セルフケア研修で使えるストレス点数表
今回はメンタルヘルス研修、特にセルフケア研修で使えるストレス点数表をご紹介したいと思います。
こちらの点数表はアメリカのHolmes(ホームズ)らが1968年に開発した、正式名称としては社会的再適応評価尺度で、他にライフイベント法と呼ばれたりします。
376人のアメリカ人を対象として、個人が感じるストレス(正式にはストレッサー)を結婚を50としたときに、他のライフイベントを0〜100までのストレス値で表したものです。
本筋ではないですが、個人的には結婚を50とするって発想がすでに面白いなと思います。
しかも、結構上位(43項目中の7位)なのも面白いです。
セフルケア研修での活用例
では、このストレス点数表をセフルケア研修でどのように活用するのか?というと、
Holmesは体験したライフイベントの回数×ストレス値の合計が300点以上になると、79%の人に疾患の症状が見られるとしています。
同様に、Raheによれば、3ヶ月〜半年間に体験したライフイベントの回数×ストレス値の合計が高ければ健康状態が損なわれている可能性が高いとしています。
ということで、直近の半年間で点数表に記載されているライフイベントの回数×ストレス値の合計を測定してみて、自分のストレス状態を把握してみるという活用法があると思います。
ちなみに、オンラインで点数を計算できる無料で使えるツールを下記に用意しました。(活用にあたってご連絡頂く必要もございません)
ストレス点数表をやってみる
また、他にも今後半年間で発生が予想されるライフイベントをチェックしてどのぐらいストレスを受けそうかを想定しておくというワークも良いかもしれません。
まとめ
いかがでしょうか。今回はセルフケア研修で使えるストレス点数表ということで、自分の現在のストレス状態を把握する、または、未来の自分のストレス状態を予測するためにストレス点数表を活用するという方法をご紹介しました。
参考になれば幸いです。