階層別研修にゲームを導入するメリットとおすすめゲーム12選|新入社員から管理職まで
階層別研修にゲームが効果的な3つの理由
「階層別研修を企画しているが、座学だけでは受講者の集中力が続かない」「研修資料の準備に時間がかかりすぎる」——こうした課題を抱える研修担当者は少なくありません。
実は、ビジネスゲームを研修に取り入れることで、これらの課題を効果的に解決できます。ここでは、階層別研修にゲームが効果的な3つの理由を解説します。
理由1:受講者のモチベーションを自然に高められる
階層別研修では、受講者の経験値やモチベーションにばらつきがあることが大きな課題です。特に新入社員研修では「受け身になりがち」、管理職研修では「今さら研修か」という空気が生まれやすいのが実情です。
ゲーム型の研修は、受講者が能動的に参加せざるを得ない仕組みになっています。チームで議論し、手を動かし、結果が数値やランキングで見えるため、自然と没頭してしまうのが特徴です。
理由2:研修準備の負荷を大幅に削減できる
研修担当者にとって、階層ごとに異なる研修資料を一から作成するのは大きな負担です。
レンタル形式のビジネスゲームを活用すれば、スライド・進行台本・振り返りシートまですべて揃った状態で届くため、準備工数を大幅に削減できます。研修設計に集中できるようになるのは大きなメリットです。
理由3:「体験→振り返り」で実務に接続しやすい
階層別研修で最も重要なのは、学んだことを配属先の業務で実践できるかどうかです。
ビジネスゲームは「体験→振り返り→気づき→実務への応用」という経験学習サイクルを自然に回せる教材です。ゲーム中の自分の行動を客観的に振り返ることで、座学では得られない深い気づきが生まれます。
【比較一覧表】階層別おすすめゲーム12選
以下の一覧表で、各階層におすすめのビジネスゲーム12選を比較できます。
| 階層 | ゲーム名 | 所要時間 | 人数 | 学べるテーマ | オンライン |
|---|---|---|---|---|---|
| 新入社員 | NASAゲーム | 1〜2時間 | 1〜100名 | 合意形成・コミュニケーション | ○ |
| マシュマロチャレンジ | 1〜2時間 | 5〜100名 | PDCA・チームワーク | × | |
| 野球のポジション当てゲーム | 1〜2時間 | 5〜100名 | 情報共有・傾聴 | ○ | |
| 桃太郎村の地図 | 30分〜1時間 | 3〜100名 | 情報整理・伝達力 | ○ | |
| マナーストーリー | 30分〜2時間 | 2〜100名 | ビジネスマナー | × | |
| 若手・中堅 | ベストチーム | 2〜4時間 | 15〜100名 | 心理的安全性 | × |
| ペーパータワーforビジネス | 1〜3時間 | 5〜100名 | 利益・コスト意識 | × | |
| 傾聴チャレンジ | 1〜2時間 | 2〜100名 | 傾聴スキル・1on1力 | × | |
| 管理職 | 部課長ゲーム | 1〜2時間 | 5〜100名 | 指示伝達・マネジメント | ○ |
| ビールゲーム | 2〜4時間 | 5〜40名 | システム思考・全体最適 | ○ | |
| 人狼取締役会 | 1〜3時間 | 4〜100名 | アサーティブコミュニケーション | ○ | |
| ストマネ | 2〜4時間 | 4〜100名 | メンタルヘルス・ラインケア | ○ |
チームビルディング向けのゲームをもっと幅広く知りたい方は、チームビルディングにおすすめのビジネスゲームまとめもご覧ください。
それでは、各階層ごとにおすすめのゲームを詳しく紹介していきます。
新入社員研修におすすめのゲーム5選
新入社員研修では、「同期との関係構築」と「社会人としての基礎力」の両方が求められます。ゲームを通じて自然にコミュニケーションが生まれるため、配属前のチームビルディングにも最適です。
1. NASAゲーム(合意形成・コミュニケーション)

