新卒同期の櫻井さんの著書「まず、ちゃんと聴く。」が出版されました
こんにちは、HEART QUAKE代表取締役の千葉です。
今回は私と取締役の室屋が新卒で入社した会社の同期である櫻井さん(櫻井 将さん)が出版された「まず、ちゃんと聴く。」を紹介したいと思います。
同期の著書だから購入した、ということもありますが、本書は「傾聴」という弊社が現在注目しているテーマについても記載されていますので、内容もとても勉強になりました。
コミュニケーションの質が変わる「聴く」と「伝える」の黄金比
櫻井 将
2023/10/13
日本能率協会マネジメントセンター
ちなみに私と著書の櫻井さんは、2005年に新卒として株式会社ワークスアプリケーションズという会社に入社した同期となります。(B2B向けのシステム会社です)同期は約90名で、櫻井さんは営業部、私は開発部と別の部署でしたが、製品理解の質問などでよく話していましたし、お互いに学生時代にサッカーをやっていたこともあり、一緒にフットサルをしたこともありました。
画像引用:https://www.yell4u.jp/company-profile
同社を退職後、私は弊社を設立し企業向けの研修事業を始め、櫻井さんは数社を経て現在はYell株式会社の代表取締役となっています。Yellさんは社外人材によるオンライン1on1という事業を行われており、教育系という意味では弊社と近いジャンルにいます。(新卒でシステム会社に入社したのに不思議なものです)
Yell(エール)株式会社は、【聴き合う組織をつくる】
社外人材による「オンライン1on1」サービスを提供しています。
画像引用:amazon
本書の中で私が特に印象的だったパートをご紹介したいと思います。
聴くだけでは、うまくいかないことがある
本書のタイトルは「まず、ちゃんと聴く。」ということで、冒頭に「まず」という言葉が入っていますが、その言葉が入っている意味について触れられています。
傾聴系の話では、聴くだけでは話が進まないという反対意見がでると思いますが、本書でもその点については聴くだけでは、うまくいかないことがあると記載されています。
しかし、同時にこのようにも記載されています。
しかし、私は、聴くで全てが解決するとは思ってないし、
ずっと聴いていたほうがよいとも思っていない。
ただ、アドバイスをするにしても、反対意見を伝えるにしても
「まず」ちゃんと聴いてからのほうが、結果的に双方にとって効率的、
かつ気持ちよくことが進むのではないか、と考えている。
これを読んだときに本当にそうだなと。個人的に、聴くという行為はハーズバーグの「二要因理論」で言えば、衛生要因なのではないか?という仮説が頭を浮かびました。
つまり、聴いただけでは相手が満足するとは限らないし、問題が解決されるとは限らないが、ちゃんと聴いてもらえないと相手が不満足になってしまうかもしれないし、本質的な問題ではない問題を解決してしまうかもしれないなと思いました。
他にも印象的だったパートがいくつもあるのですが、全ては紹介しきれないのでみなさんもぜひ本書を読んでみてください。
まとめと関連製品
今回は新卒同期の櫻井さん(櫻井 将さん)が出版された「まず、ちゃんと聴く。」を紹介しました。
ちなみに、同期にはティール組織という書籍の解説としても有名な嘉村賢州さんもいて、バラエティに富んだ同期でした。
また、本書に関連する弊社製品として傾聴をテーマにした傾聴チャレンジがございます。こちらも合わせてご覧ください。