【結論】NASAゲームは、月で遭難した宇宙飛行士が15個のアイテムに優先順位をつける設定を応用し、企業の理念浸透研修に最適です。
IT企業での社員総会でも好評を得たこの研修では、組織のミッションとバリューをゲーム設定に加えるカスタマイズを実施。
チームで優先順位を議論し、理念が共有されていない場合の意思決定の変化を疑似体験することで、ビジョンの重要性を深く理解し、理念浸透を強力に促進します。

目次

1. NASAゲームを用いた理念浸透研修
2. NASAゲームのルールをカスタマイズ
3. 目的や理念を共有できていないと起こること
4. 4人のレンガ職人の話
5. NASAゲームを利用した理念浸透研修を実施したい方へ

NASAゲームと言えばコンセンサスゲームということで、本来は合意形成やダイバーシティなどを体験し、学習できる研修プログラムですが、今回は理念浸透研修のワークとしてNASAゲームを活用する方法について書いてみたいと思います。

先日、とあるIT企業様の社員総会にてNASAゲームを実施させていただきましたが、社員総会の中でビジョンなどについてディスカッションするということでしたのでゲーム後の振り返りではそれに合わせてセミカスタマイズさせていただきました。実施後、役員の方からもとても好評でしたので、NASAゲームが理念浸透研修にどうつながるのかをご紹介したいと思います。

NASAゲームを用いた理念浸透研修

NASAゲーム
※画像は弊社で提供しているNASAゲームキットとなります。

理念浸透研修といってもまずはNASAゲームを実施します。NASAゲームは月で遭難した宇宙飛行士という設定で、手元に残った15個のアイテムに対して基地(母船)に無事にたどり着くために1〜15までの優先順位をつけてもらうというゲームです。

まずは1人で考え、その後それぞれの回答を持ち寄って最後はチームとしての意見にまとめるという形になります。

NASAゲームについての詳細はこちらから御覧ください。

NASAゲーム実施の流れ

NASAゲームのルールをカスタマイズ

NASAゲーム ビジョンバリュー

理念浸透を目的としてNASAゲームを実施する際には、ゲームの設定に組織のミッションとバリューというスライドを追加し、組織のミッション・バリューを説明します。
なお、このミッション・バリューはNASAのミッションやバリューを参考にしております。

さらに、ゲーム後の振り返りでビジョンやバリューが優先順位に与える影響や、理念浸透についての解説を入れていくのが特徴です。

目的や理念を共有できていないと起こること

ここまでの話をミッション・ビジョン・バリューの理念の関係に当てはめると以下のようななります。

ミッション:(本質的な)価値観、存在意義
⇒カスタマイズしたNASAゲームでは
新たな高みを目指し、未知を明らかにすることで、人類全体に利益をもたらす。
というミッションが与えられていました。

ビジョン:目的・ゴール
⇒ゲームでは、基地まで移動するか、助けが来るまで待つか
という目的が一致していないと話し合いが混乱します。

バリュー:解釈・判断
⇒バリューは日常の情報に対する解釈や、悩んだときの判断に影響を与えます。
すべての活動において人命と資産の安全を最優先する。
ビジョンの実現のための判断の1つ1つにバリューが影響を与えます

ここで言いたいことは、ミッション・ビジョン・バリューを全員が理解できているかどうかが重要だということです。NASAゲームでも同様ですが理念が共有されていないと(浸透していないと)物事の優先順位が大きく変わってしまいます。

ゲームを通してミッション・ビジョン・バリューが共有されていないとどういうまずいことが起こるのか?を疑似体験して頂き、その後、改めて、自分たちのビジョンを共有していただきます。

4人のレンガ職人の話

理念浸透に関連する小話として有名なのが4人のレンガ職人の話です。

道端でレンガを積んでいる4人の職人に、
通りがかった男が「君たちは、何をしているんだい?
と尋ねた。

1人目は、「レンガを積んでいる」と答えた。

2人目は、「お金をもらうために働いている」と答えた。

3人目は、「国で一番の教会を建てている」と答えた。

4人目は、「私は国民の心のよりどころをつくっている」と答えた。

4人のレンガ職人の話の中で、目的や理念について語っているのは何人目の職人でしょうか?
人によっては3人目と回答されると思いますし、4人目と回答される人もいると思います。より本質的な目的や理念は4人目でしょう。

理念浸透 レンガ職人

もし、職人たちが手段ばかりに注目し、目的や理念を共有・理解していない場合国で一番豪華な教会が完成するかもしれないが、それは、国民の心のよりどころにならない可能性があります。

先ほども書きましたが、NASAゲームでも目的や価値観が共有できていないと手段・優先順位が変わります。

このようにゲームと振り返りを通して、ビジョンの重要性を理解頂き、その上で改めてビジョンを語ることで理念浸透につなげることができます。

よくある質問

Q. NASAゲームはオンラインでも実施できますか?

A. はい、対面とオンライン両方に対応しています。オンライン版はZoom等のWeb会議ツールで実施可能で、ブレイクアウトルーム機能を使ってチームディスカッションを行います。

Q. 理念浸透研修としてNASAゲームを使う狙いは何ですか?

A. NASAゲームでチームの合意形成を体験した直後に、自社の理念・ビジョン・バリューを「優先順位の判断基準」として位置づけ直すことで、抽象的な理念を意思決定の現場と接続させる狙いがあります。

Q. 所要時間はどのくらいですか?

A. NASAゲーム本編が60〜90分、理念とのリンク付けディスカッションを含めると2〜3時間が目安です。半日研修の中核ワークとして組み込むケースが多いです。

Q. 何名から実施できますか?

A. 1チーム4〜6名を推奨しており、1チームから100名規模まで対応可能です。大人数の場合はチーム数を増やして並行実施します。

Q. 経営理念がまだ言語化されていない場合でも実施できますか?

A. 可能です。NASAゲーム後の振り返りで「自社が大切にしていることは何か」を引き出すワークに切り替えることで、理念の言語化のキックオフとして活用できます。

NASAゲームの研修導入をご検討の方へ

2026年4月現在、NASAゲームの導入社数は約560社、受講者満足度は4.81(5点満点)となっております。

最新の満足度はこちらからご覧いただけます。

NASAゲーム 研修風景
弊社ではNASAゲームを実施するにあたって情報カード、ボード、運営スライド(ppt形式)、ワークシート(PDF形式)、ファシリテーター向け動画マニュアルのレンタルによる提供を行っております。
有料となります。

NASAゲーム 運営スライド

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