船長の決断オンライン|7ステップで進む60〜120分の研修フローインフォグラフィック

【結論】船長の決断オンラインは、Zoomなどのビデオ会議システムと専用システムを組み合わせ、60〜120分で実施します。
当日は「開始前確認→ルール説明→個人ワーク→グループワーク→答え合わせ→振り返り」の順に進行します。
本記事では、研修担当者が準備から振り返りまでを運営するための7ステップと時間配分を解説します。

目次

1. 船長の決断オンラインとは
2. 実施前に決める担当と準備物
3. 実施の流れ(60〜120分)
4. よくある質問
5. 当日の時間配分と実施要項
6. 研修導入をご検討の方へ

今回は研修担当者の方に向けて、船長の決断オンラインをZoomで実施する際の準備、役割分担、当日の時間配分を具体的に解説します。

ゲームのルールや10個の処置は「船長の決断」のやり方、オンライン版の機能・料金・提供形態は船長の決断オンライン版の紹介をご覧ください。対面で実施する場合はカード版の詳しい実施の流れ、他のコンセンサスゲームとの選び分けは4つのコンセンサスゲームの比較で確認できます。

危機管理コンセンサスゲーム 船長の決断オンライン

対象人数: 4〜100名超(1チーム 4〜6名推奨)
実施時間: 60〜120分
実施環境: Zoomなどのビデオ会議システム
学習テーマ: 合意形成(コンセンサス) / 危機管理・リスクマネジメント
提供方法: 講師派遣型 / 社内講師型(ゲームシステム貸し出し+運営スライド+講師向け動画マニュアル)

船長の決断オンラインとは

【要点】船長の決断オンラインでは、参加者が10個の緊急処置に優先順位をつけ、チームで一つの回答を決めます。専用システムは個人・チームの回答と得点を集計し、Zoomなどのブレイクアウトルームで話し合いを進めます。

この記事では運営手順に絞って説明します。ストーリー、処置項目、得点方法を含む基本ルールは危機管理コンセンサスゲーム「船長の決断」のやり方をご確認ください。

デモ版の動画はこちらです。

実施前に決める担当と準備物

【要点】社内講師型では、進行役とZoom操作役を分けると、説明とブレイクアウトルーム操作を並行しやすくなります。担当者が1名の場合は、ルーム割り当てと画面共有を事前にリハーサルします。

当日までに用意するものは、専用システムの参加URL、運営スライド、Zoomなどのビデオ会議システム、参加者が利用するPC・タブレット・スマートフォンです。参加者には接続先、開始時刻、マイク・スピーカーの確認方法を事前に案内します。

オンライン版の機能、料金、講師派遣型と社内講師型の違いは、船長の決断オンライン版の紹介記事にまとめています。NASAゲームなどとの選び分けは、4つのコンセンサスゲームの比較をご覧ください。

実施の流れ(60〜120分)

【要点】標準の進行は、事前準備、開始前説明、ルール説明、個人ワーク、グループワーク、答え合わせ、振り返りの7ステップです。60分枠では各対話を短くし、120分枠ではグループワークと振り返りを長く取ります。

以下ではZoomを使用する場合を例に、担当者が行う操作と参加者への案内を時系列で説明します。

① 事前準備

講師用のオンライン研修マニュアルに従って、Zoomのインストール・利用機能のリハーサルを行います。運営スタッフを2名以上用意できる場合は、司会進行役とZoom操作役を分けるとスムーズに実施できます。

参加者にも事前にマニュアルを送り、Zoomのインストール・マイク/スピーカーのテストをしてもらいます。Zoomで研修の開始時間をスケジューリングし、参加者に招待URLを送ります。

Zoom研修の事前準備

② オンライン研修開始前の説明(約5分)

講師は開始時間の20分前には会議室に入室しておきます。参加者全員の入室を確認したら、セキュリティのため会議室をロックし、以下の事前確認を行います。

・講師の声が参加者に聞こえているか
・当日のタイムラインの説明
・質問方法(チャット or 挙手機能)
・トラブル時の対応方法(Zoomが落ちた時の連絡方法等)
・参加者の名前表記の統一(ひらがな or カタカナで統一)

③ ルール説明(約10分)

船長の決断のルールを説明します。画面共有機能を使って、運営用パワーポイントスライドを表示しながら進めます。船長の決断オンラインの場合、講師用スライドにはトークスクリプトが付属しているため、説明の抜け漏れを防げます。

④ 個人ワーク(約10分)

各参加者に船長の決断オンライン用のページにアクセスしてもらい、チーム内で話し合う前に個人で各処置に優先順位をつけます。処置カードをドラッグ&ドロップで順位入れ替えできるUIになっており、直感的に操作できます。

船長の決断オンライン 個人ワーク画面

参加者は「まずSOSが最優先か、いや先に状況確認か」といった思考過程をたどりながら、自分の判断基準で10個の処置に優先順位をつけていきます。この段階で自分なりの根拠を持っておくことが、次のグループワークでの発言の質を高めます。

⑤ グループワーク(15〜30分)

ここからが本番です。ブレイクアウトルーム(小部屋)機能を使ってチーム分けし、チーム内で話し合ってチームとしての回答を決めます。Zoomの機能で自動割り振りも可能ですし、事前にチーム構成が決まっている場合は手動割り振りもできます。

処置が10個あるため、チーム内で優先順位や判断の根拠が分かれることがあります。具体的な処置の順番を議論するほか、「情報伝達系・人命救助系などカテゴリーで考えよう」と分類軸を提案するなど、複数の視点を整理していきます。

