オンライン研修向けアイスブレイクネタ「私のお気に入り」【準備不要・5分〜】

目次
1. 「私のお気に入り」アイスブレイクの概要
2. 進め方|4ステップで完結
3. 司会のファシリテーション例
4. 持ってこられない場合の対処
5. よくある失敗パターンと回避策
6. このアイスブレイクが効く理由
7. あわせて読みたいアイスブレイク
8. よくある質問
9. まとめ
10. アイスブレイク用のスライドを無料配布中!
オンライン研修・リモートワークショップの冒頭で使えるアイスブレイクとして、「私のお気に入り」というシンプルで盛り上がるネタをご紹介します。
リモート中心の企業・ハイブリッド開催の企業では、“自宅から参加している”という受講環境ならではの強みを活かせるアイスブレイクが重宝されています。本記事では、進め方の4ステップ・テーマ別のバリエーション・司会の声かけ例・よくある失敗パターンまで、実施に必要な情報をすべてまとめました。
「私のお気に入り」アイスブレイクの概要
オンライン研修では受講者の多くが自宅から参加しています。この特徴を活かし、家の中にある「お気に入りのアイテム」を実際に画面に持ってきて紹介する、というのがこのアイスブレイクです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人数 | 2〜30名(ブレイクアウトルームで5人前後に分けると話しやすい) |
| 所要時間 | 10〜20分(1人2〜3分) |
| 用意するもの | 各自が家にある”お気に入りアイテム” |
| ツール | Zoom/Teams/Google Meetなど |
進め方|4ステップで完結
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ①テーマを決める | 「お気に入りのアイテム」など、ざっくり/絞り込みで調整 |
| ②各自が家から持ってくる | カメラの前で実際に見せる/画面共有で紹介 |
| ③どこが気に入っているかを話す | 1人2〜3分で自分の言葉で |
| ④質問・感想を自由に | チームで気軽に対話 |
テーマ設定のバリエーション
テーマは場の雰囲気や目的に合わせて選べます。新入社員研修なら入りやすい「お気に入りのアイテム(自由)」、中堅向けの相互理解研修なら「3年以上使っているお気に入り」のように、対象や目的に応じて使い分けると効果が高まります。
| テーマ | 向いている場面 | 司会の投げかけ例 |
|---|---|---|
| お気に入りのアイテム(自由) | 汎用的/自由度を高めたい | 「家にあるなんでもOKです。手の届く範囲で1つ選んでみてください」 |
| お気に入りの本/絵本 | 学びや価値観の共有がしたい | 「人生で何度も読み返した1冊、もしくは最近気に入った1冊で構いません」 |
| 仕事で使うお気に入りの道具 | 業務系研修の導入 | 「キーボード、マグカップ、メモ帳など、毎日触れているお気に入りを1つ」 |
| 最近買って一番良かったもの | ライトなチームビルディング | 「ここ半年で買ったものから1つ。失敗談でも歓迎です」 |
| 3年以上使っているお気に入り | 価値観をじっくり掘りたい | 「長く使い続けている理由まで含めて聞かせてください」 |
実際にファザーリング・ジャパンでは、「お気に入りの絵本」を紹介し合うワーク「絵本会」も開催されています。
FJKと合同開催!お気に入りの絵本を紹介しあった、第1回「絵本会」レポート
司会のファシリテーション例
「私のお気に入り」は仕組みがシンプルなぶん、司会の声かけの質がそのまま場の温度に直結します。発言が出にくいオンライン環境では、以下のような定型フレーズを準備しておくと進行が安定します。
| 場面 | 声かけ例 |
|---|---|
| 話のきっかけを引き出す | 「いつ頃から使われていますか?」「どんな場面でいちばん使いますか?」 |
| 沈黙してしまった人へ | 「準備ができたらでOKです。先に〇〇さんからお願いしていいですか?」 |
| 話が長くなりそうな人へ | 「ありがとうございます。続きはあとで質問タイムで聞かせてください」 |
| 場を盛り上げたい | 「これ私も持ってます!」「いいですね、私もほしくなりました」と司会自ら反応 |
司会自身が最初に1分弱で自分のお気に入りを紹介してから他の参加者に振ると、場の話し方の温度感が決まり、後続の発言ハードルが下がります。
持ってこられない場合の対処
カフェなどから参加していて物理的にアイテムを持ってこられない、というケースもあります。開始時に「物が手元になくても、リンクや画像でOKです」と一言添えておくだけで、参加者が脱落せずに済みます。
| 状況 | 代替案 |
