ゼロリスク思考からレジリエンス思考への転換を左右対比で示したインフォグラフィック

【結論】変化の激しいVUCA時代において、失敗を避けて意思決定を先送りする「ゼロリスク思考」から脱却するには、失敗を前提に回復力を高めるレジリエンス・エンジニアリングの考え方が不可欠です。
このリスク観の変革を座学ではなく体感で学ぶために、事業価値の最大化を目指すチーム間交渉ゲーム型研修「トレード&グロース」の導入が極めて有効です。

目次

1. ゼロリスク思考という「静かな停滞」からの脱却を目指すゲーム型研修
2. ゼロリスク思考には、2つの側面がある
3. VUCA時代に、この思考が機能しない理由
4. レジリエンス・エンジニアリングという考え方
5. 体感しないと、リスク観は変わらない
6. ゼロリスク思考を揺さぶる交渉ゲーム型研修「トレード&グロース」
7. ゼロリスク思考からの脱却|チーム間交渉ゲーム「トレード&グロース」導入をご検討の方へ

ゼロリスク思考という「静かな停滞」からの脱却を目指すゲーム型研修

【要点】変化が激しく正解の見えない時代において、リスクを冒さない姿勢は「何も行動を起こせない」という選択につながるため、組織はゼロリスク思考から脱却する必要があります。企業の現場では失敗を避けるあまり行動が停滞しがちですが、VUCA時代に適応するためにはこの思考からの脱却が不可欠です。本記事では、この課題を解決するためのゲーム型研修について解説します。

本記事は、多くの組織が陥りがちな「ゼロリスク思考」をテーマに、ゲーム型研修を通じていかにVUCA時代に適応していくかを紹介していきます。

私、失敗しないので
ドラマ『ドクターX』でおなじみの、大門未知子のこのセリフ。

この言葉は、「失敗を恐れない強さ」や「圧倒的なプロフェッショナリズム」の象徴として、多くの人の印象に残っています。

一方で、企業の現場では、失敗しないことよりも、リスクを冒さないことが優先される場面が少なくありません。

こうした姿勢そのものは誠実ですが、変化が激しく正解の見えない時代においては、「何も行動を起こせない」という選択につながってしまうこともあります。

ゼロリスク思考には、2つの側面がある

ゼロリスク思考には、次の2つの側面があります。

1つ目は、リスクを取らないという側面です。前例を重視し、安全で説明しやすい判断を優先する姿勢です。

大門未知子が「失敗しない」ために執刀する一方で、「失敗しない」ために「手術(挑戦)を避ける」道を選んでいるということになります。

2つ目は、より厄介な側面で、リスクをすべて潰し切るまで動かないという判断の癖です。

こちらは「すべてのリスクが想定し尽くされ、100%成功が保証されるまで、オペ室に入らない」という状態に近いでしょう。

不確実性が残る限り判断を先送りし続けることで、結果として学習も挑戦も起きない状態が生まれてしまいます。

VUCA時代に、この思考が機能しない理由

【要点】予測困難な現代において、すべてのリスクを排除しようとするゼロリスク思考は機能せず、動けないまま環境変化に取り残される原因になります。実業家の佐藤航陽氏が指摘するように、これからの時代は失敗を避けるのではなく、小さなリスクを取りながらトライアンドエラーを繰り返す姿勢こそが、生存に必要なリスク管理の方法です。

現代のビジネス環境は、しばしばVUCAと呼ばれます。

変動性(Volatility):環境や前提条件が激しく変わる
不確実性(Uncertainty):何が起こるか事前に予測できない
複雑性(Complexity):要因が複雑に絡み合っている
曖昧性(Ambiguity):因果関係がはっきりしない

このような環境では、「すべてのリスクを洗い出し、潰し切ってから動く」という意思決定そのものが成立しません

実業家の佐藤航陽氏は、著書『ゆるストイック』の中で、この時代における生存戦略を明確に示しています。

「VUCAの時代においては、『失敗しないこと』を目指すよりも、失敗とうまく付き合い、『失敗に慣れること』が重要なスキルとなります」

「小さなリスクを分散して取りながら、小刻みにトライアンドエラーを繰り返す姿勢こそが現代社会で必要なリスク管理の方法です」

それにもかかわらずゼロリスク思考にとらわれ続けると、動けないまま環境だけが変わっていくという事態に陥ります。

レジリエンス・エンジニアリングという考え方

そこで重要になるのが、レジリエンス・エンジニアリングという考え方です。

レジリエンスとは、「問題を起こさない力」ではなく、問題が起きても立て直し、学び、次に活かす力を指します。

レジリエンス・エンジニアリングの4つの能力

「失敗を防ぐ」ことに注力するのではなく、失敗を前提に、どう対応し、どう回復するか。この視点の転換が、VUCA時代には欠かせません。

体感しないと、リスク観は変わらない

ここまでの話は、理屈としては理解できても、行動を変えるのは簡単ではありません。

そこで有効なのが、ゲーム型研修です。

ゼロリスク思考を揺さぶる交渉ゲーム型研修「トレード&グロース」

トレード&グロース(トレードアンドグロース)は、VUCA時代のチーム間交渉ゲーム研修として設計された体験型研修です。

ゲームの目的はゲーム終了時の事業価値の最大化です。

ゲーム開始時に各チームには7枚のカードが配布されます。(各チームには異なるカードが配布されます)

そして、次がこのゲームの特徴なのですが、このゲームのルールも情報カードに記述されており、各チームはルールの一部しかわかっていません

これはいわゆるハグルというゲームの形式を取っています。
※ハグルについては過去記事をご覧ください。
アイスブレイクに使える交渉ゲーム「ハグル」

例えば、以下のようなルールカードがあります。

つまり、誰も全体のルールや事業価値を最大化する方法を完全には知らないという状態でゲームがスタートします。

そこで、他のチームが持っているルールカードを把握するために情報共有を行ったり、事業価値を最大化するすためにカードを交換するための交渉をすることになります。

チームを超えたコミュニケーションを取る必要があるのもこのゲームの特徴です。

異なるルールや情報が分散して配られ、誰も全体像を把握できない状態でゲームが始まります。

・不完全な情報の中で意思決定する
・他チームと情報共有・交渉する
・途中で起きる環境変化に対応する

この体験そのものが、VUCA環境での意思決定を疑似体験する場になっています。

トレード&グロースについてのより詳しい説明はこちらを御覧ください。

VUCA時代のチーム間交渉ゲーム研修「トレード&グロース」

ゼロリスク思考からの脱却|チーム間交渉ゲーム「トレード&グロース」導入をご検討の方へ

VUCA時代に必要な適応力とは、「不確実な状況でも、行動しながら学習し、調整していく力」です。

トレード&グロースは、その力を安全な疑似体験を通じて育む研修です。

現在、トレード&グロースの無料導入ユーザーを募集しております。

条件は、実施人数が10〜30名程度、かつ導入事例掲載にご協力いただける企業・団体となります。

【対象人数】12名以上(1チーム4〜6名推奨)
【実施時間】1時間半〜3時間(3時間の場合はゲームを2回実施)
【予算】講師派遣:25万円〜

スライド形式での説明資料はこちらをご覧ください。

詳細な資料、お見積りをご希望の方はまずは下記より資料請求をお願いします。

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その他、実施時期や受講人数など(300文字以内)


この記事を書いた人

千葉 順
千葉 順
株式会社HEART QUAKE 代表取締役
元法政大学兼任講師(キャリアデザイン論)
→ 詳しいプロフィール

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