プロジェクトテーマパーク実施の流れ
今回は、プロジェクトマネジメントを疑似体験できるビジネスゲーム
「プロジェクトテーマパーク」の実施の流れをご紹介します。
概要
「プロジェクトテーマパーク」は、BacklogやCacooといったサービスを運営する株式会社ヌーラボが開発したビジネスゲームです。
弊社ではヌーラボ社と連携して、プロジェクトテーマパークを用いたプロジェクトマネジメント研修を提供しております。
ゲームは3〜5人が1チームとなり、6ヶ月後にオープンするテーマパーク開園プロジェクトに取り組みます。
テーマパークが無事に開園するためには、一定数以上のアトラクション、トイレなどの設備が完成していなければなりません。
ここで、実施にあたっての実施要項は以下となります。
※200名以上での実績あり
実施時間:約2時間-3時間(推奨は2時間半)
実施環境:プロジェクター、各チームに1つのテーブル、ゲームキット
特徴:
・プロジェクトマネジメントをゲームを通して体験ができます。
・運営用スライドとゲームキットを提供することで、社内講師の方で実施できます。
・ゲーム中、各プレイヤーに与えられた役割を活かし合う必要があるため、
チームビルディング目的の研修としても有効です。
それでは、実施の流れのご紹介です。
プロジェクトテーマパーク実施の流れ 2時間半Version
①事前準備
ゲームを始める前に準備を行います。
まずは役割カードを1人に1枚配布します。
役割カードは1キットに全部で9枚入っていますが、研修では以下の5枚を使います。
ポイントは、役割ごとに特徴が異なっていることで(カード下部分に記載)、ゲームをクリアするにあたっては、お互いの特徴を把握し、それを活かし合う必要があります。
②ルール説明
講師(ファシリテーター)は、パワーポイントのスライドを使ってルール説明を行います。
ゲームの勝利条件、敗北条件は以下のようになっています。
勝利条件は、期日までに建築すべきアトラクションや設備がすべて建築できれば「完全勝利」、または、すべて建築できなくても、一定数以上のアトラクションまたは設備が建築できれば「勝利」となります。
一方、敗北条件は期日が来ても一定数未満のアトラクションまたは設備しか建築できていない場合に加えて、発注者であるクライアントからの信頼値が0となってしまったらその時点でゲームオーバーとなります。
肝心なアトラクションの建築については、自分が建築したいアトラクションカード(全22種類)を選んで、手持ちのヤル気カードの数値とサイコロを振って出て目の合計がアトラクションカードに記載された条件を満たしていれば建築完了となります。
例えば、上画像のメリーゴーラウンドというアトラクションの場合、ヤル気カードの数値とサイコロので目の合計が6以上であれば建築完了となります。
アトラクションカードの中にはXX以下、という条件のカードも存在します。
アトラクションが無事に建築できたときには自然と拍手が起こります。
※石井食品様での実施の様子
③ゲーム開始
ゲームはプロジェクト開始の10月からテーマパークオープン予定日の4月1日までの半年間をプレイします。
下記が1ヶ月で実施する流れです。
まず最初に、今月にどのアトラクションを建築するのかを話し合う見積もりタイムがあり、続いて、イベントが発生します。イベントは良いイベントもあれば、悪いイベントも用意されています。
ただし、各月で良いイベントが起こるのか、そうではないのか、をざっくりと知らせるためにイベントカードは天気マークでデザインされています。
続いてアトラクションの建築に入っていきます。先程ご紹介した通りの手順でアトラクションを建築していくのですが、実際には複数人で協力して建築したり、有給休暇を取得することも可能です。
建築が終わると月末処理へと移ります。月末処理では当初の見積もりに対して未達かどうかが評価されます。
見積もりタイムで建築予定だったアトラクションのうち、未達のものが1つでもある場合は、クライアントからの信頼値が下がってしまいます。
もし、信頼値が0となってしまった場合はその時点でゲームオーバーとなります。(前述の敗北条件参照)
月末処理の2つ目として、プロジェクトの進捗度合いを見える化するためのバーンダウンチャートを更新していきます。
最後にヤル気カードの補充を行って1ヶ月が終了です。
これを6ヶ月間繰り返し、勝利条件を満たせばプロジェクト成功、そうでなければプロジェクト失敗となります。
ちなみに、実施時間にもよるのですが、2.5時間での実施の場合は2ラウンド目の11月の終了までを練習として実施、その後、初期状態に戻して本番を実施します。
最終ラウンドである3月(場合によっては4月)が終了したら、結果発表を行います。
④振り返り
休憩を挟んで、ゲームの振り返りを行います。
まずは受講者の方々に問いかけをして、ゲームの結果を受けて、プロジェクトがうまくいくためには何が重要なのか?を考えていただきます。
まずは個人で振り返り、それをチームメンバーで話し合い、最後に各チームの代表者に全体発表を行っていただきます。
⑤講義
講義スライドに従って、「プロジェクトマネジメント」について解説していきます。
一部、IT企業で実施されている見積もりの精度を高める方法であるプランニングポーカーなどについてもご紹介していきます。
またPMBOKとプロジェクトテーマパークの関連をお伝えし、プロジェクトマネジメントの9つの知識エリアについても紹介します。
⑥最後のまとめ
最後に、研修を通して学んだ事を個人・チームで振り返って、研修は終了となります。
以上が、プロジェクトテーマパークの実施の流れとなります。
講義も含めて2時間半〜3時間での実施を推奨しております。
導入社数と受講者満足度について
2025年1月現在、プロジェクトテーマパークの導入社数は約50社、受講者満足度は4.86(5点満点)となっております。
最新の受講者満足度はこちらからご覧いただけます。
プロジェクトテーマパークの実施を検討される方へ(無料サンプル貸出あり)
弊社ではプロジェクトテーマパークの実施にあたって、講師派遣はもちろん、上画像にあるビールゲームキットの貸し出し(カード、ボード、コマ、運営スライド、講師向け動画マニュアルなど)による社内講師での実施も可能となっております。
概要は下記スライドを御覧ください。詳細な資料や、無料のサンプル貸し出しをご希望の方はまずは下のフォームより資料請求をお願いします。
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