座学型と体験診断型ハラスメント研修(ハラスメントフラグ)の比較|自己認知のズレを可視化し1ヶ月後も意識が続くインフォグラフィック

【結論】
ハラスメントフラグは「ハラスメント感度のズレを可視化する」診断型の研修ワークです。実施1ヶ月後にも受講者が自身の感度の低さを意識し続けていた、という感想を頂戴しました。「受講者が1ヶ月間意識し続けられる研修というものがいかに少ないか」を知る研修担当の方からも「研修ぽくないのに凄い」と評価いただいています。

今回は某企業様からハラスメントフラグ実施から1ヶ月後の感想を頂戴しましたのでご紹介したいと思います。

目次

1. ハラスメントフラグとは
2. 実施1ヶ月後にいただいたお客様の声
3. ハラスメント研修の感想から分かること
4. TRUSTDOCK様の事例から見る気づきパターン
5. 一般的なハラスメント研修との違い
6. 導入実績・関連資料
7. ハラスメントフラグに関するよくある質問(FAQ)
8. 研修導入をご検討の方へ

ハラスメントフラグとは

【要点】ハラスメントフラグとは、受講者各自が複数の場面別設問に対し、4段階(ホワイト/ライトグレー/ダークグレー/ブラック)で回答し、チームメンバー間で回答がズレた設問を可視化するワークです。このワークを通じて、自分では問題ないと思っていた言動が他者からはハラスメントと受け止められているという、認識のギャップに気づくことを狙いとしています。

ハラスメントフラグとは?認識のズレを4段階評価と3つの視点で見える化する研修ワークの進め方インフォグラフィック

ハラスメントフラグは、パワハラとセクハラを扱う全50問に4段階で回答し、チームメンバー間で回答がズレた設問を分析結果として可視化するワークです。オンライン版は2026年2月時点で1,500名以上に利用されており、自分・チーム・他社を含む全回答者という3つの視点から認識の差を確認できます。

ハラスメントフラグの分析結果イメージ

実施1ヶ月後にいただいたお客様の声

ハラスメントフラグを実施いただいた某企業のご担当者様から、約1ヶ月が経過した時点での社内エピソードを共有いただきました。

社名非公開のご担当者様から共有いただいた社内エピソード
ハラスメントフラグの実施から約1ヶ月が経過し、
社内のイベントでとある社員と話していると、こんなことを言われました。

社員A『ハラスメントフラグを実施してから、
自分のハラスメントへの感度が他の人より低いことがわかり、
びっくりして、それからずっと意識してきました。

ハラスメントフラグをやらなかったら、ずっと意識することがなかった
かもと思うとやってもらって良かったです。ありがとうございました。』

これまで多くの研修をやってきて、
受講者が1ヶ月間意識し続けることができる研修
というものがいかに少ないか
はわかっています。
そういう意味ではハラスメントフラグは研修ぽくないのに凄い
と思って連絡させていただきました。

この感想からは、本人が回答結果を通じて自分の感度と他者の感度に差があると認識したことが分かります。ただし、どの設問でどの程度ズレていたかは共有されていないため、個別の回答内容までは断定できません。

ハラスメント研修の感想から分かること

【要点】本記事の感想から分かるのは、知識を覚えたことよりも、自分の判断と他者の判断のズレに気づいたことが受講後の振り返りにつながった点です。社名非公開の事例では約1ヶ月後にも意識していたことが確認でき、後述するTRUSTDOCK様の事例でも自分の行動を見直す必要性が語られています。

今回の事例で意識が続いた背景としては、次の3点が考えられます。

1. 自己認知の更新が起きる
「自分の感度は標準だと思っていた」という前提が、データで否定されます。座学で「気をつけましょう」と言われるのと違い、自分自身の回答と他者の回答の差分として目の前に提示されるため、認知のフレームそのものが書き換わります。

2. 知識ではなく「気づき」として残る
ハラスメントの定義を覚えても日常で使わなければ忘れます。一方、ハラスメントフラグで得られるのは「自分は他者より感度が低い/高い」という自己理解です。これは知識の確認にとどまらず、自分自身の判断傾向を振り返る材料になるため、日常の行動を見直すきっかけになったと考えられます。

3. 「気をつけよう」が抽象論ではなく具体的になる
回答がズレた設問が個別に提示されるため、「どんな場面で自分の判断が標準とズレるか」を具体的に知ることができます。これにより、抽象的な注意だけで終わらず、似た場面で立ち止まって考える手がかりを持てます。

