今回は研修担当者の方に向けて、危機管理・リスクマネジメントと合意形成(コンセンサス)を同時に学べるオンライン型ビジネスゲーム「船長の決断オンライン」の全体像と、60〜120分枠での実施の流れを詳細に解説します。

コンセンサスゲームを実施したいが、NASAゲーム以外の選択肢を探している」「合意形成だけでなく、危機管理・リスクマネジメントの学びも得たい」というお悩みをお持ちの研修担当者様に最適なゲームです。

危機管理コンセンサスゲーム 船長の決断オンライン

対象人数: 4〜100名以上(1チーム 4〜6名推奨)
実施時間: 60〜120分
実施環境: Zoomなどのビデオ会議システム
学習テーマ: 合意形成(コンセンサス) / 危機管理・リスクマネジメント
提供方法: 講師派遣型 / 社内講師型(ゲームシステム貸し出し+運営スライド+講師向け動画マニュアル)

船長の決断オンラインとは

船長の決断は、あなたが豪華客船「サンシャイン号」の船長となり、航海中に発生する緊急事態に対し処置の優先順位を決める危機管理テーマのコンセンサスゲームです。チームメンバーと話し合い、全員が納得できる結論(コンセンサス)を導き出すことが求められます。

弊社では独自のオンラインシステムを開発し、PC・スマートフォンから回答を入力できる仕組みを整備。Zoom等のビデオ会議システムと組み合わせて、リモート環境でも対面と遜色のない研修を実現します。

デモ版の動画はこちらです。

ストーリー設定

あなたは旅客船「サンシャイン号」の船長です。
港を出発し、まもなく日が暮れようとしています。
ここまで穏やかに航海してきましたが、霧が濃くなり視界が悪化してきました。
レーダーに他の船の影が映り、あわてて回避しようとしましたが時すでに遅し、他の船と衝突してしまいました。
あなたは船長として、ただちに適切な判断を下す必要があります。
次の10個の処置について、重要で素早く処置すべきものから順に、1〜10位の優先順位をつけてください。

10個の処置

A: 音楽 ⇒ 船内に興奮を静めるための音楽を流す
B: 救命艇 ⇒ 乗務員に救命艇を降下するよう命令する
C: 発電機 ⇒ 非常用発電機が運転されているかチェックさせる
D: つり道具 ⇒ 各救命艇につり道具を分配させる
E: 医薬品 ⇒ 船医に医薬品を持ち出させる
F: 状況確認 ⇒ 衝突箇所の現場に乗務員を配置し事故の状況を把握確認させる
G: 非常通知 ⇒ 船内に非常事態を通知する
H: 水密戸(すいみつど) ⇒ 船内破損区画の水密戸を閉鎖させる
I: 相手救助 ⇒ 相手船の乗務員の救助のため救命艇を降ろさせる
J: SOS ⇒ 近くを航行中の船にSOSを発信、救助を求める

船長の決断オンラインの3つのメリット

1. 得点計算・ランキングの自動化

個人ワークでは各自がシステムに回答を入力し、その後Zoomなどのブレイクアウトルームを使ってチームでディスカッションします。同じチームメンバーの回答を一覧で確認できるため、ディスカッションがスムーズに進みます。

船長の決断 チームメンバーの回答一覧

得点計算やチームランキングの表示はすべて自動で行われるため、運営側の負担が大幅に軽減されます。

船長の決断 得点計算・ランキング画面

2. 社内講師での実施が可能

弊社講師が実施する講師派遣型はもちろん、ゲームシステム・運営スライド・講師向け動画マニュアルを提供する社内講師型にも対応。初めての担当者でも、トークスクリプト付きのスライドに沿って進行できます。

船長の決断 講師派遣型と社内講師型の比較

3. 場所を選ばず実施可能

オンラインで完結するため、リモートワーク中の社員や全国の拠点をつないでの実施が可能です。物理的なカードの準備・配送が不要で、リードタイムの短縮にも寄与します。

NASAゲームとの違い: なぜ船長の決断を選ぶのか

コンセンサスゲームとして最も有名なのはNASAゲームですが、船長の決断はNASAゲームと比較してより研修向きと言えます。その理由は、ゲーム後の振り返りで「危機管理・リスクマネジメントの基礎」を学べる点にあります。

NASAゲームなどの他のコンセンサスゲームでも振り返りは行いますが、主に合意形成・心理的安全性といったチームビルディング寄りの振り返りが中心です。船長の決断では合意形成の振り返りに加えて、危機管理・リスクマネジメント観点の振り返りを手厚く実施します。

コンセンサスゲームを実施したいが、より実務に活きる学びを提供したいという場合には船長の決断がおすすめです。

NASAゲームの詳細、合意形成のポイントは以下の関連記事も参考になります。

合意形成研修 コンセンサスゲーム「NASAゲーム」

コンセンサスゲームで伝えている合意形成のポイント

実施の流れ(60〜120分)

ここからが本記事の主題です。様々なウェブ会議システムで実施できますが、今回はZoomを使ったオンライン研修での実施手順を、準備〜振り返りまでタイムライン形式で解説します。

① 事前準備

講師用のオンライン研修マニュアルに従って、Zoomのインストール・利用機能のリハーサルを行います。運営スタッフを2名以上用意できる場合は、司会進行役とZoom操作役を分けるとスムーズに実施できます。

参加者にも事前にマニュアルを送り、Zoomのインストール・マイク/スピーカーのテストをしてもらいます。Zoomで研修の開始時間をスケジューリングし、参加者に招待URLを送ります。

