企業研修に反転学習を導入!初心者でも成功する2つの方法とコツ

目次
1. 反転学習とは?
2. 反転学習の効果は?
3. 企業研修に反転学習を導入する2つの方法とコツ
4. おすすめ書籍
5. まとめ
今回はここ数年話題となっている反転学習について書いていきたいと思います。
反転学習は学校教育の話でしょ?と思われる方もいるかもしれませんが、企業研修でも効果的に活用できます。
今回は企業研修における反転学習を取り入れる簡単な方法を紹介します。
反転学習とは?
まず、簡単に反転学習について解説しておきたいと思います。事前に動画見てから授業(研修)に参加して、授業(研修)ではディスカッションとかやるんでしょ?というところまでは浸透してきていると思います。
反転授業の定義は以下のようになっています。
授業で意見交換をしたり学び合い・教え合いをしたりする授業形式のことです。
そして、Strayerは以下のように述べています。
より深い学習の機会が増えたことが反転授業の核心だ
引用:効果的な反転授業の提案と実験による評価
梅澤 克之(2018)
反転学習の効果は?
気になるのは反転学習の効果だと思います。学校教育においては効果が出ているという報告が上がってきています。
授業の合格率は元々の59%から91%に上がった。
Bidwellは、別の工学コースでD+からCへのコース平均点の改善を報告した。
引用:効果的な反転授業の提案と実験による評価
梅澤 克之(2018)
学習効果以外の反転学習のメリットとして、特に企業研修での活用を考えると以下の2点が挙げられます。
2.当日の研修時間を短くできる(可能性がある)
どちらも受講者が業務で忙しいという前提ですが、忙しい業務の中で、研修で4〜8時間の時間拘束が難しいというケース(要望)はあると思います。
そこで講義パートについては動画で自分の好きな時間に閲覧可能にして、当日のカリキュラムをディスカッションなどに重点を当てることで研修時間を2〜4時間程度に短縮することが可能かもしれません。
企業研修に反転学習を導入する2つの方法とコツ
【要点】反転学習を企業研修に導入する方法は大きく2つ。①TEDやYouTubeを事前学習動画として活用し、研修当日はディスカッションに集中する方法、②ジグソーメソッドで複数の動画を受講者ごとに分担視聴し、当日に相互教授で統合する方法です。どちらも特別なツール導入が不要で、明日からでも実践できます。
では、実際に企業研修に反転学習を簡単に取り入れるにはどうしたらいいのか?という問題ですが、ここでは2つの方法をご紹介したいと思います。
2.ジグソーメソッドを活用する
1つめの事前学習動画にTEDやYouTubeを活用する、ですが、反転学習を行おうと思った時に大変なのが事前動画をどうやって準備するかということだと思います。
1回の研修用にe-learningシステムを導入するわけにも行かないと思いますので、TEDやYouTubeを活用するのが良いかと思います。
TEDには研修で使えそうな動画が多く掲載されています。例えば、リーダーシップ研修ではサイモン・シネックのゴールデン・サークルの動画が有効かもしれません。
TED Talks(外部サイト)
また、YouTubeにもGLOBIS知見録などのチャンネルがあり、事前学習に利用できそうです。
GLOBIS知見録 youtubeページ
例えば、以下の動画ではウェルビーイングについて言及されています。
このようにすでに世の中にある無料で使えるツールを活用するという方法があります。
2つめはジグソーメソッドを活用するという方法です。
ジグソーメソッドとは以下のように定義されています。
それぞれに学び、それを互いに教えあい、統合するという学習方法である。
ある領域については知っていても、ほかの領域については知らない。そうすると、
そもそも理解レベルには差ができている。また、ある領域を知っているものは、
ほかの領域の知識をほかの人から説明された際に、何らかの新鮮なコメントを
行える可能性がある。よって、相互に理解を促進することができるのである。
引用:https://jinzai.diamond.ne.jp/
ということで、例えば、リーダーシップ研修を行う際に、あるグループにはミッション・ビジョン・バリューについての動画を見てもらい、別のグループにはサーバントリーダーシップについての動画について見てもらう、という形で異なる動画を見てもらった上で、当日のディスカッションに臨んでもらうという方法です。
これによって1人の受講者が複数の動画を見なくても良いため、事前学習の時間が短縮できること、また、当日に学習できる知識があることで研修への満足度が向上する可能性が高まります。
おすすめ書籍
【要点】反転学習をさらに深く学びたい担当者には、ジョナサン・バーグマン/アーロン・サムズ著『反転授業―基本を宿題で学んでから、授業で応用力を身につける』(オデッセイコミュニケーションズ)がおすすめ。反転学習発祥の理論と実践事例が体系的に解説されています。
反転学習についてより深く学びたい方にはこちらの書籍がおすすめです。
まとめ
【要点】反転学習は「TEDやYouTubeを活用した事前学習動画」と「ジグソーメソッド」の2つの方法で企業研修に導入できます。研修時間を2〜4時間に短縮しながら学習効果を高められ、忙しい社員にも無理なく取り入れられる仕組みです。
今回は企業研修に反転学習を導入する2つの方法とコツをご紹介しました。
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