今回はボードゲームを用いたタイムマネジメント研修ということで「チームクリップ」をご紹介したいと思います。

タイムマネジメントの研修って、座学ばかりで実践感がない…

そんな悩みをお持ちの人材育成ご担当者に向けて、“砂時計”を活用したゲーム形式のタイムマネジメント研修をご紹介します。

今回ご紹介するのは、自律型人材育成を目的に開発されたボードゲーム型研修、「チームクリップ(TEAM CLIP)」です。

この研修では、参加者は「映像制作会社クリップ」の社員という設定で、

個人のタスク

チームのプロジェクト

両方を時間内に達成することを目指します。


※ゲーム中の様子

特徴的な仕組み:砂時計を使用

チームクリップの特徴的な仕組みの1つに砂時計を使うことが挙げられます。

ゲーム中、作業を行う際には砂時計をマスに置く必要があります。また、砂時計の砂が完全に落ち切るまで次の作業に取り組むことはできません

ちなみに、砂時計は1人2本所有しており、最大2つの作業まで同時並行で進められます。また、砂時計は30秒で砂が落ちるタイプを使用しており、作業1つに30秒掛かることを意味しています。

また、ゲームはチームで話し合い、作戦を立てる計画タイムと、実際にタスクを実行する実行タイムの繰り返しで行われます。

つまり、タイムアタック的な要素が盛り込まれています。

また、作業を行う際のマスには人数制限があり、マスが砂時計で埋まっていると、他の人がその作業を行うことはできません

なお、他の人の砂時計を動かすことはできません。(砂時計は人ごとに別々の色となっています)これによって、誰かの砂時計が落ち切っているが、まだそのマスを占領している場合、「XXさん、これ終わってるから砂時計動かして!」というように他の人に働きかける必要があります。

自分の作業を砂時計でタイムマネジメントしつつ、他の人の状況を踏まえて働きかけを行わないとタイムオーバーになってしまうゲームとなっています。

このように、チームクリップでは砂時計を利用することで「緊張感のあるシミュレーション」を実現しています。

ゲーム後の振り返り:ゲームと理論の関連付け

ゲーム後には振り返りとミニ講義を行います。
例えば、ゲーム中に生じた事象を振り返り、トヨタの7つのムダと関連付けて紹介しています。

ゲーム中、自分の砂時計をうまく活用できずに手待ちになってしまうことがあります。これをトヨタの7つムダでは、「手待ちのムダ」と呼びます。

これは、個人として何をするべきなのか?が理解できていないために発生することもありますが、同時に、チームとしてのコミュニケーションの問題でもあります。

また、目の前のタスクを効率的にこなせたとしても、それがプロジェクト全体に対しては良い影響を与えないどころか、むしろ悪影響を与えることがあります。
これをトヨタの7つムダでは、「作りすぎのムダ」と呼びます。

「作りすぎのムダ」はトヨタの7つのムダの中で「最悪のムダ」と呼ばれており、ムダの連鎖の原因をされています。

これは虫の目と呼ばれるように自分のタスクのことしか考えておらず、鳥の目のように全体を俯瞰して考えられていないことも影響しています。

タイムマネジメントというと目の前のタスクを効率的にこなす、というイメージがあるかもしれませんが、実際には全体が俯瞰できていないために生じている「作りすぎのムダ」にも気をつける必要があります。

また、当然ながら緊急×重要マトリクスについてもご紹介しています。

実施をご検討中の方へ

チームクリップは、ゲームという枠を越えて、“タイムマネジメント”を体験的に育む、非常に実践的な研修です。

実施要項は下記となります。

【対象人数】3名以上(1チーム3〜4名)
【実施時間】2時間〜4時間 ※ゲームを2回実施する場合は3時間〜
【予算】講師派遣:20万円〜

スライド形式での説明資料はこちらをご覧ください。

検討に当たり詳細な資料の請求を希望の場合は下記よりお問い合わせください。

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その他、実施時期や受講人数など(300文字以内)


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