心理学を用いたチームワークの診断
2016年1月6日にフジテレビで放送されていた「ホンマでっか!?TV」の中で、「心理学を用いてチームワークを診断」するというゲームが実施されていました。
概要としては、新番組のキャストがチームとなり、ジェスチャーゲームを実施するというものでした。
番組で実施されていたジェスチャーゲーム
4名程度で1つのチームとなり、そのうちの誰か1人が回答者となります。
回答者以外の3名は「お題」を見て、ジェスチャーのみで「お題」を表現します。
お題の例としては「フラフープ」、「へび」、「結婚式」、「スタンディングオベーション」などが出題されていました。
回答者はジェスチャーを見て「お題」を当てます。
当たったら回答者がチェンジ。どうしてもわからない場合は「パス」ができます。
制限時間内に何問正解できたか?を競います。
ジェスチャーゲームで見るチームワークのポイント
心理学が専門の先生によれば、このゲームで見ているポイントは3つありました。
2.「同期性」
3.「気分コントロール」
1.役割分担
「役割分担」はそのままの意味で、それぞれがばらけて実施するということですが、具体的には「フラフープ」、「へび」といったお題は1人でもできるが、「結婚式」、「スタンディングオベーション」というお題は、いくつかの役割が組み合わさって理解できるお題になっています。
そこで、例えば「結婚式」では「新郎」「新婦」「神父」という役割に分かれてジェスチャーを行えるか?という部分が診断されていました。
2.同期性
2つめの「同期性」に関しては「目を見合わせて息をそろえていたか」ということのようです。
あるチームではジェスチャーを行っている3名がほとんど目を合わせないというシーンがあり、チームワークに乏しいと診断されていました。
スポーツの世界では特に、アイコンタクトで意思疎通を行うというシーンがありますが、「目が合う」ことの効用は大きいようです。
3.気分コントロール
最後の「気分コントロール」とは「楽しみながらやる」、「動機づけを高める」ということのようです。
簡単にいえば「みんなが最後まで同じモチベーションで行動できるか」ということ。
これを診断するポイントの1つとして、「年配者が積極的に恥をかいているか」ということが挙げられていました。先輩が積極的に行動することで後輩も胸を借りてもっと行動を起こすことができる、と説明されていました。
企業内においてもみんなのモチベーションが前向きで同じ方向を向いているときは仕事もうまくいっていることが多いと思います。
また、先輩が積極的にチャレンジしていればやはり後輩も背中を見てチャレンジしようという気持ちが生まれるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
部門単位での合宿や、全社でのイベントの際にジェスチャーゲームを実施してみてはいかがでしょうか。
なお、弊社ではチームビルディングをサポートするためのゲーム型研修をご提供しております。
あわせてお読みいただければ幸いです。