NASAゲームは、「月面に不時着した宇宙飛行士」という設定のもと、チームで生き残るために必要なアイテムの優先順位をつけるゲームです。
まず個人で考え、その後チームで話し合って1つの答えにまとめます。この過程で、自分の意見を伝える力と、他者の意見を受け入れる合意形成のスキルが自然と身につきます。
NASAが公式に出している模範解答と自分たちの答えを比較できるため、「チームで話し合うことの価値」を数値で実感できるのが最大の特徴です。
導入社数は約550社、満足度4.81
お客様の声:
所要時間:1〜2時間 / 人数:1〜100名 / オンライン対応あり
2. マシュマロチャレンジ(PDCA・チームワーク)

マシュマロチャレンジは、パスタ・テープ・ひもを使ってタワーを作り、てっぺんにマシュマロを載せてその高さを競うゲームです。
制限時間内に「計画→実行→修正」を繰り返す必要があり、PDCAサイクルとチームワークの重要性を体感的に学べます。複数回実施することで、振り返りを活かした改善が目に見える形で成果につながるのが魅力です。
導入社数は約200社、満足度4.9
所要時間:1〜2時間 / 人数:5〜100名
3. 野球のポジション当てゲーム(情報共有・傾聴)

野球のポジション当てゲームは、チームメンバーそれぞれが持つ断片的な情報を口頭で共有し合い、9人の選手のポジションを当てるゲームです。
メモを取ることが禁止されているため、「正確に伝える力」と「注意深く聞く力」の両方が求められます。新入社員が最初に身につけるべき「報連相」の基礎力を楽しみながらトレーニングできます。
導入社数は約220社、満足度4.85
所要時間:1〜2時間 / 人数:5〜100名 / オンライン対応あり
4. 桃太郎村の地図(情報整理・伝達力)

桃太郎村の地図は、チームメンバーそれぞれが持つ情報カードを口頭だけで伝え合い、1枚の地図を完成させるゲームです。
野球のポジション当てゲームと同様に情報共有がテーマですが、こちらは空間情報を言葉で正確に伝える力が求められます。所要時間が短いため、研修の導入部分のアイスブレイクとしても活用できます。
導入社数は約50社、満足度4.77
所要時間:30分〜1時間 / 人数:3〜100名 / オンライン対応あり
5. マナーストーリー(ビジネスマナー)

マナーストーリーは、クイズ形式でビジネスマナーの基礎を学べるカードゲームです。
名刺交換・電話応対・メールの書き方など、新入社員が知っておくべきマナーをストーリー仕立てで楽しく学べます。「なぜそのマナーが必要なのか」という背景まで理解できるため、単なる暗記ではなく応用力が身につきます。
所要時間:30分〜2時間 / 人数:2〜100名
若手・中堅社員研修におすすめのゲーム3選
入社2〜5年目の若手・中堅社員には、「チームへの貢献意識」と「ビジネスの全体像の理解」が重要なテーマになります。新入社員研修よりも一段深い気づきを得られるゲームを厳選しました。
6. ベストチーム(心理的安全性)

ベストチームは、チームメンバーと交渉しながら「理想のチーム」を作り上げていく、心理的安全性をテーマにしたビジネスゲームです。
ゲームを通じて、心理的安全性の高いチームとそうでないチームの違いを体感的に理解できます。「自分のチームをより良くするために何ができるか」を考えるきっかけになるため、若手・中堅社員のチームビルディング研修に最適です。
導入社数は約170社、満足度4.9
お客様の声:
所要時間:2〜4時間 / 人数:15〜100名
7. ペーパータワーforビジネス(利益・コスト意識)

ペーパータワーforビジネスは、紙でタワーを作るだけでなく、材料の仕入れ・売上・利益計算まで行う経営シミュレーションゲームです。
通常のペーパータワーをビジネス向けに発展させたもので、BS(貸借対照表)やPL(損益計算書)の仕組みを体感的に理解できます。「自分の仕事が会社の利益にどうつながるのか」を理解するきっかけとして、若手・中堅社員の研修で高い人気があります。
導入社数は約140社、満足度4.9
所要時間:1〜3時間 / 人数:5〜100名
8. 傾聴チャレンジ(傾聴スキル・1on1力)

