SDGs共有地の悲劇ゲーム オンライン|共有地のジレンマからシステム思考×SDGsを学ぶ研修ゲーム

【結論】「SDGs共有地の悲劇ゲーム」は、システム思考とSDGsのつながりを体感的に学べる研修ゲームです。
プレイヤーは漁師として持続可能な漁場運営を目指し、個人の利益と全体の持続可能性のジレンマを体験します。
ゲーム後のアフターストーリーを通じて、SDGsの各目標の相互関連性や長期視点の重要性を理解できます。
社内講師による運営も可能で、SDGs共有地の悲劇ゲームオンラインを中心に、対面版にも対応しています。

目次

1. SDGs共有地の悲劇ゲームの概要
2. ゲーム後のアフターストーリー
3. 実施事例
4. よくある質問
5. システム思考×SDGs|SDGs共有地の悲劇ゲーム導入をご検討の方へ

今回は弊社の新製品であるSDGs共有地の悲劇ゲームについて紹介したいと思います。
SDGs共有地の悲劇ゲームのコンセプトはシステム思考×SDGsとなっています。

ゲームとしてはできるだけシンプルながら、実際にやってみると難しいという構成を目指していて、さらに、ゲームが終わった後にちょっとしたサプライズが用意されているという形となっています。

※本ゲームは先にオンライン版の提供を開始し、新型コロナウイルスの影響がもう少し落ち着いたタイミングでリアル(オフライン)版の提供を開始する予定です。

なお、共有地の悲劇とはシステム思考の1つのツールである「システム原型」の1つです。
こちらについては過去記事で紹介していますので参考にして下さい。

簡単に解説!システム原型その4:共有地の悲劇

SDGs共有地の悲劇ゲームの概要

まずはゲームの概要を紹介したいと思います。共有地の悲劇のよくある事例として漁場の漁師がありますが、このゲームも漁場で漁をする漁師という設定です。

ゲームのコンセプトとしてシステム思考の他にSDGsとうたっていますが、このゲームはSDGsの17の目標の14番目の海の豊かさを守ろうがゲームの設定となっています。

このゲームを企業研修として実施する際に自社にとって「海の豊かさを守ろう」の関連度が低いという場合もあると思いますが、最後まで読んで頂ければ、業界関係なくSDGsへの理解が深まる内容になっていることがご理解頂けるかと思います。

SDGs 海の豊かさを守ろう
画像参照:https://www.unic.or.jp/

ゲームは3〜4名1チームで実施します。

共有地の悲劇 ゲーム

ゲームのゴールは6ラウンドが終了したときに、チームとしては漁場の魚を0にしない、かつ、個人としては最も多くの現金を保有しているプレイヤーの勝利です。
ただし、ゲーム終了時も含めて、どこかのラウンドで漁場の魚が0匹となってしまった場合は全プレイヤーの敗北となります。漁場に魚がいなくなったら全員が廃業してしまう、ということです。

魚をたくさん獲って売れば、現金が獲得できてゲームの勝利に近づきます。
しかし、他のプレイヤーも同じ様に考えると、乱獲が起こり、漁場の魚が一気に減ってしまいます。

まさに、SDGsのように持続可能な漁場運営が求められるわけです。

ちなみに漁場には上画像のように魚とプラスチックゴミが存在しています。
プレイヤーは各ラウンドで魚を何匹獲るか、そして、プラスチックゴミを何個回収するかを選択します。

魚を獲れば現金が獲得できますが、プラスチックゴミは回収しても現金を獲得できないどころか、回収作業に掛かる分の現金を支払うことになります。つまり、ゲームの勝利から遠のいてしまうわけです。

では、プラスチックゴミなんて回収しなければ良いではないか、と思うかもしれませんが、それでは持続可能な社会の実現とはいきません。

現実問題としても、ユニセフのホームページにもプラスチックゴミの問題が取り上げられています。

ユニセフのホームページ

システム思考 研修 ゲーム

実は、各ラウンドの最後には魚が卵を生んで漁場に魚が増えるのですが、同時にプラスチックゴミも1つ増えます

この時、魚が増える数についてはプラスチックゴミが無いマスだけ(上画像参照)となります。

つまり、魚を多く増やそうと思ったら、プラスチックゴミを回収し、空きマスを確保する必要があります。

ただ、先ほどもお伝えしたとおり、プラスチックゴミを回収すると支出が発生するため勝利からは遠のいてしまう。
みんなで同じ数のゴミを回収すれば平等だけど他のプレイヤーも協力してくれるかはわからない、というモヤモヤがあります。

SDGs ゲーム ランキング

最終的には6ラウンドが終了したときに、最も多くの現金を保有しているプレイヤーの勝利となります。

実際のゲームをデモンストレーションしている動画をご覧いただけます。

ゲーム後のアフターストーリー

【要点】「SDGs共有地の悲劇ゲーム」は、単なる勝敗で終わらず、6ラウンド終了後にアフターストーリーが用意されています。これは、ゲーム終了時の魚とプラスチックゴミの数、経済格差、社会インフラの維持困難といった3つの視点から、SDGsの相互関連性と長期的な視点の重要性を示唆します。3つのアフターストーリーをすべて達成できるチームは全体の10%程度であり、今すぐの行動が重要であることを伝えます。

