今回はリスクマネジメント研修で伝えたいビジネスにおける6種類のリスクをご紹介したいと思います。

特に管理職の方にとってはリスクマネジメントについて知っておくことは重要だと思います。しかし、ビジネスにおけるリスクってどんなものがあるの?と問われてもすぐに回答できないのではないでしょうか?

そこで、今回はビジネスにおける6種類のリスクをご紹介したいと思います。

ビジネスにおける6種類のリスク

早速ですが、6種類のリスクを表にまとめてみました。
リスクマネジメント 6種類

それぞれ簡単に解説していきたいと思います。

1つめがQuality、つまり、品質不良・不具合です。
製造業の方であればまさに品質不良は大きなリスクで、車で言えばリコールなどの対象となり、大きな損失となります。
また、サービス業においてもサービスの質が低いことでクレームとなり、返金や現代ではtwitterなどへの投稿などで炎上となる可能性があります。

2つめがCostで、コストオーバーです。
この記事を書いている2022年8月現在、新型コロナウイルス感染拡大やロシアによるウクライナ進行などの影響で、様々なモノの価格が上がっています。私がランチでよく行くパスタ屋さんでも、店主がベーコンの価格が上がって困ってると言っていました。広義で言えば部品の価格上昇が大きなリスクとなります。

3つめがDelivery、つまり、納期遅れです。
製造遅延や配送トラブルによって本来の納期から遅れてしまうことでクレームや損害賠償となる可能性があります。
また、営業によるオーバーコミットも納期遅れの可能性を高めます。

4つめがSafety職場の安全性です。
製造業では機械操作による怪我のリスク、建設・土木業などでも怪我のリスクが考えられるでしょう。
怪我のリスク以外にも大きすぎる音、明るすぎる照明、寒すぎる部屋など、心身に支障をきたす環境は従業員の健康リスクを高めてしまいます。

5つめがMoral不正・ハラスメントです。
現代ではセクハラ・パワハラを中心とするハラスメントが組織における大きなリスクと言えるでしょう。先日もとある企業でのパワハラ賞状という酷い事件がニュースで取り上げられていました。

ハラスメントについては弊社でもサービスを提供しておりますので興味のある方はご覧頂ければと思います。

ハラスメント研修用ワーク「ハラスメントフラグ」

最後、6つめがEnvironment自然災害です。
世界中の大きな地震の約20%が日本で起きているというほどの地震大国であり、近年では線状降水帯(10年前には聞かなかった気がします)や台風による集中豪雨など自然災害は大きな被害をもたらします。

特に自然災害は防ぎようの無いリスクではありますが、全社としてみると工業のある地域を分散させるなどのリスクヘッジを行う必要があるでしょう。

リスクマネジメント・マトリクス

過去記事でも紹介しましたが、リスクマネジメントを行うときに考慮したいマトリクスがあります。自然災害やヒューマンエラーを中心に、全てのリスクを0にすることはできないので、発生確率と影響度合いの2軸に分けて、それぞれの象限ごとに対策をとっていく方法が考えられます。

詳しくはこちらもご覧ください。

新型コロナウイルス対策をテーマに考えるリスクマネジメント

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はリスクマネジメント研修で伝えたいビジネスにおける6種類のリスクというテーマでご紹介しました。

研修として、理論的にはわかるけど、体感しないと伝わらないんだよな、という方はリスクマネジメントについて考えるビジネスゲームがありますのでそちらを活用するのもおすすめです。

危機管理コンセンサスゲーム「船長の決断」のやり方


関連記事

人気記事

記事内検索

カテゴリ別

注目されているタグ

TOPに戻る
お問い合わせ