研修に取り入れたい5種類のコミュニケーションゲーム
企業内での課題として、社会人としてのコミュニケーションを学んで欲しい、高めて欲しいという企業は多いと思います。
そして、多くの研修ではコミュニケーションを学ぶ上でゲーム(ビジネスゲーム)が活用されています。というのは、ゲームを通してコミュニケーションを取るこで、部署や業務知識の有無の影響を受けずに研修に取り組むことができると考えられるためです。
しかし、ひとくちにコミュニケーションのゲームと言っても学びのポイントが違ういくつかの種類が存在します。
今回は研修に取り入れたい5種類のコミュニケーションゲームを紹介したいと思います。
研修に取り入れたい5種類のコミュニケーションゲーム
5種類のゲームとは以下のとおりです。
2.コンセンサス型コミュニケーションゲーム
3.共創型コミュニケーションゲーム
4.交渉型コミュニケーションゲーム
5.傾聴型コミュニケーションゲーム
それぞれについて簡単に解説していきたいと思います。自社に必要なコミュニケーション研修はどれなのかを考える参考になれば幸いです。
1.協力型コミュニケーションゲーム
協力型コミュニケーションゲームは全員で協力して1つの物事に取り組むという形式のゲームです。
この種類のゲームの場合、各人が持っている情報が限定的で、それを口頭のみで他のメンバーに伝えながら、全体像をあぶりだし、問題を解決していく流れとなります。
この様子がジグソーパズルに似ているため「ジグソーメソッド」と呼ばれます。
協力型コミュニケーションゲームの学びのポイントとしては
・全員が同じ情報を持っているわけではないこと
・情報共有を行うために積極的に発言していくこと
・情報をまとめて整理すること
・全体を見て考える視座を持つこと
などが挙げられます。
弊社で提供している複数の協力型コミュニケーションゲームのうち2つだけ紹介すると、ひとつは「野球のポジション当てゲーム」、もう一つは「モンスタービルディング」です。
野球のポジション当てゲームは、情報カードに記載された情報を口頭のみで伝え合い、誰が、どのポジションなのかを特定するゲームとなります。
2024年12月現在、弊社での野球のポジション当てゲームの導入社数は約190社、受講者満足度は4.86(5点満点)となっております。
最新の満足度などについてはこちらからご覧いただけます。
概要はこちらをご覧ください。
コミュニケーションゲーム「野球のポジション当てゲーム」
モンスタービルディングも情報カードに記載された情報を口頭のみで伝えるところまでは野球のポジション当てと同じですが、最終的にブロックを使って、カードに描かれているモンスターを完成させるゲームとなります。
ブロックを用いたコミュニケーションゲーム「モンスタービルディング」
2.コンセンサス型コミュニケーションゲーム
2つ目はコンセンサス型のコミュニケーションゲームです。
コンセンサスとは合意形成という意味になります。
この種類のゲームでは協力型の多くで見られるような情報の分断はありません。
コンセンサス型コミュニケーションゲームでは、全員が同じ情報を見ながらも、下す意思決定には違いがあることを体感し、全員が妥協することなく、チームとして合意形成を行うことが求められます。
コンセンサス型コミュニケーションゲームの学びのポイントとしては
・複数人で考えることで視野が広がること
・ビジネスにおけるコミュニケーションでは目的が重要であること
・チームでの合意形成を行うことの難しさとポイント
・自分の意思決定のクセを知ること
などが挙げられます。
弊社で提供しているコンセンサス型コミュニケーションゲームは「NASAゲーム」と呼ばれるゲームで、宇宙飛行士になったつもりで、月で遭難した場合、15個のアイテム(備品)に優先順位をつけていくゲームです。
2024年12月現在、弊社でのNASAゲームの導入社数は約500社、受講者満足度は4.79(5点満点)となっております。
最新の満足度はこちらからご覧いただけます。
概要はこちらをご覧ください。
グループワークで使えるNASAゲームのやり方
3.共創型コミュニケーションゲーム
3つ目は共創型コミュニケーションゲームです。
ビジネスでコミュニケーションと言った時に特に大学生と社会人で最もギャップがあるのが「一緒に製品・サービスを作り上げていく」という要素でしょう。
製品・サービスを作る際に役割分担やPDCA、時にはちょっとした対立を乗り越えることが重要になります。
もう少し具体的に共創型コミュニケーションゲームでの学びのポイントは
・「PDCAサイクルを回して改善していく」という考え方
・みんなでアイデアをだしていくことの重要性
が挙げられます。
弊社で提供している共創型コミュニケーションゲームの1つとして
「ペーパータワーforビジネス」という経営シミュレーションゲームがあります。
1チームが1企業となり、A4の紙だけを使って自立可能なできるだけ高いタワーを立てることが目的のシンプルなゲームですが、タワーの高さが会社の売上、使った紙の枚数が原価として、企業経営を疑似体験することができるゲームです。
2024年12月現在、ペーパータワーforビジネスの導入社数は約130社、受講者満足度は4.89(5点満点)となっております。
最新の満足度はこちらからご覧いただけます。
概要はこちらをご覧ください。
実施の流れを詳しく知りたい方はこちらも御覧ください。
ペーパータワーのやり方と最高記録223cm
4.交渉型コミュニケーションゲーム
4つ目は交渉型のコミュニケーションゲームです。
社会人として他部署や顧客とのコミュニケーションにおいて交渉が求められるシーンがあると思います。
交渉では当然ながら自分たちの利益だけではなく、相手の利益のことも考えた「Win-Win」な提案を行わければなりません。
弊社で提供している交渉型コミュニケーションゲームとして、心理的安全性をテーマとした「ベストチーム」があります。
このゲームでは自分たちの持っているカードを他のチームが持っているカードと交渉による交換が必要となります。
交渉型コミュニケーションゲームの学びのポイントとしては
・Win-Winな提案が重要であること
・相手のニーズを把握すること
などが挙げられます。
2024年12月現在、ベストチームの導入社数は約130社、受講者満足度は4.93(5点満点)となっております。
※最新のユーザー満足度についてはこちらからご覧いただけます。
ゲームの詳細はこちらをご覧ください。
心理的安全性を知り、高めるゲーム型研修「ベストチーム」
5.傾聴型コミュニケーションゲーム
最後は、傾聴型のコミュニケーションゲームです。
特に営業職や管理職の方に必要なコミュニケーション能力として、相手の話をしっかりと聴く「傾聴力」が挙げられるかと思います。
弊社で提供している傾聴型コミュニケーションゲームとして、「傾聴チャレンジ」があります。
傾聴チャレンジでは、受講者同士のインタビューの中で上画像のような傾聴チャレンジカードに記載されているような言動が行えているかを互いにフィードバックしながら、自分の傾聴力を確認していきます。
傾聴型コミュニケーションゲームの学びのポイントとしては
・まずは信頼関係の構築が重要であること
・傾聴技法≒聴くためのテクニックを理解すること
などが挙げられます。
なお、傾聴チャレンジカードは傾聴やコーチングの理論を取り入れ、3つのレベルをステップアップしながらチェックしていきます。
※レベル2の傾聴チャレンジカード
傾聴チャレンジはアンケート回答社数が30社に満たないため、受講者満足度は表示しておりません。
傾聴チャレンジのゲームの詳細はこちらをご覧ください。
傾聴研修ゲーム「傾聴チャレンジ」のやり方
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