このときの異なる意見をどう集約するかというプロセスこそが合意形成の実践であり、船長の決断が学びの場として機能する核心部分です。チームでのディスカッション中は、同じチームの他メンバーの回答を一覧で確認できます。

制限時間内にチームとして一つの回答を導き出してもらい、最終的にチーム用の回答をシステムに登録してもらいます。

⑥ 答え合わせ(約10分)

チームの回答ができたら、答え合わせに移ります。船長の決断には海事・防災分野の専門家による模範解答が用意されています。

チームで決めた順位と公式解答の順位差を各処置ごとに算出し、合計したものがチームの得点となります(差が小さいほど高得点)。たとえば自分たちで優先順位7番をつけた処置が公式解答で10番なら差は3、4番なら同じく差は3です。

船長の決断 答え合わせ画面

船長の決断オンラインでは個人・チームともにシステムで自動計算されるため、運営が表計算ソフトで集計する手間が発生しません。最も得点が小さい(公式解答との差が少ない)チームと個人が優勝となります。

⑦ 振り返り(15〜30分): 合意形成+危機管理の二層構造

ゲームが終了したら、振り返りシートを使って個人・チームで振り返りを行います。「ゲームをやって楽しかったね」で終わらせず、学びを深めることがこのゲームで最も重要なパートです。

振り返りは以下の二層構造で設計しています。

(1) 合意形成の振り返り

個人回答とチーム回答を比べ、話し合いによって判断がどう変わったかを確認します。得点の上下だけでなく、採用された意見、十分に検討できなかった視点、合意の決め方を振り返ることで、会議での合意形成へつなげます。

コンセンサスゲーム 合意形成の振り返り

そもそも「なぜ人と人の意見が違うのか」を掘り下げることで、意見が異なる人との話し合いのポイントを学びます。

(2) 危機管理・リスクマネジメントの振り返り

ここが船長の決断ならではのパートです。ゲームで扱ったのは「有事の際の行動」ですが、振り返りでは平時や事後の行動、ビジネス上のリスク分類についても解説し、実務への橋渡しを行います。

ビジネスにおけるリスクは大きく6分類で整理できます(戦略リスク/財務リスク/オペレーションリスク/ハザードリスク/コンプライアンスリスク/レピュテーションリスク)。このフレームワークを使って、自分たちが日常業務で見逃しているリスクについて考えます。

さらにヒヤリハットと心理的安全性の関連についても紹介し、「ヒヤリハットを報告できる組織文化」の重要性へと話を接続します。

よくある質問

Q. 60分で実施する場合、どこを短くしますか。

A. ルール説明と個人ワークの時間は確保し、グループワークと振り返りを各15分程度に調整します。参加人数や目的によって必要時間は変わるため、開始前に終了時刻と各工程の締切を共有してください。

Q. 運営担当者は何名必要ですか。

A. 1名でも実施できます。2名以上を配置できる場合は、司会進行役とZoom操作役を分けると、説明中の入退室対応やブレイクアウトルーム操作を並行できます。

Q. 参加者へ事前に何を案内しますか。

A. Zoomの招待URL、開始時刻、表示名のルール、マイク・スピーカーの確認方法、専用システムを開く端末を案内します。接続トラブル時の連絡先も事前に共有します。

Q. ブレイクアウトルームで注意する点は何ですか。

A. チーム構成を事前に決め、ルーム内でチーム回答を登録する担当者を明確にします。終了前には残り時間を知らせ、メインルームへ戻った後に未登録のチームがないか確認します。

Q. 対面形式との違いはどこで確認できますか。

A. 対面形式ではカードとボードを使用します。対面での準備や進行は、船長の決断カード版の実施の流れをご確認ください。

当日の時間配分と実施要項

【要点】危機管理コンセンサスゲーム「船長の決断オンライン」は、Zoomなどのビデオ会議システムを利用し、4〜100名超の参加者で合意形成危機管理を学ぶオンライン研修です。実施時間は60〜120分で、個人ワークとグループワークを通じてリスクマネジメントを体験できます。料金は社内講師での実施、20名までで5万円から提供され、ファシリテーターの有無を選択可能です。

項目 内容
対象人数 4〜100名超(1チーム 4〜6名推奨)
実施時間 60〜120分(説明10分+個人ワーク10〜15分+グループワーク15〜30分+答え合わせ10分+振り返り15〜30分)
実施環境 Zoomなどのビデオ会議システム
金額 5万円〜(社内講師での実施、20名までの場合)
テーマ 合意形成(コンセンサス)/危機管理/リスクマネジメント
提供方法 ファシリテーターあり(弊社講師)/ファシリテーターなし(システム貸し出しのみ)

製品の概要スライドは下記です。

研修導入をご検討の方へ

船長の決断オンラインは、専用システムを使う社内講師型と、弊社講師が進行する講師派遣型に対応しています。社内講師型では、システム貸出、運営スライド、講師向け動画マニュアル、ワークシートを提供します。機能・料金・提供形態の詳細はオンライン版の紹介記事でも確認できます。

船長の決断オンラインの講師派遣型と社内講師型

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その他、実施時期や受講人数など(300文字以内)



この記事を書いた人

千葉 順
千葉 順
株式会社HEART QUAKE 代表取締役
元法政大学兼任講師(キャリアデザイン論)
→ 詳しいプロフィール

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