PREP法とは|結論から話す4ステップ Point→Reason→Example→Point

【結論】PREP法は「Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)」の順で話す、結論ファーストのフレームワークです。理由を「個人の意見」と「客観データ」に分けるとさらに説得力が増します。本記事では4要素の解説、3つの具体例、SDS法など他フレームワークとの比較、練習方法までを解説します。

目次

1. PREP法とは|定義と4要素
2. PREP法の具体例3つ|場面別の使い方
3. PREP法を使うべき場面と効果
4. PREP法と他のフレームワーク比較(SDS法・DESC法・ホールパート法)
5. PREP法を身につける練習方法
6. ジョブズもPREP法を意識していた?
7. よくある質問
8. 新入社員のコミュニケーション研修|野球のポジション当てゲーム導入をご検討の方へ

新入社員として仕事をしていく中で先輩と話す機会が増えると「それで、結論は何?」「結局、何が言いたいの?」と言われてしまうことがあります。

普通の大学生活ではなかなか報告・連絡・相談といったいわゆる報連相を求められる機会が多くないため、結論から話すという習慣が身についていないものです。

そこで多くの企業の新入社員研修では報連相の重要性について説明されますが、本記事では「結論から話す」ことに特化したフレームワーク「PREP法」について解説します。

PREP法とは|定義と4要素

PREP法は結論から話すためのフレームワークで、Point(結論)・Reason(理由)・Example(具体例)・Point(結論)の頭文字を取った名称です。

PREP法の図解 Point Reason Example Point

先に結論を述べ、その後に理由を伝え、必要に応じて具体例を挙げて聞き手の納得感を高め、最後に結論を繰り返す——この流れに沿うだけで、報連相の質が一段上がります。

P:Point(結論)

最初に「何を伝えたいか」を一文で言い切るのがPREP法の出発点です。「A社案件は来週納品予定です」「人事制度の改定を提案します」のように、聞き手が判断・行動に移せる主語+述語の完結文にします。

R:Reason(理由)

なぜその結論に至ったのかを個人の意見(Opinion)と客観的なデータ(Data)に分けて伝えるのがコツです。「個人的にはAが良いと思います。理由は、過去半年のA採用顧客の継続率が72%でB採用の48%を上回っているためです」のように、意見と数字を切り分けると説得力が増します。

E:Example(具体例)

抽象的な理由だけでは聞き手の腹落ち感が弱いため、1〜2個の具体例を添えます。社内事例・他社事例・自身の経験のいずれかが有効で、「先月のC社案件でも同じ進め方で工数を3割削減できました」のような数値付き事例が理想です。

P:Point(結論の再提示)

最後にもう一度結論を繰り返して締めます。「以上の理由から、A案で進めることを提案します」のように、相手に求める判断・行動を明示すると、会話がそのまま意思決定につながります。

PREP法の具体例3つ|場面別の使い方

実際にどう話すかをイメージしやすいよう、ビジネス頻出の3場面で例文を示します。

例1:朝礼での進捗報告

P:A社案件は予定通り来週金曜納品です。
R:理由は、要件定義・設計・実装の3工程がすべて予定通り完了しているためです。
E:先週時点でテスト工数の見積もり40時間に対し35時間で着地しており、残工数も計画内です。
P:したがって、来週金曜の納品スケジュールは変更不要です。

例2:上司への提案

P:採用面接にオンライン1次選考の導入を提案します。
R:理由は、応募者の辞退率を下げ、面接官の負担を3割減らせると見込んでいるためです。
E:同業のB社では昨年導入後、辞退率が35%→18%に改善した実績があります。
P:以上の理由から、来期からのオンライン1次選考導入をご検討ください。

例3:顧客への提案

P:御社にはスタンダードプランをおすすめします。
R:理由は、御社の利用規模ではコストパフォーマンスが最も高くなるためです。
E:エントリープランでは月10件の上限を超え追加課金が発生する一方、プレミアムプランは過剰機能となります。
P:したがって、スタンダードプランのご契約をご提案します。

PREP法を使うべき場面と効果

PREP法は「短時間で要点を伝え、意思決定を引き出したい場面」に最も力を発揮します。

【主な活用場面】
・朝礼・夕礼での進捗報告(1人1〜2分の限られた時間)
・上司への提案・相談(決裁判断を引き出す場面)
・顧客への提案(複数の選択肢から方向性を絞る場面)
・社内会議の意思決定パート
・採用面接での自己PR・志望動機

【期待できる効果】
・「結論は?」という質問が減る
・上司の判断スピードが上がる
・顧客の検討時間が短縮される
・自分の頭の整理にもなる

PREP法と他のフレームワーク比較(SDS法・DESC法・ホールパート法)

結論ファーストのフレームワークはPREP法以外にも複数あります。場面に応じて使い分けると、伝え方の引き出しが増えます。

フレームワーク 構成 向いている場面
PREP法 結論→理由→具体例→結論 提案・報告・プレゼン全般
SDS法 概要→詳細→概要 ニュース原稿・スピーチ
DESC法 描写→説明→提案→選択 アサーティブな依頼・反対意見
ホールパート法 全体像→部分→全体像 プレゼン構成・複雑な説明

