問題解決のためのデカルトの4規則
先日、問題解決大全という書籍を読んでいて、面白いものを見つけたのでシェアしたいと思います。
それは、デカルトの4規則と言われるもので、シンプルながら確かに問題解決に使えるなという本質的なものでした。(下画像)
さすがのデカルト、解説の文面が難しいと感じるので解釈を加えながら書いてみたいと思います。
1つめの明証性の尊重は、ようはクリティカルシンキングということなんだと思います。クリティカルシンキングは批判的思考とも言われますが、モノゴトに対して、それは本当なんだろうか?と言ったような疑問を投げかける健全な批判のことです。
2つめの問題の分割は特に難しくはないと思いますが、ようは問題解決大全でも書かれているようなロジックツリー等を用いて大きな問題を細かい単位に分解していくということです。
例えば、提案書を完成させるという問題に対して、問題の分割を行うとしたら下画像のようなロジックツリーを書くことができるかもしれません。
3つめの単純性の尊重は問題の分割ができれば8割はできているのだと思います。
重要なのは、では、どれからやるか、ということで、4規則に従えば、最も単純で認識しやすいものからということになります。
上画像のロジックツリーであれば、まずは不明点を書き出すところからということになるでしょうか。
最後に網羅的列挙については意外と?難しいなと感じています。なぜなら、とてつもない想定力が必要だからです。
上画像のロジックツリーも更に細かく分けようと思えばいくらでも細かくすることができると思います。しかし、それではロジックツリーを書いているだけで永遠に提案書は完成しません。
どこまで考えて、動くか、はバランスが難しいところですが、トヨタの5回のなぜなどを考えると、5階層ぐらいまで考えたら十分なのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はデカルトの4規則をご紹介しました。
確かにこの4つを使えば問題解決に対して有効だなと感じます。問題解決研修などの1ネタに参考になれば幸いです。
また、ぜひ、問題解決大全も読んでみてください。