今回は研修にビジネスゲームを導入する際の障壁として、弊社サービスの導入についてハードルを感じているお客様向けのご説明となります。

実感覚としてビジネスゲームという研修方式はここ数年で企業研修として多くの企業で受け入れ始められていると思いますが、それでもゲームというものに対する遊びとしての側面が特に我々日本人には染み付いていて、ただの遊びでしょという理解が導入についてのハードルとなっていると思います。

と、個人的な見解だけを述べても仕方ないので、日本におけるシリアスゲームの権威である東京大学 准教授の藤本徹氏の文献をご紹介したいと思います。

ゲーム学習の新たな展開
藤本徹(2015)
放送メディア研究 P.233-252

https://www.nhk.or.jp/bunken/book/media/pdf/2015_34.pdf

こちらの文献ではゲームを教育現場に導入する際の障壁として、米国での調査結果が掲載されています。それが下図です。

ゲーム 教育 障壁
画像引用: ゲーム学習の新たな展開 P.248
図 3 授業へのゲーム導入の障壁

時間の障壁

最も多くの人があげた障壁がゲームを使った学習活動を行うために十分な時間が確保できないことのようです。

確かに、教育としてのビジネスゲームの実施にはルールの説明⇒実施⇒振り返りという3ステップが必要となり、場合によっては実施について練習と本番に分けることを考えると、座学形式、ディスカッション形式と比較すると時間が掛かるかもしれません。

実際に弊社のゲームでもビールゲームのようにルール説明〜振り返りまで含めて3時間の実施時間を推奨しているゲームもありますし、同業他社様が提供されているゲームには4時間以上推奨のものも少なくありません。

なお、弊社ではこの点について原則2時間(オンラインの場合は1.5時間)で実施できるゲームを多数用意しております。

詳しくはこちらをご覧下さい。

短時間(30分〜1時間)でできるチームビルディング用ゲーム5選

コストの障壁

次に多くの人があげた障壁がコスト的な問題で環境整備が難しいことということで、コスト(料金)面の問題です。

これについては2つの観点があると思います。1つ目はオリジナルゲームを作ろうとした場合、2つ目は講師派遣型におけるコストについてです。

1つ目のオリジナルゲームを作ろうとした場合は、上図3つ目の要因である技術面のリソース不足も相まって、コストが掛かります。
具体的にオリジナルゲームを制作を専門会社に依頼するとカードゲーム or ボードゲーム形式で300万円以上デジタルゲーム形式だと少なくともその1.5倍以上はコストが掛かると思います。特にデジタルゲームの場合、社内で開発するにはエンジニアがいない、そこに時間を割けないという問題があると思います。

2つ目の講師派遣型におけるコストについては、上図7つ目の要因であるゲームを用いた指導の知識不足と関連して、社内講師で実施が難しいと判断され、外部講師の派遣を依頼しようとしたが、そうなると予算オーバーとなってしまうという可能性があります。

なお、弊社ではビジネスゲームのレンタルという形式で社内講師で実施ができるように運営用スライド、社内講師向け動画マニュアルを提供し、社内講師でも安心して実施いただけるようにサポートしております。

そう言われても受講者満足度って下がっちゃうんじゃないの?と思われるかもしれませんが、弊社ホームページでは利用後のお客様からのアンケートの受講者満足度を下記に掲載しておりますので、こちらを見て頂ければ多くのお客様で受講者満足度高く実施いただけたことがわかると思います。

ビジネスゲーム一覧と受講者満足度

まとめ

いかがでしょうか。研修にビジネスゲームを導入したいんだけどな、と考えていた時に上記のような障壁、ハードルを感じていた方にとって少しでもハードルを下げる要因になっていれば幸いです。

ぜひ下記もご覧頂ければと思います。

ゲーム学習の新たな展開
藤本徹(2015)
放送メディア研究 P.233-252

https://www.nhk.or.jp/bunken/book/media/pdf/2015_34.pdf


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