご了承ください。

ただし、無言での実施にも関わらず、2026年5月現在、部課長ゲームの導入社数は約150社、受講者満足度は4.82(5点満点)となっております。

最新の満足度はこちらをご覧ください。

部課長ゲームの詳細やルールについては下記も合わせてご確認下さい。

部課長ゲームのやり方(ルール・所要時間・人数)→


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