職場におけるパワハラ尺度 3因子18項目インフォグラフィック

今回は職場におけるパワハラ尺度というものを紹介したいと思います。

当然ながら、パワハラとはパワーハラスメントの略で、2019年5月にいわゆるパワハラ防止法が成立し、大企業では2020年6月、中小企業では2022年4月から施行されます。

この改正法により、企業は職場におけるパワーハラスメント防止のために雇用管理上必要な措置を講じることが義務となります。

このような背景から、企業におけるパワハラ対策が注目されています。そこで、今回は職場におけるパワハラ尺度を紹介し、どういう行動、状態、態度がパワハラにつながっているのかを知って頂ければと思います。

なお、こちらの記事は下記の論文を引用しております。

職場パワーハラスメント尺度の新規開発
鄧 科, 津田 彰, 仁位 百雲子, 山廣 知美, 入江 正洋

日本心理学会第81回大会(2017)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pacjpa/81/0/81_3C-094/_pdf/-char/ja

早速、論文中で紹介されているパワーハラスメント尺度をご覧頂ければと思います。


画像引用:職場パワーハラスメント尺度の新規開発 表1(赤枠は弊社で追記)

上画像の通り、パワハラ尺度では、パワハラを行為、状態、態度の3つの因子に分けて説明しています。ざっくりと書けば、該当する項目が多ければ(という回答者が多ければ)、職場においてパワハラが蔓延している可能性が高いと言えるでしょう。

以前にも、パワハラの6分類(下画像)についてご紹介しましたが、こちらの分類よりも上記の18項目の方がより、パワハラとは何かを具体的に表現しているように感じます。

パワハラ 6分類

過去記事はこちらをご覧ください。

パワハラ研修で伝えておきたいパワハラの種類

論文では、調査のためにソーシャル・キャピタル質問票(SC)を利用されており、こちらの得点が半年間にパワハラ体験のある人と、体験のない人で比較すると、パワハラ体験のある人のSC得点が有意に低かったということで、こちらも面白い知見だと思います。詳しくは論文をご覧ください。

なお、パットナムによるソーシャル・キャピタルとは、下画像の通り、(社会的)信頼、ネットワーク、(互酬性の)規範の3つの要素からなっています。


画像引用:https://www.join-the-dots.net/blog/socialcapital-03

まとめ

いかがでしょうか。今回は職場におけるパワハラ尺度をご紹介しました。
論文自体は1ページのものですが、時代にマッチしていて学びがありますのでぜひ読んでみて下さい。

職場パワーハラスメント尺度の新規開発
鄧 科, 津田 彰, 仁位 百雲子, 山廣 知美, 入江 正洋

日本心理学会第81回大会(2017)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pacjpa/81/0/81_3C-094/_pdf/-char/ja

ハラスメント関連製品のご紹介

弊社ではハラスメントについての認識のズレを見える化する研修ツールをカード版オンライン版の2種類ご用意しております。

ハラスメントフラグは、セクハラ・パワハラなどの設問カードに対して受講者が「ホワイト(真っ白)/ライトグレー(白に近い)/ダークグレー(黒に近い)/ブラック(真っ黒)」の4段階で回答する研修ワークです。グレーゾーンの濃淡まで含めて自分の感覚を表明するため、チーム内で同じ行為でも人によって判断が違うことが可視化されます。

例えば、こんな設問が登場します。

上司から部下への「いい大学出てるんだからこれぐらいできるよね?」という発言は、以下の4択のどれでしょうか?

・ホワイト ⇒ 全くハラスメントではないと思う
・ライトグレー ⇒ 微妙だがハラスメントではないと思う
・ダークグレー ⇒ かなり怪しいがハラスメントではないと思う
・ブラック ⇒ 完全にハラスメントだと思う

あなたならどう判断しますか? 実はこの設問、2026年2月時点でオンライン版は1500名以上の方にご利用いただいており、自分の感覚が多数派なのか少数派なのかを回答データと比較できるのが面白いところです。「自分は普通だと思っていた判断が、実はチームの中で浮いていた」という気づきが、行動変容のきっかけになります。

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ハラスメントフラグ オンライン版

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ハラスメントフラグ オンライン版の回答画面

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認識のズレを見える化するハラスメント研修グループワーク「ハラスメントフラグ」


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