傾聴チャレンジは、カードに書かれた「聞き方のレベル」を実践しながら、傾聴力を段階的に高めていくゲームです。
後輩指導や1on1ミーティングの機会が増える若手・中堅社員にとって、「聞く力」は最も重要なスキルの一つです。ゲーム形式で繰り返し練習できるため、座学では身につきにくい傾聴の「型」を自然と習得できます。
所要時間:1〜2時間 / 人数:2〜100名
管理職研修におすすめのゲーム4選
管理職研修では、「組織全体を見る力」と「部下を活かすコミュニケーション力」が求められます。座学で理論を学ぶだけでなく、ゲームで疑似体験することで、自分のマネジメントスタイルを客観的に振り返ることができます。
9. 部課長ゲーム(指示伝達・マネジメント)

部課長ゲームは、部長・課長・平社員の役割に分かれ、メモだけでコミュニケーションを取りながらミッションを達成するゲームです。
口頭での会話が禁止されているため、「文字で正確に指示を伝える難しさ」と「報連相の重要性」を身をもって体験できます。管理職が「自分の指示がどう伝わっているか」を振り返るきっかけとして非常に効果的です。
導入社数は約140社、満足度4.82
お客様の声:
所要時間:1〜2時間 / 人数:5〜100名 / オンライン対応あり
10. ビールゲーム(システム思考・全体最適)

ビールゲームは、MIT(マサチューセッツ工科大学)で開発された、サプライチェーンをテーマにしたシミュレーションゲームです。
工場・卸売・小売などの役割に分かれ、ビールの注文と在庫管理を行います。各自が合理的に判断しているつもりでも、全体では大きな非効率が生まれる「ブルウィップ効果」を体験することで、部分最適ではなく全体最適の視点を養えます。
導入社数は約90社、満足度4.75
所要時間:2〜4時間 / 人数:5〜40名 / オンライン対応あり
11. 人狼取締役会(アサーティブコミュニケーション)

人狼取締役会は、人気の「人狼ゲーム」を企業研修向けにカスタマイズしたゲームです。通常の人狼と異なり、脱落者が出ず全員が最後まで参加できる設計になっています。
議論の中で「根拠を持って意見を述べる力」「相手の発言を分析する力」が求められるため、管理職に必要なアサーティブコミュニケーション(自分も相手も尊重する自己主張)のトレーニングに最適です。
所要時間:1〜3時間 / 人数:4〜100名 / オンライン対応あり
12. ストマネ(メンタルヘルス・ラインケア)

ストマネは、「ストレスマネジメント」をテーマにしたカードゲームです。部下のメンタル不調のサインに気づき、適切に対応するための知識をゲーム形式で学べます。
管理職に義務づけられている「ラインケア」の知識を、ケーススタディ形式で実践的に身につけられるのが特徴です。セルフケアとラインケアの両方を扱うため、管理職自身のメンタルヘルスにも役立ちます。
導入社数は約60社、満足度4.92
お客様の声:
所要時間:2〜4時間 / 人数:4〜100名 / オンライン対応あり
階層別研修にゲームを導入する際の3つのポイント
ゲーム研修の効果を最大化するために、導入時に押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
ポイント1:研修目的と階層の課題を紐づける
「楽しそうだから」という理由だけでゲームを選ぶと、研修としての効果が薄れてしまいます。
まず「この階層にどんな課題があるか」を明確にし、その課題にマッチするゲームを選ぶことが重要です。例えば、新入社員には「コミュニケーションの基礎」、管理職には「全体最適の視点」など、階層ごとに求められるスキルは異なります。
ポイント2:振り返り(リフレクション)の時間を確保する
ゲーム研修で最も大切なのは、ゲームそのものではなく振り返りの時間です。
「ゲーム中に自分はどんな行動を取ったか」「実際の業務に置き換えるとどうなるか」を言語化する時間を必ず確保しましょう。目安として、ゲーム時間と同じかそれ以上の振り返り時間を設けると、学びが定着しやすくなります。
ポイント3:レンタル形式なら社内講師でも実施可能
「ゲーム研修は外部講師を呼ばないと実施できないのでは?」と思われるかもしれませんが、レンタル形式であれば社内講師(研修担当者)だけで実施可能です。

弊社のビジネスゲームは、「講師派遣」と「キットレンタル」の2つの形式でご提供しています。レンタルの場合、ゲームキット一式に加えて、投影用スライド・進行台本(タイムスケジュール付き)・振り返りシートがすべて含まれています。

上の画像のように、スライドのノート欄に講師が話すべき内容がすべて記載されているため、研修の進行経験がない方でも安心して実施できます。
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