フォロワーシップ研修で使えるビジネスゲーム
今回は、フォロワーシップ研修で使えるビジネスゲームとして、部課長ゲームをご紹介したいと思います。
部課長ゲームは特段、フォロワーシップ用に開発されたビジネスゲームではありませんが、部課長ゲームの課長役、社員役に求められるスキルが、まさにフォロワーシップ理論の2つの軸に当てはまると考えるため、フォロワーシップ研修で使えるビジネスゲームとして部課長ゲームをご紹介させていただきます。
フォロワーシップ理論
まずは簡単にフォロワーシップの理論としてカーネギーメロン大学のロバート・ケリーによる図を紹介したいと思います。
ロバート・ケリーはフォロワーをクリティカル・シンキング(批判的思考)と積極的関与(貢献度)の2つの軸に分けて5つのタイプ分けを考えました。
それが以下の図となります。
画像参照:https://onoff.ishin159.info/archives/7865
(現在はページが削除されているようです)
第一象限(右上)の模範的フォロワーが理想的なフォロワーであることはなんとなくご理解いただけると思います。
なお、フォロワーシップの診断テストなどについては別記事でも記載しておりますので合わせてご覧ください。
フォロワーシップの理論と診断テスト
部課長ゲームとフォロワーシップ理論
ここからは部課長ゲームの説明と、このゲームのどこがフォロワーシップ研修に使える要素なのか?を書いていきたいと思います。
部課長ゲームでは部長、課長、社員役に分かれ、目的を達成するためにコミュニケーションを取っていきますが、ポイントは部長役しか目的を知らないということです。
したがって、課長や社員は何をやったらいいのかわからないままゲームがスタートします。こうなると、過去の実施の様子を見てもどうしても課長や社員役は指示待ちになってしまいます。
具体的には部長、部下の頭の中はこのようになっています。
部課長ゲームのルールを文字にするとそれだけで結構な量になるため、下記のスライドの前半部分を御覧ください。
しかし、優秀な課長役、社員役の場合、自分の上司に積極的にコミュニケーションを取って、自分が持っている情報を共有します。
また、ゲーム中、部長役の指示に対して「これは何のためにやってるんですか?」とある意味で批判的なコミュニケーションをとることが求められます。
つまり、フォロワーシップ度の高い部下はこのようなコミュニケーションを取ります。
色々と指示を頂いていますが、これはどうなれば良いのか目的を教えてもらえますか?
課長役、社員役がゲームの目的を聞くことで、部長役は初めてゲームの目的が自分だけにしか知らされていないことに気づきます。
ごめん、このゲームはXXという目的を達成するためのゲームなんだ。
このように部課長ゲームにおいて課長役、社員役が積極的かつ、批判的に行動することがゲームクリアにつながって行くのです。
画像参照:https://onoff.ishin159.info/archives/7865
(現在はページが削除されているようです)
フォロワーシップについて座学だけではなく体験型で学んでほしいという場合にはゲーム後の振り返りでフォロワーシップについて伝えることで学びがあるのではないか?と思っています。
導入社数と受講者満足度
2024年2月現在、弊社での部課長ゲームの導入社数は約90社、受講者満足度は5段階評価で4.75となっております。
※最新のユーザー満足度についてはこちらからご覧いただけます。
導入事例
導入事例としては三菱ガス化学株式会社様での配属後研修でフォロワーシップを伝えるためにご活用いただいています。
【導入事例】三菱ガス化学株式会社様の配属後研修で部課長ゲームを導入いただきました
部課長ゲームのもう少し詳しいルールはこちらを御覧ください。
部課長ゲームのやり方
部課長ゲームのオンライン版
部課長ゲームをオンラインで実施できるようにオンライン版の提供も行っております。
※下画像はオンライン版の実施画面
オンライン版の概要はこちらからご覧いただけます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はフォロワーシップ研修で使えるビジネスゲームとして部課長ゲームをご紹介させていただきました。
フォロワーシップ研修で部課長ゲームを実施してみたいというご担当者様は、まずは下記より資料請求をお願い致します。
※同業他社様からのお問い合わせはご遠慮ください。