コンセンサスゲームで伝えている合意形成のポイント
弊社ではNASAゲームを始めとしたいくつかのコンセンサスゲームを提供しています。
NASAゲームについてはこちらを御覧ください。
グループワークで使えるNASAゲームのやり方
【New!】オンラインでのコンセンサスゲーム
なお、新型コロナウイルス感染拡大の影響によってzoomなどのウェブ会議システムを利用したオンラインでの実施をご検討中の方は下記の記事を御覧ください。
なお、伝えている合意形成のポイントはオンラインでも基本的には同じです。
オンライン研修で実施可能なコンセンサスゲーム!NASAゲームオンライン
それでは本題に移りましょう。
コンセンサスゲームのポイントはその名の通り、合意形成(コンセンサス)なのですが、弊社ではゲームの後の振り返りの時間に以下のポイントで合意形成のポイントを伝えています。(2019年2月現在)
2.合意形成とは「XX」に合意することである
そもそも、なぜ人と意見が違うのか
もし、他の人と意見が一緒であれば合意形成は必要ないはずです。しかし、現実はそうではありません。そこで、合意形成のポイントの1つとしてなぜ人と意見が違うのか(異なるのか)を伝えています。
社会派ブロガーで知られるちきりんさんも書いていますが、人と意見が違うのにはいくつかの要因が考えられます。
なんで意見が違うのか – Chikirinの日記
上図の通り、持っている情報の違い、情報の解釈違い、目的の違い、価値観の違いの4点です。(ちきりんさんは5つめとして「言葉の使い方の違い」を挙げています)
上図のカッコの部分はNASAゲームでいうとどういうことか、の具体例を記述しています。
この4つの要因のうち、情報と解釈は話をする中で比較的共有されやすいのですが、目的や価値観は他の人も自分と同じだろうというバイアス(思い込み)が働き、共有されづらい傾向があります。
合意形成とは「XX」に合意することである
ここまでは人との意見の違いが発生する要因を伝え、だからこそ合意形成が難しいこと、そして重要なことを理解していただきます。
では、結局、合意形成をするにはどうしたら良いのか?ということになりますが、最も重要なのは「目的に合意すること」であると考えています。
ビジネスの世界では特に、目的がずれてしまうと後からやり直し作業が発生し、無駄足を踏むことになります。
もちろん企業理念への共感など価値観への合意まではできればベストだと思いますが、社外の人たちとのやり取りの中ではまずは目的への合意が先決だと思います。
つまり、合意形成を一言で言えば「目的に合意すること」と言えると思います。
また、情報や解釈はコミュニケーションのなかで早めに共有することも大事です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は弊社が実施しているコンセンサスゲームで伝えている合意形成のポイントをご紹介しました。(2019年2月現在)
ゲームを使った研修と聞くとゲームだけ実施しているように思われる方もいるかと思いますが、ゲームと現実を絡めた振り返りを行うことで体験から腹落ちする学習を促進することができます。
事例として紹介したNASAゲームについてはこちらを御覧ください。