2015年7月16日
島根県の高校生に遠隔でプログラミング講座を実施した結果
以前の記事に書いたのですが、弊社では3月より実験的に
島根県海士町の高校生1名に対して、弊社のプログラミング学習用
e-learning「ゼロプロ」(0からのプログラミング講座)を使って
プログラミング講座を実施していました。
島根県の高校生へのプログラミング講座を実施しています
先日、全てのカリキュラムが修了したことを受けて、本人と
現地でコーチ(簡単な質問に答えたり、進捗を管理してくれる人)を
してくれている方に感想を伺いました。
高校生が感じたゼロプロのメリット
高校生が感じたゼロプロのメリットは以下の3点でした。
1.課題を提出しないと先に進めない
⇒わからないとき先の内容を見てしまうことがない
2.エラーバスターという機能があること
手軽にどこが間違っているのかを教えてくれるのはありがたかったです。
※エラーバスターとは、画面に英語で表示されるエラーを日本語に翻訳し、
どのあたりに、どのようなエラーがあるかを分析してくれるツール
3.課題に段階があり、順番が整っていること
⇒少し前にやった内容を次の課題でもすぐに使うので、
本当に理解しているのかがわかりますね。
高校生が感じたゼロプロのデメリット
一方、ゼロプロのデメリットには以下の2点を挙げてくれました。
1.質問するのに少し勇気が必要でした
⇒こんなしょうもないことで質問してもいいのかな?とか思ってしまいました。
※ゼロプロでは、画面上から講師に質問することができます。
2.1人だけでやりきるのはモチベーションが続かない
⇒e-learningは基本的に個人作業で、対人ならすぐに聞けるし、
先生もその受講生に合った教え方ができる。今回はコーチがいてくれたから続けられた。
実施してみての弊社としての学び
私、個人的な振り返りとしては
・解けるまで次の問題が見れない、といったシステム的な制約がメリットになった
・質問という機能は用意されているが、心理的なハードルが利用を阻害する
・人が集まって作業をすることはモチベーション管理に繋がる
・質問という機能は用意されているが、心理的なハードルが利用を阻害する
・人が集まって作業をすることはモチベーション管理に繋がる
という3点が学びになりました。
システムという無機質で冷たい印象のあるものに対して、どのようにして
フレキシブルで、接しやすい要素を加えていけるか、が今後の改善ポイントだと感じました。