とある企業の人事担当者様から今年の新入社員について現場からこんな声が投げかけられたという相談を受けました。

今年の新入社員はパソコンも使えないのか。。。

実際に、採用担当者が新入社員のPCスキルの不足を感じるかという調査では57.2%の方がスキル不足を感じると回答されています。

新入社員 PC スキル
画像参照:http://nec-lavie.jp/common/release/ja/1702/0704.html

デジタルネイティブ世代と呼ばれて久しい近年の新入社員の方々ですが、パソコンが使えないとはどういうことなのでしょうか。原因を探り、対策を考えてみたいと思います。

スマホで何でもできる新入社員

大きな原因は、日常生活の色々なことがスマホで済むからだと考えられます。

パソコン 新入社員
画像参照:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO98167290Y6A300C1TZD000

上のデータを見れば明らかなように20代では最も頻繁に使う端末として6割の方がスマホを挙げています。

現在35歳の私も、仕事を除いた日常生活では6割程度はスマホを使っていると思います。スマホが便利になりパソコンでしかできないことは少なくなり、学生時代にPCを使う経験が少ないことがパソコンができない新入社員が増えた原因と考えれます。

スマホ世代がパソコンを使うと起きること

そんなスマホ世代の新入社員の方が、いざパソコンを使おうとすると以下のような、私のような35歳を越えたオジサン世代からしたらちょっと笑ってしまうようなことが起きるようです。

・マウスの使い方がわからない

・ディスプレイをタッチパネルと勘違いする

・(デスクトップPCの場合)ディスプレイの電源と本体の電源が違うことがわからない

・1本指でタイピングを始める

・ショートカットキーを全く知らない

特にタイピングについては1本指でというのはレアケースとしても、タイピング速度が遅いという声はよく聞きます。

実際に、就職活動経験者(大学4年生)のPCスキル(word、excel、powerpointなどの資料作成スキル)の必要性と自身のPCスキルに対する自信についてというアンケートによれば、95.6%もの学生がスキル不足を感じています。

新入社員 PCスキル 不足
画像参照:http://nec-lavie.jp/common/release/ja/1702/0704.html

パソコンが使えない新入社員への対策

ここまでは、データを紹介しながら、確かにPCスキルが不足していることを明示してきましたが、どのような対策を取ればよいのでしょうか?

パット考えられる対策をいくつか挙げてみました。

1.タイピングソフトを紹介し、ノルマを設ける

2.MOS試験の受験を推奨する

3.PCスキル研修を実施する

1.タイピングソフトを紹介し、ノルマを設ける

タイピングソフト
画像参照:http://www.sourcenext.com/product/pc/tok/pc_tok_001996/

一般的にタイピングの速度は1分間で80〜100文字程度とされています。

無料でできるタイピングのチェックもあるようなので腕試しチェックをやってみましたが、私の成績は以下のようなものでした。

インターネットでタイピング練習 e-typing

タイピング チェック 無料

このようなタイピングソフトを使って、まずはセルフチェックをしてもらい、場合によってはノルマを設けるというのもありかもしれません。

2.MOS試験の受験を推奨する

MOS
画像参照:http://mosget.com/mos/nanido.html

2つめはマイクロソフト オフィスス ペシャリスト資格、通称、MOSの受験を推奨するということです。

上画像のようにスペシャリスト(一般)レベルであればビジネスパーソンとしてはほぼ必須の知識となりますので勉強しておいて損はないと思います。

特に、EXCELを使えるかどうかは生産性にも大きな影響があるかと思いますので内定者のうちに勉強してもらうと良いでしょう。

3.PCスキル研修を実施する

ここまでは内定者研修として推奨、実施してもよいかと思いますが、新入社員研修としてもPCスキル研修を実施することも有効かと思います。

PCスキル研修 資料

弊社ではPCの基本的な使い方や、Office3製品(Word,Excel,Powerpoint)の研修で使えるパワーポイント資料の販売を行っています。
詳しくは下のリンクをご覧ください。

Excek 研修 資料

新入社員研修で使えるWindows・Microsoft Officeの研修資料の販売について

MOSレベルの知識・スキルはもちろん、ショートカットキーや、スクリーンショット、その他便利なツールの紹介などもできれば生産性が上がるでしょう。

その他便利なツールとは具体的にどんなものがあるかというと、会社によってセキュリティ上、インストールができないかもしれませんが、いくつか挙げてみます。

ブラウザ:Google Chrome

コマンドラインランチャー:bluewind(Windows) / Alfred(Mac)

ファイル共有:Google ドライブ / Dropbox

添付ファイル:宅ふぁいる便

ビジネスチャットツール:Slack / Chatwork

添付ファイルなどは会社ごとに利用している専用のソフトがあるかと思いますが、ない場合は宅ふぁいる便などを教えてあげると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。スマホ世代の新入社員のPCスキルが不足していること、そのための対策についてご紹介しました。

個人的には会社の業務もスマホやタブレットでできるように企業側も変化していきべきだと感じています。


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