職場においてパワハラにならないための「叱ると怒るの違い」
今回は職場においてパワハラにならないための「叱ると怒るの違い」について書いていきたいと思います。
なお、ハラスメントに関する記事は下記にまとまっております。
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叱ると怒るの違い
早速ですが、叱ると怒るの違いを簡単に表にまとめてみました。
いかがでしょうか。今回は叱ると怒るを5つの項目で比較してみました。
それが、目的、内容、表現、結果、関係性です。
まずは目的についてですが、怒るが自分の感情の高ぶりやイライラを相手にぶつけるのに対して、叱るは相手により良い行動をしてもらうという違いがあります。
ちなみに、ベネッセさんのサイトでは叱ると怒るの違いについて下記のように記載されていました。
もちろん、当初は叱るのつもりで話し始めたが、いつの間にか、自分のイライラをぶつけることが目的になってしまっていたということがあるかもしれません。
そんなときは内容が感情的になっていないかを自分で確認する必要があります。
叱る場合は内容を理性的に保つように心がけましょう。
表現方法も怒るでは威圧的・荒いになってしまう一方、叱るでは穏やか・冷静であるという違いがあります。
ただし、冷淡・冷徹とは異なりますので注意して下さい。
怒ると叱るの違いは相手に与える結果や関係性も変わってきます。
怒るでは結果として相手を傷つける・怯えさせるだけになってしまうことがありますが、叱るでは相手に反省させることができます。
結局は相手本人に変わる意思が芽生えなければなりませんので、反省、内省を促していくことが重要です。
最後に、関係性についてですが、怒るでは関係性が崩れやすいのに対して、叱るの方はうまく叱ると信頼関係が増すということが起こります。
きつい一言だったが、あの時、あれを言ってもらえてよかった。感謝してる。といった発言をアスリートのインタビューなどで見ることがあります。
元々関係性があったから信頼関係の向上につながったのか、うまい叱り方だったから信頼関係が上がったのか、鶏と卵のような話ですが、どちらにせようまい叱り方をすることが大事なことは間違いありません。
うまい叱り方とは?
おいおい、うまい叱り方ってなんだよ?と思われた方も多いと思います。
ということで、次回は、これが正解とは思いませんが、うまい叱り方のポイントを8つに分けて紹介したいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は職場においてパワハラにならないための「叱ると怒るの違い」をご紹介しました。参考になれば幸いです。
なお、弊社では上記画像で使われているハラスメント研修で使えるパワーポイント資料の販売を行っております。
詳しくは下記記事をご覧ください。