TRUSTDOCK様の事例から見る気づきパターン

以前ご紹介したTRUSTDOCK様の導入事例でも、同様の気づきパターンが報告されています。

実際にお声がけ頂いた中で、特に印象に残っているものが2件あります。

①自身のキャリアでは、当たり前でハラスメントだと全く思わなかったこと
が、多くの方にとっては、ブラックである又はダークグレーなもの
であり、大きなズレが生じていると理解しました。
今後の自身のアクションを変えていく必要があると感じています。

②自分がハラスメントに対し、非常に感度の高い人間であると自負
していましたが、全体傾向的に分析すると感度の低いグループに属する
ことがわかり驚きました。
この思い込みの一つ一つの積み重ねが意図せぬハラスメントに
繋がりかねない
と感じ、普段の振る舞いに問題がなかったか
を考えています。

①は「自分が無自覚だった加害的言動」に気づくパターン、②は「自分の自己評価と他者評価のズレ」に気づくパターンです。2件に共通するのは、本人の自己評価と周囲の回答傾向を比べたことで、今後の行動を見直す具体的なきっかけを得た点です。

ハラスメントフラグの導入事例はこちらからご覧いただけます。

【導入事例】TRUSTDOCK 様にハラスメントフラグを実施いただきました

一般的なハラスメント研修との違い

ハラスメント研修にはいくつか類型がありますが、それぞれの特徴と限界は次のように整理できます。

講義型(法律・定義の解説)
パワハラ防止法・セクハラ・マタハラの定義を学ぶ形式で、基礎知識をそろえるのに向いています。一方で、講義だけでは受講者自身の判断傾向を確認しにくいため、行動を振り返る機会を別に設ける必要があります。

事例型(ケーススタディ)
ハラスメント事例をもとにグループで議論する形式で、状況を具体的に考えやすい方法です。ただし、扱うのは共通のケースなので、自分自身の回答が周囲とどう違うかまでは分かりません。

ハラスメントフラグ(診断型)
回答結果から自分自身の感度のズレを数値・分布として提示する形式です。自分の回答を材料に話し合うため、本人が日常の言動を振り返るきっかけをつくれます。本記事の社名非公開の事例では、その気づきを約1ヶ月後にも意識していたことが報告されました。

導入実績・関連資料

【要点】オンライン版は2026年2月時点で1,500名以上が利用しています。参加者は50問へ回答し、自分とチーム、自分と全回答者、チームと全回答者という3つの視点で認識のズレを確認します。以下の説明資料とオンライン版の詳細ページで、進め方や分析画面を確認できます。

スライド形式での説明資料はこちらをご覧ください。

ハラスメントフラグについての詳細はこちらをご覧ください。

認識のズレを見える化するハラスメント研修用ワーク「ハラスメントフラグ」

ハラスメントフラグに関するよくある質問(FAQ)

Q. ハラスメントフラグはどのような形式の研修ですか?

A. 受講者が場面別の設問に「ホワイト/ライトグレー/ダークグレー/ブラック」で回答し、チームメンバー間で回答がズレた設問を分析結果として可視化する診断型のワークです。座学ではなく自分自身の回答データを起点に気づきが生まれる構造になっています。

Q. なぜ1ヶ月後も効果が続くのですか?

A. 本記事で紹介した社名非公開の事例では、回答結果から「自分の感度が他者より低い」と気づいた受講者が、約1ヶ月後にも意識していたと報告されています。これは1社から共有された事例であり、すべての受講者に同じ期間の効果を保証するものではありません。

Q. 一般的なハラスメント研修との違いは何ですか?

A. 講義型が共通の知識を学び、事例型が共通のケースを議論するのに対し、ハラスメントフラグは自分自身の回答データと周囲の傾向を比較します。自分の判断を具体的に振り返り、認識のズレについて対話できる点が違いです。

Q. どのような企業に向いていますか?

A. 形式的な研修では行動変容に結びつかないと感じている企業、ハラスメントの認識ズレが顕在化するリスクのあるダイバーシティの高い組織、管理職と若手の感度差に課題を感じている企業に特に適しています。

Q. 実施規模や所要時間はどのくらいですか?

A. オンライン版は5名から100名以上まで対応し、標準の所要時間は1〜2時間です。人数や実施回数に応じた詳細は、本記事下部のフォームから資料をご請求ください。

研修導入をご検討の方へ

オンライン版はシステム貸出(レンタル)形式で、社内のファシリテーターだけでも実施できる進行用の操作マニュアルが付属します。5名から100名以上、標準1〜2時間で実施できます。詳細資料とお見積りは、下記フォームからご請求ください。

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研修目的

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※研修の目的、ゴール、実施背景など箇条書きで構いませんのでご記入下さい。

その他、実施時期や受講人数など(300文字以内)


この記事を書いた人

千葉 順
千葉 順
株式会社HEART QUAKE 代表取締役
元法政大学兼任講師(キャリアデザイン論)
→ 詳しいプロフィール

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