今回は他社様の研究結果がとても興味深かったので紹介させていただきます。

それは、この業界ではとても有名な株式会社リンクアンドモチベーション様の研究機関のモチベーションエンジニアリング研究所による「優れた経営層の特徴」に関する研究結果となります。

研究結果を本文はこちらからご覧いただけます。

「優れた経営層の特徴」に関する研究結果を公開

「優れた経営層の特徴」は「リスク対策」と「理念浸透」?

研究結果を表している図が下記となります。


画像参照:https://www.lmi.ne.jp/about/me/finding/detail.php?id=28

調査方法については下記のように記載されています。

経営層の部下からの評価に着目し、当社が持つエグゼクティブサーベイ※
を使用した360度評価の結果を集計しました。
※経営層のマネジメント状態を診断するためのサーベイ。

集計結果を元にエグゼクティブサーベイの総合スコアが、
上位5%、上位5~20%、上位20~50%、下位20~50%、
下位5~20%、下位5%である6群に分類し、
各群ごとに項目の偏差値ランキングを作成しました。

このランキングから上位5項目を抽出し、
部下から評価される経営層の特徴を分析しました。

https://www.lmi.ne.jp/about/me/finding/detail.php?id=28

ということで、今回の調査では部下からの評価の高い経営層の特徴ということになります。
優れた経営者の測り方には様々な視点があると思いますが、部下からの評価という切り口が面白いところでもありますね。

図にもありますが、上位5%の経営者の特徴として下記が挙げられています。

潜在的脅威への対策
理念の浸透方法の工夫
ナレッジの共有
リスクに対する予防策
理念と評価の接続

こやってみると、理念と脅威(リスク)が2回ずつ登場していることがわかります。
少し乱暴なまとめ方になりますが、部下からの評価が高い経営者の特徴には経営理念を評価制度に落とし込み、浸透させていくという要素と、まだ見ぬ脅威・リスクに対する予防策の立案という要素、そして、ナレッジの共有ということになるかもしれません。

ナレッジの共有についてもより上手いことやるためのチャンスについてのナレッジと、ミスやリスクを避けるためのナレッジがあると思いますが、もし後者の要素が強いとすると、やはり、リスク対策というのは重要な要素かもしれません。

また、調査結果では下記のように報告されています。

まず注目すべきは、
理念の浸透や実現に着手できている経営層は
上位20%程度
であり、
その段階に至るまでにはルールの遵守や事業成果の創出など
経営者としての基礎を徹底していく必要がある
ということです。

https://www.lmi.ne.jp/about/me/finding/detail.php?id=28

ということで、これを見て、そうか!理念の浸透だ!!と思い立っても、まずはやるべき順番があるということのようです。

まとめ

いかがでしょうか。今回はモチベーションエンジニアリング研究所様の優れた経営層の特徴についての調査結果をご紹介しました。
ぜひ本文もご覧になってください。

「優れた経営層の特徴」に関する研究結果を公開


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