今回はオフライン(リアル)の集合研修で使える便利な備品・道具を、実際に弊社で使っているもの・現場で役に立ったものを中心に紹介します。ハイブリッド研修が定着した2026年の今も、リアル会場での研修は「集中して相互に学び合う」目的では依然として重要で、備品選びで当日の体験が大きく変わります。

今回は、中村文子/ボブ・パイク著『研修ファシリテーションハンドブック』で紹介されている備品リストも参考に、現行で手に入る代替品・類似品もあわせてご紹介します。

あわせて、過去の関連記事もどうぞ。

ワークショップのための便利な備品(ポストイットなど)

研修備品リスト早見表

まず全体像として、本記事で紹介する備品を優先度別にまとめます。

備品・道具 主な用途 優先度
レーザーポインター/プレゼンター スライド送り/注目喚起 ★★★
エナジーチャイム ディスカッション終了合図 ★★☆
イーゼルパッド/フリップチャート グループワークの記録 ★★★
プロッキー等の水性ペン 模造紙・付箋への記入 ★★★
ポストイット(大・中) 発散ワーク・KPT・親和図 ★★★
カウントダウンタイマー ワーク時間の見える化 ★★☆
ネームプレート/座席札 相互理解と呼び合いの促進 ★★☆
ワイヤレスマイク/小型スピーカー 30名以上の声量確保 ★★☆

以下、それぞれの選び方のコツを紹介します。

1. レーザーポインター/プレゼンター

パワーポイントでのプレゼンテーション・レクチャー時に、受講者の注目を集めること、そしてスライドを送ることの両方を1本で済ませられるのがプレゼンター型のレーザーポインターです。『研修ファシリテーションハンドブック』で紹介されていたコクヨ ELA-MRU41は生産終了していますので、現行の後継・類似機としてはこちらが入手しやすいです。

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ちなみに、代表の千葉が使っているのはロジクールのこちらです。手に馴染むサイズ感と、Bluetoothでの接続安定性が気に入っています。

ロジクール ポインター R1000SL
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2. エナジーチャイム

『研修ファシリテーションハンドブック』で紹介されていて面白いな、と思ったのがエナジーチャイムです。グループディスカッションの終了を告げるのに、ファシリテーターが「終了でーす!」と大きな声で呼びかけるのも良いですが、エナジーチャイムを使うと優しい雰囲気で終了を伝えることができ、受講者の雰囲気が固くなりません。

書籍で紹介されていたのがこちら。3音で澄んだ音色が鳴ります。

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補足として、グループディスカッションの終了を告げる別の方法も覚えておくと便利です。ファシリテーターが手を上げたら終了、気づいた人から会話をやめて自分も手を上げるというルールを先に伝えておくと、気づいた人から静かになり、100名規模の研修でも1分程度で全体が静かになります。備品が無い会場でも使えるテクニックです。

3. フリップチャート/イーゼルパッド

書籍ではコクヨのフリップチャートが紹介されていますが、現行品や金額感を考えると、ポストイット イーゼルパッドの方が使い勝手がよく、弊社でも定番になっています。台はホワイトボードや椅子の背もたれで代用できますし、書いたページをそのまま壁に貼って一覧化できるのが強みです。

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4. プロッキー等の水性ペン

書籍ではフリップチャートに合わせて12色の水性ペンを推奨しています。12色あると、KPT・親和図・因果ループなど、色分けで構造を見せるのに困りません。

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弊社ではコストと持ち運びのバランスから、プロッキー8色セットを会場ごとに1セット用意しています。少人数研修ならこれで十分です。

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5. ポストイット/カウントダウンタイマー/マイク

上記4点に加えて、弊社の研修で「持っていくとほぼ必ず使う」定番備品が以下です。

備品 使いどころ 選び方のコツ
ポストイット大判(75×127mm) 発散ワーク、カテゴリ出し 淡色を選ぶと文字が読みやすい
カウントダウンタイマー ワーク時間の見える化 LEDが大きく、裏面がマグネットだと便利
ネームプレート/座席札 呼び合いの促進 両面印刷で遠くからも読める厚紙
ワイヤレスマイク+小型スピーカー 30名以上の声量確保 単三電池で動く軽量モデルが移動に強い

特にタイマーは、スマホのタイマーで代用せず、会場全員から見える単独のカウントダウンを出すだけでワーク中の集中度が上がります。オンライン研修で画面共有タイマーに慣れた2026年の今、むしろリアル研修でも同じ役割の物理タイマーが効きます。

ハイブリッド研修で注意したい周辺機材

リアル会場+オンライン中継のハイブリッド研修を想定する場合は、以下の周辺機材が追加で必要になります。

機材 役割
広角Webカメラ 会場全体をオンライン参加者に見せる
指向性マイク 講師の声をクリアに拾う
小型ミキサー マイク・BGM・PC音声を1本にまとめる
サブモニター オンライン参加者の様子を講師から見えるようにする

ハイブリッドにする以上、オンライン側の参加体験を落とさないことが前提なので、「リアル会場の備品」と「配信機材」を分けて予算を組むと設計がぶれません。

まとめ

リアル集合研修を支える備品は、プレゼンター・エナジーチャイム・イーゼルパッド・プロッキー・ポストイット・タイマーを揃えておけば、ほとんどの研修で困りません。ハイブリッド化する場合は、配信機材を別立てで用意すると設計がきれいになります。研修の準備の参考になれば幸いです。


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