新入社員に教えたい「結論から話す」ためのPREP法
新入社員として仕事をしていく中で先輩と話す機会が増えると 「それで、結論は何?」 や、「結局、何が言いたいの?」 と言われてしまうことがあります。
普通の大学生活ではなかなか報告、連絡、相談といったいわゆる報連相を求められる機会が多くはないため、結論から話すという習慣がないものです。
そこで、新入社員研修では報連相の重要性について説明する企業が多いわけですが、ここでは結論から話すことに特化して、新入社員に教えたいPREP法について書いていきたいと思います。
PREP法とは
PREP法とは結論から話すためのフレームワークです。
上図の通り、PREPとはそれぞれの単語の頭文字を繋げたもので、Point,Reason,Example,そしてまたPointとなります。
先に結論を述べて、その後にその理由を伝え、場合によっては具体例を挙げて聞き手の納得感を高めて、最後に結論を繰り返すという流れになります。
ポイントは理由の説明の時に、個人的な意見と客観的なデータを分けて伝えることだと考えています。ここがしっかりと分けられていない場合、上司や先輩からすると、その理由の根拠が妥当なのものかどうか疑わしいという疑念を抱かられることがあります。
従って、PREP法を教えるときにはRの理由の説明の時に、自分としての意見(Opinion)と、客観的なデータ(Data)を揃えて伝えることも重要であることを伝えるとよいかと思います。
ジョブズもPREP法を意識していた?
ここでApple創業者スティーブ・ジョブズの動画を見てみましょう。
いつもApple創業者のスティーブ・ジョブスって話するの上手いなーって思ってるんだけど、その秘訣は "Prep" 手法を用いてるからなんだよね。彼は必ずこの順番で話をしてるから、聞いててとても分かりやすい。
– Point: 結論
– Reason: 理由
– Example: 例
– Point: 結論
この動画でも手法を採用してる pic.twitter.com/E95WomDzif— Brandon K. Hill | CEO of btrax 🇺🇸x🇯🇵/2 (@BrandonKHill) February 10, 2024
ジョブズのプレゼンテーション能力は素晴らしいものがありますが、その要素の1つにはPREP法を使っているから、という説があります。
みなさんはどう感じるでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか。配属先の社員から新入社員のコミュニケーション能力が低いと忠告されることがある場合などはPREP法を教えてまずは結論から話す習慣をつけさせることがオススメです。
弊社では新入社員研修で使えるコミュニケーションゲームを提供しておりますが、こういった教材を使ってPREP法を実践してみることも効果的かと思います。