チームビルディングのアクティビティの1つとしてフラフープを使ったゲーム
ヘリウムリング」という有名なゲームがあります。

以下の様なフラフープを何人かの人差し指で支えている画像を見たことがあるのではないでしょうか。

ヘリウムリング
参照元:http://icebreak-iroha.jp/icebreak/helium-ring(現在は停止中)

今回はヘリウムリングのやり方について書いていきたいと思います。

ヘリウムリングのルール

ヘリウムリングのルールは以下の通りです。

〜準備〜
A.6〜10名で1チームです(人数が少ないとやや簡単になります)
B.1チームにつき、1つのフラフープを用意します
C.フラフープを中心としてメンバーはフラフープを囲みます
D.利き手の人差し指の第一関節につくようにフラフープを乗せます
 ※メンバーの身長が異なるため、適度な高さで保ちます

〜実施〜
E.フラフープを地面につけることができたらゴールです
F. 誰の指もフラフープから離れてはいけません
G.指が離れてしまったり、第一関節以外の部分でフラフープを触れてしまった場合は
 最初の高さまで戻します
H.制限時間は5分間です

フラフープを人差し指に乗せて、離れないように、フラフープを下げる、というとてもシンプルなルールです。

ファシリテーターは誰の指もフラフープから離れていないか、第一関節以外の部分でフラフープを触れてしまった人はいないかを注視し、発見した場合は最初の高さまで戻すように促します。

ヘリウムリングを実施すると起こること

とてもシンプルなルールで簡単そうに思えると思います。
しかし、そんなに簡単ならこのゲームがチームビルディングのアクティビティとして有名になることはありません。

ヘリウムリングを実施すると以下のことが起こります。

・全員がフラフープから指を離すまいとして、くっつける意識が高くなる
・その結果、フラフープは下に下がるどころか、逆に、上に上がってしまう
・リーダー役が現れ、「せーの」で下げようと言い出す
・それぞれの下げるスピードが合わず、うまくいかない
・うまくいかないので、チームにやや混乱が生まれる
・サブリーダーが現れ、リーダーが掛け声を、サブリーダーが状況把握を担う
チーム内にルール(ぽいもの)が生まれ、ゴールが見え出す
・経験から学び、ゴールできる(or タイムオーバー)

ファシリテーターの方は実際に実施している様子を見て気になったことをメモしておきましょう。

ヘリウムリングとタックマンモデル

上記のプロセスはグループがチームになっていく上で必要とされるタックマンモデルという理論にそっくりです。

ゲーム後の振り返りでは以下の動画のような解説をしています。
弊社提供の動画マニュアルより)

タックマンモデルについて詳しく知りたい方はこちらを御覧ください。

タックマンモデルとフェーズごとの推奨施策とは

ファシリテーターの方はゲーム後の振り返りを行うにあたって、ゲーム実施中にでてきた事象とタックマンモデルを絡めて解説すると良いでしょう。

タックマンモデルを通してグループからチームへと変容していきます。

タックマンモデル

その他ヘリウムリングを実施にあたって

準備物:フラフープ(チームに1つ)、ストップウォッチ


https://amzn.to/3OFm4z5

※ルール説明、振り返り用の投影スライドがあるとさらに良いです

実施回数:2〜3回
複数回実施することでPDCAサイクルを回す練習にもなります
 複数チームあればタイムトライアルにするのもよいでしょう。

弊社ではヘリウムリング(とフープリレーというアクティビティ)を実施するための運営キットをご提供しております。

運営キットにはフラフープのレンタル(2本)、ルール説明、タックマンモデルの説明も含まれた振り返りで使える投影用スライド(pptx形式)および、社内講師用の動画マニュアルが含まれます。

実施日まで時間がなく、お急ぎの場合や、準備工数を削減したい場合はぜひお声がけ下さい。(下記、お問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。)

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