視覚障害者と一緒に遊べるゲーム「グラマ」
今回は、視覚障害者と一緒に遊べるゲームということで、他社製品の「グラマ」をご紹介したいと思います。
画像参照:https://www.tokyo-np.co.jp/article_photo/list?article_id=178960&pid=673176
先日、無言語コミュニケーションのゲームをご紹介しましたが、関連ゲームを調べていたらこちらのグラマにたどり着きました。
※無言語コミュニケーションについての記事はこちら
無言語コミュニケーションという研修スタイル
グラマを知ったのはこちらの東京新聞様の記事(2022年5月23日)でした。
視覚障害者と晴眼者、ゲームで心一つに その名も「グラマ」 大学生グループが考案
グラマは無言語コミュニケーションゲームではありませんが、視覚障害者と一緒に遊べる、できる、というのが特徴的です。
画像は一般社団法人ビーラインドプロジェクト様より許可を得て掲載しております。
具体的なやり方について記事では下記のように記載されています。
中略
テーブルに座る四人のプレーヤーに、ビー玉やパチンコ玉などの
「おもり」が詰まった巾着袋が配られる。
テーマは「文房具の重さ」。「これはA4ノート一冊分くらいの重さ」
「こっちは、消しゴム一個…いや、二個分かな」。
四人は自分の巾着袋の重さについて
やりとりを交わしながら、全員がイメージしやすい重さの「お題」を決めていく。
今回は「ノート一冊分」。巾着袋の中のおもりを出し入れして重さを調整。
準備が整ったら、四つの腕がついたてんびんに巾着袋を載せ、
「せーの」で手を離すと…バランスが悪くて無情にも、
てんびんは転倒。「あーっ」とため息が漏れた。
つまり、お題を決めて、その重さをそれぞれが巾着袋に入れて、せーので天秤に載せて釣り合ったら成功という協力ゲームです。
当然、ビー玉を何個入れた、などの具体的なやり取りは禁止だと思います。
これならたしかに、視覚障害者の方でもできる、というか、むしろ、感覚が研ぎ澄まされており、本来の重さに最も近い回答をだせるかもしれません。
素晴らしいことにこのゲームを開発したのは6人の大学生ということで、ホームページへのリンクを貼っておきたいと思います。
一般社団法人ビーラインドプロジェクト ホームページへ
企業内での実施のアイデア
ここからは私見ですが、このゲームを企業内で実施する際には、できれば視覚障害者の方と一緒に実施をしたり、ゲームの後に視覚障害についての基礎知識などのミニ講義が含まれていると良いなと思っています。
まとめ
いかがでしょうか。今回は視覚障害者と一緒に遊べるゲーム「グラマ」をご紹介しました。
このゲームの開発経緯などが東京新聞様の記事に記載されていますのでぜひ読んでみてください。