ゲームがチームビルディングに効果的な3つの理由
企業での研修や、労働組合、一般社団法人等での定期的な研修会においてチームビルディングを目的としてゲームの実施を検討頂くことがあります。
座学形式ではなく体験型の研修を実施したい、せっかくなら楽しい研修会にしたい 等、様々な観点でゲームという手法を検討頂いているのだと思います。
チームビルディング用ゲームとしてビジネスゲーム、脱出ゲーム、ヘリウムリングなどの製品を提供している弊社としてゲームがチームビルディングに効果的な3つの理由をご説明したいと思います。
なお、チームビルディングとはなにか?についてですが、弊社では
と定義しています。さらに詳しく知りたいかたはこちらを御覧ください。
チームビルディングとは
ゲームがチームビルディングに効果的な3つの理由
その1.「ゲームに勝つ」という共通の目的があるから
当たり前のようですが、ゲームには「勝ち負け」があります。
「ゲームに勝つ」というわかりやすい参加者共通の目的が存在します。
共通の目的があることによってチームメンバー同士で協力することができるのです。
「協力」はチームワークにおいてとても重要な要素です。
なお、ゲームによっては特定の個人・チームが勝利、優勝するというものだけでなく、協力ゲームと呼ばれる、ある条件を満たすと全員が勝利、条件を満たせなければ全員が敗北というゲームもあります。
通常の業務の中でも売上目標などの目標は存在しますが上から降りてきただけの売上目標で、納得感を持てていないメンバーいたり、目標が個人ごとになっており、協力する必要性を感じられないかもしれません。
ゲームは目標がシンプルなため、全員に共有しやすいのです。
ゲーム後の振り返りでは、ゲームでは「勝つ」という目標があるが、我々の組織の目標は何だろう?と考えることで改めての目標の共有をすることも可能です。
その2.「協力」しなければ勝てない仕組みになっている
ゲームデザイナーは(研修で利用するような場合は特に)ゲームを作る際、誰か1人が頑張れば勝てるようなゲームは作りません。
誰かと協力(時には交渉)しなければ勝てないような仕組みを作るのです。
例えば、1人1人に限定的な情報を与え、強制的に情報共有を促したり、限られたリソースを効率的に利用するために役割分担を行ったりとゲームデザインの中に「協力する仕組み」を取り入れています。
つまり、現実社会でMVPを取るようなメンバーや、上司であっても、初めて実施するゲームで、ルールの理解も充分ではない状態で、限定された情報しか与えられなければ、チームワークを発揮しなければ勝てないのです。
仕事ができるマネージャーにありがちな「自分でやった方が早い病」が通用しない仕組みがゲームに組み込まれており、それが協力を促すため、ゲームはチームビルディングに効果的だといえるでしょう。
その3.ゲームをやることが楽しいから
最後はこれにつきます。ゲームは非日常的であり、楽しむために作られています。
ルールを聞いている途中でさえ、早くやりたくなる、それがゲームです。
そもそも、「チームであること」には前提があります。
それは、そのチームに自分がいること自体が「安心・安全」でなければなりません。
そのチームにいても無視される、批判される、褒めてもらえない、という状態ではチームメンバーとして一緒に働く気は起きないでしょう。
簡単に言えば、「コミュニケーションが取りやすい関係性」でなければチームで成果を出そうという気が起こるはずもありません。
そういう意味でも 「ゲーム≒楽しいこと」 をみんなでやって
「コミュニケーションを取りやすい関係性を築く」というのはチームワークを発揮する上ではとても重要なのです。
どのようなゲームがより効果的なのか?
ひとくちにゲームと行っても様々な種類があります。
などがあります。
どのゲームも上記の3つの要素は満たすと思いますが、研修として実施する場合と社内イベントとして実施する場合ではオススメのゲームは変わってきます。
研修ならばビジネスゲームがオススメ!
研修として実施するのであればビジネスゲームがオススメです。
ビジネスゲームとは、研修用に開発されたゲームで、遊びの要素だけでなく、「学びの要素」が意図的に含まれているものです。
ビジネスゲームではゲーム後の振り返りによって仕事で使える学びが得られるようになっています。
従って、企業研修ではたんなるゲームよりもビジネスゲームがオススメとなります。
社内イベントならば体を動かすゲームがオススメ!
一方、社内イベントとして実施するのであれば体を動きながら行うゲームがオススメです。
脱出ゲームや、バブルサッカーなどのスポーツ系などがそれにあたります。
普段の仕事では主に頭脳を使つため、たまには体を動かすことで他の人の普段と違う一面が垣間見れたり、メンバーのリフレッシュにもなるでしょう。
まとめ
その1.「ゲームに勝つ」という共通の目的があるから
その2.「協力」しなければ勝てない仕組みになっているから
その3.ゲームをやることが楽しいから
いかがでしょうか。チームビルディングでゲームを検討される場合の参考になれば幸いです。