Zoom研修の事前準備

② オンライン研修開始前の説明(約5分)

講師は開始時間の20分前には会議室に入室しておきます。参加者全員の入室を確認したら、セキュリティのため会議室をロックし、以下の事前確認を行います。

・講師の声が参加者に聞こえているか
・当日のタイムラインの説明
・質問方法(チャット or 挙手機能)
・トラブル時の対応方法(Zoomが落ちた時の連絡方法等)
・参加者の名前表記の統一(ひらがな or カタカナで統一)

③ ルール説明(約10分)

船長の決断のルールを説明します。画面共有機能を使って、運営用パワーポイントスライドを表示しながら進めます。船長の決断オンラインの場合、講師用スライドにはトークスクリプトが付属しているため、説明の抜け漏れを防げます。

④ 個人ワーク(約10分)

各参加者に船長の決断オンライン用のページにアクセスしてもらい、チーム内で話し合う前に個人で各処置に優先順位をつけます。処置カードをドラッグ&ドロップで順位入れ替えできるUIになっており、直感的に操作できます。

船長の決断オンライン 個人ワーク画面

参加者は「まずSOSが最優先か、いや先に状況確認か」といった思考過程をたどりながら、自分の判断基準で10個の処置に優先順位をつけていきます。この段階で自分なりの根拠を持っておくことが、次のグループワークでの発言の質を高めます。

⑤ グループワーク(15〜30分)

ここからが本番です。ブレイクアウトルーム(小部屋)機能を使ってチーム分けし、チーム内で話し合ってチームとしての回答を決めます。Zoomの機能で自動割り振りも可能ですし、事前にチーム構成が決まっている場合は手動割り振りもできます。

処置が10個あるため、チーム内では必ず意見が分かれます。具体的な処置の優先順位を議論する人もいれば、「情報伝達系・人命救助系などカテゴリーで考えよう」と分類軸を提案する人、「相手船の救助は自分たちの後でいいのでは」と倫理的な議論を投げかける人も出てきます。

このときの異なる意見をどう集約するかというプロセスこそが合意形成の実践であり、船長の決断が学びの場として機能する核心部分です。チームでのディスカッション中は、同じチームの他メンバーの回答を一覧で確認できます。

船長の決断 チーム回答一覧

制限時間内にチームとして一つの回答を導き出してもらい、最終的にチーム用の回答をシステムに登録してもらいます。

⑥ 答え合わせ(約10分)

チームの回答ができたら、答え合わせに移ります。船長の決断には海事・防災分野の専門家による模範解答が用意されています。

チームで決めた順位と公式解答の順位差を各処置ごとに算出し、合計したものがチームの得点となります(差が小さいほど高得点)。たとえば自分たちで優先順位7番をつけた処置が公式解答で10番なら差は3、4番なら同じく差は3です。

船長の決断 答え合わせ画面

船長の決断オンラインでは個人・チームともにシステムで自動計算されるため、運営が表計算ソフトで集計する手間が発生しません。最も得点が小さい(公式解答との差が少ない)チームと個人が優勝となります。

⑦ 振り返り(15〜30分): 合意形成+危機管理の二層構造

ゲームが終了したら、振り返りシートを使って個人・チームで振り返りを行います。「ゲームをやって楽しかったね」で終わらせず、学びを深めることがこのゲームで最も重要なパートです。

振り返りは以下の二層構造で設計しています。

(1) 合意形成の振り返り

個人で出した答えよりも、チームで話し合って出した答えのほうが公式解答との差が小さくなる傾向があります。つまり一人で考えるよりもみんなで考えたほうが多角的な視点が得られ、問題解決に近づくことが体感できます。

コンセンサスゲーム 合意形成の振り返り

そもそも「なぜ人と人の意見が違うのか」を掘り下げることで、意見が異なる人との話し合いのポイントを学びます。

(2) 危機管理・リスクマネジメントの振り返り

ここが船長の決断ならではのパートです。ゲームで扱ったのは「有事の際の行動」ですが、振り返りでは平時や事後の行動、ビジネス上のリスク分類についても解説し、実務への橋渡しを行います。

ビジネスにおけるリスクは大きく6分類で整理できます(戦略リスク/財務リスク/オペレーションリスク/ハザードリスク/コンプライアンスリスク/レピュテーションリスク)。このフレームワークを使って、自分たちが日常業務で見逃しているリスクについて考えます。

さらにヒヤリハットと心理的安全性の関連についても紹介し、「ヒヤリハットを報告できる組織文化」の重要性へと話を接続します。

実施要項・料金・デモ体験

項目 内容
対象人数 4〜100名超以上(1チーム 4〜6名推奨)
実施時間 60〜120分(説明10分+個人ワーク10〜15分+グループワーク15〜30分+答え合わせ10分+振り返り15〜30分)
実施環境 Zoomなどのビデオ会議システム
金額 5万円〜(社内講師での実施、20名までの場合)
テーマ 合意形成(コンセンサス)/危機管理/リスクマネジメント
提供方法 ファシリテーターあり(弊社講師)/ファシリテーターなし(システム貸し出しのみ)

製品の概要スライドは下記です。

まとめ・資料請求

船長の決断オンラインは、合意形成に加えて危機管理・リスクマネジメントの学びが得られる唯一のコンセンサスゲームです。オンラインシステムによる自動化で運営もスムーズに行え、講師派遣型・社内講師型のどちらでも対応可能です。

詳細な金額が記載された資料・デモ(体験版)の確認をご希望の方は、下記より資料請求をお願いします。

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その他、実施時期や受講人数など(300文字以内)



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