財務研修「財務の虎」実施の流れ

今回は、楽しく学べる財務研修「財務の虎」の実施の流れをご紹介します。

対象人数:3〜25名以上(1チーム 3-4名)
実施時間:3時間程度
実施環境:プロジェクター、各チームに1つのテーブル
特徴:
貸借対照表、損益計算書などの会計・財務知識をゲームを通して学びます。
・ゲームを使って学ぶことで「難しい」と敬遠されがちな会計・財務研修を楽しみながら学ぶことができます。 
・キットや運営用のスライドが用意されているので、社内講師の方でも簡単に実施できます。

ゲームの設定

みなさんはインテリアショップの経営者です。
ゲームの基本的な流れは商品を仕入れ、顧客に販売を行うことです。
商品には、「イス」「本棚」「ベッド」の3種類があり、それぞれ仕入れ値(原価)、売値は決まっています
ゲームを4期(4ラウンド)実施し、最終的に4期目終了時点での利益剰余金が一番多い人が優勝となります。

それでは、実施の流れのご紹介します。

「財務の虎」実施のタイムライン 3時間推奨

①ルール説明(約10分)

財務の虎のゲームルールについて説明します。
ゲームの性質上、会計用語等も出てくるので、一気に説明しても理解が追いつきません。

そこで、各手順(仕入れ、販売、給与計算・・・)ごとに、参加者の手元にある進行シートと、運営スライドを表示しながら説明を行う事でスムーズに進行できます。

②仕入れ

最初に各参加者は資本金として、現金200(千円)を持っています。
まずは各家具の仕入れ個数を決め、仕入れを行います
仕入れたものが全て売れるとは限りません。
進行シートに、仕入れ数、仕入れ金額、仕入れ合計を記入します。

③販売

仕入れが完了すると、現金の一番少ない人から順に、場に置かれている売上カード(下画像の女性が手に持っているカード)を取る事ができます。
売上カードには、各商品の販売できる数量が記載されています。
ただし、カードに5と書いてあっても、在庫がなければ販売できません。これは機会損失となります。

売上カードによって書かれている数が違うので、

「もっとイス仕入れておけば売れたのに」
「本棚の在庫が足りない、、、」

という事が起こります。

進行シートに、販売金額、原価金額を記入します。
売上の合計を現金チップで受け取ります

④給与計算

給与を計算します。第1ラウンドでは社員は1名ですが、第2ラウンド以降、社員を採用する事もできます。
社員を採用すると、より多くの商品を販売できるようになります。

ただし、社員を採用する時には採用費が掛かります。受講者は採用費を支払って社員を採用するほうが得なのかどうかを自分で考えることになります。

⑤当期純利益の計算

PLシートを使い、当期純利益を計算します。
計算式が用意されているので、それに従って当期純利益を計算し、それをBSシートに反映して利益剰余金の金額を確定させます。

ここで、BSとPLがどのようにつながっているのかを理解することができます。

⑥監査

計算間違いを防ぐため、隣の人とPLシートを交換し、当期純利益の相互チェックを行います。
なお、財務の虎では計算間違いを講師側がチェックできるツールを用意しています。

ここで貸借一致の確認が取れて、第一ラウンドが終了となります。

それぞれの手順の進行は、運営スライドを写し説明しながら行うので、会計知識がない状態でも、ゲームを楽しみながら理解を深める事ができます。

⑦第2ラウンド以降の実施

第2ラウンドも、今までと今までと同じ②〜⑥のフローを繰り返しますが、第2ラウンドからは、「借入」「社員の採用」が可能となります。

そのため、

社員数を増やして一気に販売数を増やす
採用や借入は行わず、スリムな経営を目指す

という戦略の幅が広がります。
当然最終目標は利益剰余金の最大化なので、売上が大きければ勝てるという訳ではなく、給与や借入が利益にどう影響するかを学ぶ事ができます。

⑧振り返り&ミニ講義

ゲームの振り返りと、会計基礎についてのミニ講義(※画像参照)を行います。
通常の会計講義だと、初心者の人にとってはかなりとっつきにくい内容になりますが、一度ゲームで体験している内容なので、難しい会計用語も、体験を通して理解が深まります。

借入をして社員を無理に雇ったのに、売上が思ったより上げられなかったから、利益を出せなかったのか・・・

というように、ゲームを通して全体像を理解してから講義を受講することで、より深い理解につながります。

振り返り

振り返り

特に、PLについてはご存知の方も多いのですが、BSとPLの繋がりについてはゲームを行うまで理解していなかったという方も多くいらっしゃいます。

導入企業の声

財務の虎を導入頂いたクックパッド様の声をご紹介させて頂きます。

Q. 受講者の反応はいかがでしたか?

A. 会計・財務という分野は人によっては苦手意識を感じがちな分野だと思うのですが、もともとの志向や職種関係なく、とても盛り上がっていました

Q. 会計・財務研修ゲームを実施してみてどのような効果があったと思われますか?

A. ゲーム研修の前後に座学の研修を挟んだのですが、ゲーム研修後は座学部分への取り組み姿勢や興味関心度も高まっているように感じました。
座学で聞いた用語が、彼らの中でつながったのではないかなと思います。

Q. 全体を通して葛西様の率直な感想を教えてください

A. とても有意義な研修でした。会計の講師をする上で一番苦労するのは、B/Sのストック、P/L及びC/Fのフローという概念を説明することです。

この点、ゲームを利用することで、単なる言葉での理解ではなく、体で覚えることができたと思います。

Q. 最後に、受講者の感想の中で印象的なものがあれば教えてください

A.
「バランスシート、PL、キャッシュフローや、減価償却など、言葉だけ知っていたような事がゲームの中に組み込まれていたので、体で覚えることができた。」

経営者の視点を持つきっかけになりそうだなと思った」

「モノの売買の仕組みや、それに紐づく会計の仕組みがゲームを通して理解できた

という声がありました。

キャッシュ・フロー、減価償却については財務の虎レベル2で取り扱っています。

導入社数と受講者満足度

2024年2月現在、財務の虎の導入社数は約110社、受講者満足度は5点満点で平均4.74となっております。

最新の満足度はこちらをご覧ください。

財務の虎の実施を検討される方へ(無料サンプル貸出あり)

弊社では講師派遣以外の選択肢として、ゲームキットレンタルによる社内講師での実施が可能です。コストを抑えて実施したいという場合はキットレンタルをご検討下さい。

財務の虎の概要はこちらをご覧ください。

詳細な資料や、無料のサンプル貸し出しをご希望の方はまずは下記より資料請求をお願いします。

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その他、実施時期や受講人数など(300文字以内)


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