危機管理コンセンサスゲーム「船長の決断」のやり方 — 衝突事故を起こした船長として10個の処置に優先順位をつけ、チームで合意形成を学ぶ研修ゲーム

【結論】「船長の決断」は、衝突事故を起こした旅客船の船長として10個の緊急処置に1〜10位の優先順位をつけ、グループで合意形成しながら一つの結論を導く危機管理コンセンサスゲームです。所要時間は50分〜2時間、対面・オンラインどちらでも実施可能で、合意形成・リーダーシップ・リスクマネジメントの基礎を体験的に学べます。

目次

1. 10個の処置項目
2. 「船長の決断」のやり方
3. コンセンサスゲームの振り返りのポイント
4. よくある質問
5. 船長の決断と他のコンセンサスゲームとの比較
6. 危機管理コンセンサスゲーム「船長の決断」|企業研修への導入をご検討の方へ

今回は危機管理リスクマネジメントをテーマにしたコンセンサスゲームである船長の決断のやり方についてご紹介したいと思います。

コンセンサスゲーム全体に言えることですが、やり方としては、まず自分の意見を提示し、その後、チームで話し合いながら全員で1つの結論を導くという流れになります。
時には意見が対立することもあるでしょう。それを多数決や、諦めではなくしっかりと話し合って合意することを目的としています。

ゲームの設定は以下の通りです。

あなたは旅客船「サンシャイン号」の船長です。

港を出発し、まもなく日が暮れようとしています。

ここまで穏やかに航海してきましたが、霧が濃くなり視界が悪化してきました。

レーダーに他の船の影が映り、あわてて回避しようとしましたが、時すでに遅し。
他の船と衝突してしまいました。

あなたは船長として、ただちに適切な判断を下す必要があります。

次の10個の処置のうち、重要で素早く処置すべきものから順に、1~10位までの順位をつけて下さい。

10個の処置項目

【要点】危機管理コンセンサスゲーム「船長の決断」における10個の処置項目は、船内での緊急事態発生時の対応を網羅しています。具体的には、船内への非常通知、水密戸の閉鎖、非常用発電機の確認といった安全確保から、救命艇の降下、医薬品の準備、相手船の乗務員救助、そしてSOSの発信による外部への救助要請まで、多岐にわたる迅速な判断と行動が求められます。

A:音楽
⇒船内に興奮を静めるための音楽を流す

B:救命艇
⇒乗務員に救命艇を降下するように命令する

C:発電機
⇒非常用発電機が運転されているかチェックさせる

D:つり道具
⇒各救命艇につり道具を分配させる

E:医薬品
⇒船医に医薬品を持ち出させる

F:状況確認
⇒衝突箇所の現場に乗務員を配置し、事故の状況を把握確認させる

G:非常通知
⇒船内に非常事態を通知する

H:水密戸(すいみつど)
⇒船内破損区画の水密戸を閉鎖させる
※水密戸とは水の侵入を防ぐための戸

I:相手救助
⇒相手船の乗務員の救助のために救命艇を降ろさせる

J:SOS
⇒近くを航行中の船にSOSを発信、救助を求める

「船長の決断」のやり方

船長の決断のやり方|危機管理コンセンサスゲーム5ステップフロー

ゲームは以下の流れで実施されます。

1.ルールの説明
2.まずは個人で考えます(10分程度)
3.グループ(4〜6名)で考えます(20分程度)
4.得点計算
5.優勝チームと最優秀個人の発表
6.振り返り

船長の決断 カード
※画像は弊社で提供している船長の決断ゲームキット(カード、ボード)となります。

得点計算では、自分や自分のチームの付けた優先順位と正解の優先順位との差(ズレ)を算出して、それを10項目分合計します。

例えば、SOSについて、自分は優先順位「2」としていたが、正解が「5」だった場合、差(ズレ)は3となります。
これを10項目足し合わせるので、点数は低いほど正解に近いということになります。

コンセンサスゲームの振り返りのポイント

コンセンサスゲーム共通の振り返りのポイントとしては下記が挙げられます。

1.1人で考えるよりもチームで考えたほうが良い結果になることが多い

2.ファシリテーター役を決めて、全員の発言量に考慮する
などの会議運営のスキルが無いと特定の人の意見に引っ張られてしまう

3.チームで目的を共有することが重要

弊社が実施するコンセンサスゲームを用いた研修ではこちらの記事のような振り返りを行っています。

コンセンサスゲームで伝えている合意形成のポイント

よくある質問

Q. 「船長の決断」の所要時間はどのくらいですか?

説明から個人ワーク、グループワーク、得点計算と振り返りを含めて、全体で約50分から2時間程度で実施可能です。参加人数や研修の目的に応じて調整いただけます。

Q. オンラインでの実施は可能ですか?

はい、ウェブ会議システム等を利用して実施できる 船長の決断 オンライン をご用意しております。リモート環境でも対面と同様に合意形成や危機管理の学びを得ることが可能です。

