研修内製化の効果(メリット)と課題(デメリット)
2018年10月号の企業と人材で年に1度の教育研修費の実態が特集されていました。
企業と人材 ホームページ
その中で研修内製化への取り組み状況の紹介がありました。
研修内製化に取り組んでいる企業が69.3%ということで3年前の調査よりも1.9ポイントほど増加していました。
弊社が提供しているビジネスゲーム研修は講師派遣型だけではなく、キットレンタルによる社内講師で実施可能なコンテンツとなっていますので(一部ゲームを除く)、研修内製化の一端を担っていると言えます。
弊社提供のビジネスゲーム一覧
研修内製化の効果と課題
また、研修内製化を進めたことによる効果と、内製化の課題、取り組まない理由の調査についても紹介がありました。
研修内製化を進めたことによる効果で回答が多かった2項目は下記となります。
2.自社固有のニーズに対応(57.1%)
過去の記事でも研修を内製化することのメリットとして研修費用の削減と自社向けのカスタマイズについて書いておりますが、まさにそのとおりになっています。
研修会社に委託することのメリットとデメリット
ただし、内製化の課題、取り組まない理由としては下記の2項目は回答が多くなっています。
2.人材開発部門のマンパワー不足(41.4%)
この2項目は前回の調査よりも20ポイント以上増加しており、研修内製化に取り組み始めて感じた体制の不十分さが明らかになった結果と言えます。
弊社としてのご提案
研修を内製化は、実際の費用は減るが、人的コストが高いというのが現状だと思います。
弊社としては全ての研修を内製化するのではなく、内製化すべき研修とそうでない研修を分けて考えるのが良いのではないかと思います。
具体的には以下のように分けるのを推奨します。
内製化すべき研修
・毎年必ず実施される一般的な内容の研修(ビジネスマナー等)
・自社独自の内容(文化や技術など)の研修
外部に委託したほうが良い研修
・最新の知識/やり方を取り入れた研修(例:レゴブロックを使った研修など)
・専門性が求められる研修(メンタルヘルスや財務会計など)
その他
・社内に講師をできる人材がいない場合
・社内に研修のノウハウがない場合
・準備期間が取れない場合
まとめ
データからは研修内製化は着実に進みながらも、現場はバタバタしているというのが読み取れます。
内製化、外注の良いところを活かしながら効果的な研修が実施できれば理想だと思います。
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