新入社員にまず1つ選ばせるならPREP法が無難です。報告・提案・プレゼンの大半をカバーでき、構造が単純で身につけやすいためです。

PREP法を身につける練習方法

PREP法は知っているだけでは使えるようになりません。日常業務で実践するための3つの練習方法を紹介します。

練習1:書く前に4行メモを書く

メールやチャットを送る前に、付箋やメモ帳に「P:〜 / R:〜 / E:〜 / P:〜」を4行書く習慣をつけます。最初は時間がかかりますが、1〜2週間続けると頭の中で組み立てられるようになります。

練習2:日報をPREP形式で書く

毎日の日報を「今日の結論 → 理由 → 具体的な出来事 → 明日への結論」の順で書きます。毎日のアウトプットで型が定着し、文章の伝わりやすさが目に見えて変わります。

練習3:ロールプレイング型の研修で練習する

最も効果的なのは、ロールプレイング形式で「結論から話す」プレッシャー環境を作ることです。弊社では情報共有・コミュニケーションをテーマにしたビジネスゲームを提供しており、PREP法の実践練習に活用いただけます。

ジョブズもPREP法を意識していた?

ここでApple創業者スティーブ・ジョブズの動画を見てみましょう。

ジョブズのプレゼンテーション能力には定評がありますが、その要素の1つにPREP法を使っているから、という説があります。実際に動画を見ると、最初に「今日伝えたいことは3つです」と結論の数を明示し、各項目で理由と具体例を述べてから再度結論に戻る構造が確認できます。

よくある質問

Q. PREP法とはどのようなフレームワークですか?

PREP法は「Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)」の順で情報を伝える、結論ファーストのコミュニケーションフレームワークです。これにより、短時間で要点を明確に伝え、相手の理解と意思決定を促すことができます。新入社員研修での導入をご検討の場合は、実践的なトレーニングが可能な「野球のポジション当てゲーム」もおすすめです。

Q. PREP法はどのような場面で活用できますか?

PREP法は、朝礼での進捗報告、上司への提案、顧客への提案、会議での意思決定パート、採用面接での自己PRなど、短時間で要点を伝え、意思決定を引き出したい様々なビジネスシーンで力を発揮します。これにより「結論は?」という質問が減り、コミュニケーションの質が向上します。

Q. PREP法を効果的に使うためのポイントはありますか?

理由を伝える際には、個人の意見と客観的なデータを明確に分けて説明すると、より説得力が増します。また、抽象的な理由だけでなく、具体的な事例を添えることで聞き手の納得感を高め、最後に結論を繰り返すことで相手に求める行動を明確に伝えられます。

Q. PREP法を身につけるための練習方法はありますか?

日常業務でPREP法を定着させるには、メールやチャットを送る前に「P・R・E・P」の4行メモを書く習慣をつけることや、日報をPREP形式で書くことが有効です。実践的な練習には、ロールプレイング形式の研修が最も効果的で、「野球のポジション当てゲーム」のようなビジネスゲームも活用いただけます。

Q. 他のコミュニケーションフレームワークとの違いは何ですか?

PREP法は「結論→理由→具体例→結論」の構成で、提案や報告、プレゼン全般に向いています。SDS法(概要→詳細→概要)はニュース原稿やスピーチに、DESC法(描写→説明→提案→選択)はアサーティブな依頼に、ホールパート法(全体像→部分→全体像)は複雑な説明に適しています。新入社員には、汎用性が高く身につけやすいPREP法が特におすすめです。

Q. 企業研修でPREP法を教えるにはどうすれば良いですか?

PREP法を研修で教える際は、座学だけでなく実践的な演習を取り入れることが重要です。弊社では、情報共有やコミュニケーションをテーマにしたビジネスゲーム「野球のポジション当てゲーム」を提供しており、PREP法の実践練習に活用いただけます。対面での実施が難しい場合は、オンライン版の「野球のポジション当てゲームオンライン」もご検討ください。

Q. 「野球のポジション当てゲーム」はどのような研修教材ですか?

「野球のポジション当てゲーム」は、情報共有やコミュニケーションスキルを向上させるためのカード版ビジネスゲームです。5名から100名まで対応し、1〜2時間で実施可能で、多くの企業で新入社員研修などに導入され、高い満足度を得ています。PREP法の実践的なトレーニングにも最適です。詳しくは商品ページをご覧ください。

新入社員のコミュニケーション研修|野球のポジション当てゲーム導入をご検討の方へ

弊社では、PREP法をはじめとする結論ファーストのコミュニケーションを体験できるビジネスゲームをご提供しています。情報カード・運営スライド・進行マニュアル・ワークシートをセットにしたキット形式で、社内講師でも実施可能です。

代表例「野球のポジション当てゲーム」は、チームで情報を共有しながら正解を導くゲームで、必然的にPREP的な「結論+根拠」のやり取りが発生します。新入社員のコミュニケーション研修や情報共有研修の演習として多くの企業様にご利用いただいています。

野球のポジション当てゲームの詳細はこちら

野球のポジション当てゲーム

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