Q. 社内講師(自社ファシリテーター)で実施することはできますか?

はい、社内講師での実施向けに、カードやボード、運営スライド、動画マニュアルがセットになったゲームキットのレンタルを提供しています。講師派遣だけでなく、自社での内製化もスムーズに行えます。

Q. 実施に必要な費用はどのくらいですか?

提供方法(講師派遣/ゲームキットレンタル/オンライン版)と参加人数によって異なります。詳細な金額は、資料請求でお送りする案内資料にてご確認ください。

Q. どのような効果や振り返りが期待できますか?

個人の意見をすり合わせる合意形成(コンセンサス)の重要性を学べるほか、緊急事態における優先順位付けを通じて、現実のビジネスにも役立つリスクマネジメントの基礎知識を習得できます。

船長の決断と他のコンセンサスゲームとの比較

コンセンサスゲームには他にもNASAゲーム、砂漠からの脱出など様々な種類がありますが、船長の決断の特徴は危機管理、リスクマネジメントがメインテーマとなっています。

リスクマネジメント ゲーム

したがって、ゲーム後の振り返りにおいても、前述の合意形成のポイント以外に、リスクマネジメントについての振り返りを行うことでより現実社会に使える知識の提供(上画像のリスクマネジメントのマトリクス)などが可能となります。コンセンサスゲームの中でもより研修向けと言えるかもしれません。

実施要項はこちらをご覧ください。

対象人数:4〜100名以上(1チーム 4-6名推奨)
実施時間:約50分〜2時間
(説明10分、個人ワーク10-15分、グループワーク15-30分、得点の算出・振り返り15-30分)
提供方法:
1.講師派遣
2.キットレンタル(社内講師での実施、船長の決断ゲームキットを利用師の実施)
金額:5万円〜(社内講師での実施、20名まで場合)
特徴:
・合意形成(コンセンサス)について学ぶゲームです。
・危機管理やリスクマネジメントについて学ぶゲームです。

スライド形式での説明資料はこちらをご覧ください。

なお、オンライン版についてはこちらをご覧ください。

危機管理コンセンサスゲーム「船長の決断 オンライン」

危機管理コンセンサスゲーム「船長の決断」|企業研修への導入をご検討の方へ

いかがでしたでしょうか。今回は危機管理コンセンサスゲーム「船長の決断」のやり方を紹介しました。

船長の決断の詳しい実施の流れ(タイムラインなど)についてはこちらをご覧ください。

「船長の決断」実施の詳しい流れ

提供するパワーポイントには講師向けのトークスクリプトや解説が含まれています。

船長の決断を講師派遣、または、社内講師で実施をご検討中の方は、まずは下記より無料のPDF資料をご請求ください。

社内講師で実施をご検討中の方には前述の船長の決断ゲームキット(カード、ボード、運営スライド、動画マニュアル)を提供させて頂きます。
有料となりますが、ゲームキットを利用することでワークシートだけを使って実施するよりも参加者の満足度が高まり、またスライド作成などの準備工数が大幅に削減できます。ぜひ、ご検討ください。

なお、現在、船長の決断の無料導入ユーザーを募集しております。

条件は、上記の通り、実施人数が10〜30名のお客様、かつ、導入事例掲載にご協力頂ける企業・団体であること、となります。
※導入事例には社名、実施時の写真、ご担当者のアンケートの3点が必要となります。

なお、導入事例は最終的に下記のようにブログの形式でアウトプットされます。

【導入事例】株式会社ファソテック様の新入社員研修でジグソータウンを導入いただきました

詳細な資料、お見積りをご希望の方はまずは下記より資料請求をお願いします。

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※研修の目的、ゴール、実施背景など箇条書きで構いませんのでご記入下さい。

その他、実施時期や受講人数など(300文字以内)


この記事を書いた人

千葉 順
千葉 順
株式会社HEART QUAKE 代表取締役
元法政大学兼任講師(キャリアデザイン論)
→ 詳しいプロフィール

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