|---|---|
| アイテムが物理的に手元にない | 画面共有でAmazon・公式サイトを開いて紹介 |
| 電子書籍 | Kindle画面を共有/表紙画像を共有 |
| 場所を取る大きなもの | 写真をチャットに貼って紹介 |
| アイテムがすぐ思いつかない | “今手元にあるもの”ルールでOKにしてハードルを下げる |
よくある失敗パターンと回避策
導入の手軽さに油断すると、想定外の崩れ方をすることがあります。事前に把握して対処を仕込んでおくと安定します。
| 失敗パターン | 起きること | 回避策 |
|---|---|---|
| “物自慢大会”化 | 価格や希少性のアピール合戦になり、温度差が生まれる | 「お気に入りの理由を中心に話してください」と先に方向付ける |
| 沈黙の人が出る | 準備ができていない参加者がフリーズする | 指名順を司会から指定し、後回しOKの選択肢を残す |
| 時間オーバー | 1人ずつが長くなり予定時間を超過 | タイマー表示+「1人2分」を冒頭でアナウンス |
| 脱落者の発生 | 物が手元になく参加できない人が黙る | 代替案を冒頭で全員にアナウンス(画像・チャット可) |
このアイスブレイクが効く理由
シンプルな自己紹介を超えて、このワークが研修冒頭に効くのには心理学的な根拠もあります。
| 効き目 | メカニズム |
|---|---|
| 価値観の一片が見える | “なぜ気に入っているか”で人となりが滲む |
| 趣味・興味の接点が見つかる | 同じアイテムを持つ人同士で会話が広がる |
| 相互のリコメンドが発生 | 「それ私も買います」のような購買・行動の波及 |
| 心理的安全性が上がる | “好きなもの”はポジティブ話題なので発言ハードル低い |
自己紹介をそのままやるよりも価値観がにじみ出るため、チームビルディング初期や内定者懇親会・新入社員研修の冒頭にも向いています。
加えて、心理学では自己開示の互恵性(self-disclosure reciprocity)と呼ばれる現象が知られており、「相手が少し踏み込んだ自己開示をすると、こちらも同程度の自己開示で返したくなる」という傾向があります。お気に入りアイテムというごく軽い自己開示から始めることで、後続のディスカッションでも本音の発言が出やすくなる土台が整います。
また、物を介して話すことは、ジョハリの窓でいう開放領域(自分も他人も知っている領域)を素早く広げる効果があります。抽象的な自己紹介よりも具体物が見えるぶん、相手の記憶に残りやすく、研修後の関係構築にもつながりやすいのが特徴です。
あわせて読みたいアイスブレイク
「私のお気に入り」と組み合わせる、または別の場面で使い分けたいアイスブレイクをまとめました。研修のテーマや時間枠、参加人数に応じて選択肢を持っておくと、当日の場づくりが安定します。
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よくある質問
Q. 何人まで対応できますか?
A. 2〜30名が目安です。30名を超える場合はZoomやTeamsのブレイクアウトルームで5人前後のグループに分割すると、全員が発言しやすくなります。100名規模の集合研修の冒頭でも、ブレイクアウトを併用すれば実施可能です。
Q. オフライン(集合型)研修でも使えますか?
A. 使えますが、自宅から参加するオンライン研修の方が効果は高めです。集合型で実施する場合は、各自が”今手元にあるもの”ルールに置き換えるか、事前に「お気に入りのアイテムを1つ持参してください」と案内する運用がおすすめです。
Q. 内定者懇親会や新入社員研修でも盛り上がりますか?
A. 相性が良いです。「好きなもの」というポジティブな話題から始めるため、初対面でも発言ハードルが下がります。価値観の片鱗も滲むので、相互理解の初期段階に向いています。
Q. 物を持ってこられない参加者がいる場合はどうしますか?
A. Amazon・公式サイト・Kindle画面の共有、写真をチャットに貼るなどで代替できます。当日の運営に余裕を持たせるため、開始時に「物が手元になくてもリンク or 画像でOK」と全員に向けて明示すると、脱落者が出ません。
まとめ
「私のお気に入り」は、オンライン研修ならではの”自宅から参加している”特性を活かした、準備ゼロ・実施5〜20分で回せる万能アイスブレイクです。
自己紹介より場が温まりやすく、参加者の価値観の片鱗まで見えるので、ネタに困ったらこれと覚えておいて損はありません。司会の声かけ例・失敗パターンの回避策まで含めて手元に置いておくと、当日の場づくりが一段と安定します。
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