実はこのゲーム、6ラウンド目が終わって優勝者が決まっておめでとう!で終わるゲームでは「ありません」

実際にゲームをやってみると、持続可能な漁場を重視しすぎるがあまり、自分はあまり魚を獲らず、みんなのためにプラスチックゴミの回収に徹するプレイヤーが出てくることがあります。

または、プラスチックゴミの回収はそこそこにして、かつ、6ラウンド目が終わればゲームは終わりだから、最後のラウンドはみんなでたくさん魚を獲ろうぜ!となるチームもあります。

共有地の悲劇 ゲーム アフターストーリー

そんな状況を踏まえて、このゲームでは6ラウンド目終了後、アフターストーリーというものが用意されています。

アフターストーリーには3つの視点があります。

1.ゲーム終了時の魚の数とプラスチックゴミの数
⇒ゲーム終了時の魚の数が一定以下、または、プラスチックゴミの数が一定以上の場合、
X年後に海の豊かさが損なわれてしまった、という結果になる。

2.1位と最下位の保有現金の差額
⇒同じチーム内の1位の人と最下位の人の保有現金の差が一定以上の場合、
経済格差が発生し、SDGsの17の目標の1番目「貧困をなくそう
が達成できないという結果になる。

3.プレイヤー全体の保有現金の合計
⇒同じチームのプレイヤー全体の保有現金の合計が一定以下だと、
税収が落ち込み、社会インフラの維持が困難となるため、
SDGsの17の目標の3番目「すべての人に健康と福祉を」、
4番目「質の高い教育をみんなに
11番目「住み続けられるまちづくりを
が達成できないという結果になる。


1つ目の視点は、ゲームだから6ラウンドで終了となるが、現実はゴーイング・コンサーンとして続いていくため、長期的な視点を持つことが大事だということを意味しています。

また、2つ目と3つ目の視点は海の豊かさは守れたけれども、他のSDGs目標が実現できなくなったということを表しており、SDGsの17の目標は相互につながっていることを意味しています。

なお、この3つのアフターストーリーをすべて達成できるチームは全体の10%程度です。

最後に、実は、1ラウンドで全プレイヤーがプラスチックゴミを回収すると、海の豊かさが守られやすくなる設定となっています。これは、SDGsの目標に対して、いつかではなく、今すぐに行動を起こすことが重要ということを意味しています。


また、ゲーム後の振り返りではゲームとシステム思考の繋がりを説明しています。

実施事例

よくある質問

Q. オンライン版の実施にはどのような環境が必要ですか?

Zoomなどのウェブ会議システムとブラウザが動作するPC環境があれば実施可能です。なお、対面での実施をご希望の場合は、カード等を使用するSDGs 共有地の悲劇ゲーム 対面版もご用意しておりますので、実施環境に合わせてお選びいただけます。

Q. 社内講師(自社スタッフ)でゲームを進行することは可能ですか?

はい、可能です。運営用のスライド資料やトークスクリプト、講師向けの解説動画マニュアルを提供しているため、自社スタッフの方でもスムーズに進行できます。対面での実施を検討されている場合は、SDGs 共有地の悲劇ゲーム 対面版の社内講師用キットもございます。

Q. 自社の事業と「海の豊かさを守ろう(目標14)」の関連性が低くても効果はありますか?

はい、十分に効果があります。ゲーム後のアフターストーリーでは、経済格差や社会インフラなど複数のSDGs目標とのつながりを学ぶため、業界を問わずSDGsの本質的な理解を深めることができます。リアルな場での研修をご希望の際は、SDGs 共有地の悲劇ゲーム 対面版もご活用いただけます。

Q. 研修の所要時間はどのくらいですか?

標準的な所要時間は1時間から3時間程度となっており、研修の目的や振り返りの深さに応じて調整が可能です。オンライン版だけでなく、集合研修に適したSDGs 共有地の悲劇ゲーム 対面版も同様の所要時間で実施することができます。

Q. 導入にかかる費用はいくらですか?

導入費用は、講師派遣の有無やライセンスの形態によって異なります。具体的な金額やプランの詳細については、資料請求またはお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。また、対面実施用のSDGs 共有地の悲劇ゲーム 対面版の費用についても同様にお見積もりいたします。

Q. 参加人数は何名から実施可能ですか?

本ゲームは4名から100名程度まで同時に実施することが可能です。チーム単位で進行するため、大人数でも全員が主体的に参加できます。対面でのグループワークをご希望の場合は、SDGs 共有地の悲劇ゲーム 対面版も同人数規模で対応しております。

システム思考×SDGs|SDGs共有地の悲劇ゲーム導入をご検討の方へ

少し長くなってしまいましたが、今回は弊社の新作ゲームである 「SDGs共有地の悲劇ゲーム」オンラインについてご紹介しました。

実施については弊社講師が実施する「講師あり型」はもちろん、社内講師で実施頂けるようにゲームシステムや運営スライド、講師向け動画マニュアルの提供を行う社内講師型も可能となっています。

提供するパワーポイントには講師向けのトークスクリプトや解説が含まれています。

下記より製品概要がご覧いただけますが、より詳細な資料やデモ版を見たいという場合は下のフォームより資料請求をお願いします。

実施したいという方は下記よりお問い合わせください。

詳細な資料、お見積りをご希望の方はまずは下記より資料請求をお願いします。

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この記事を書いた人

千葉 順
千葉 順
株式会社HEART QUAKE 代表取締役
元法政大学兼任講師(キャリアデザイン論)
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