先日、リスキリングは経営課題~日本企業の「学びとキャリア」考 という本を読みました。
データを中心にとてもわかりやすくまとまっていて、気付きや学びがありました。

本書の中では興味深い図がいくつも出てくるのですが、その多くの出所となっていた、下記の2つの調査を読むことでさらに細かいデータを見ることができます。
※しかも、無料です。

リスキリングとアンラーニングについての定量調査
パーソル総合研究所 2022.7

https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/unlearning.pdf

シニア従業員とその同僚の就労意識に関する定量調査
パーソル総合研究所 2021.5

https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/senior-peers.pdf

特に個人的に本書で面白いと思った3つの図を紹介させていただきます。


1つめの図は本書の第4章 リスキリングを支える「三つの学び」のP157に掲載されている図です。
上記の資料ではリスキリングとアンラーニングについての定量調査のP46に掲載されています。

この図では就業者のリスキリングを支える3つの学びということで、リスキリングというざっくりしたものをよりブレークダウンしてくれています。

1つめのアンラーニングについては過去のブログでも紹介していますので興味のある方はご覧ください。

学びを捨てることの重要性?アンラーニングの説明とその効果

2つめの図ではこの記事のタイトルでもある変化に対応する力を高めるために必要なことに関連することで、変化適応力を促進する要素と、抑制・阻害する要素が掲載されています。
変化に対応する力

この図は本書の第3章 「変わらなさ」の根本を探るのP146に掲載されている図です。
上記の資料ではシニア従業員とその同僚の就労意識に関する定量調査のP38に掲載されています。
書籍では相関係数の数値が割愛されていましたので、こちらはPDF資料を見たほうがよいかもしれません。
それぞれのキーワードの意味合いは書籍や資料に記載されておりますのでご覧頂ければと思いますが、変化適応力を促進する要素と、抑制する要素がデータ付きでまとまっているのはとても面白いと思います。
VUCAの時代と言われ、ダーウィンの「種の起源」という著書の中でも「強いものが生き残るのではない。環境の変化に対応できたものが生き残る」と言っている通り、変化適応する力は時代を超えた本質的な力として認識する必要があるのではないでしょうか。

3つめの図は先ほど紹介した変化適応力を促進する要素を企業内の具体的な施策としてどのように
リスキリング

この図は本書の第4章 リスキリングを支える「三つの学び」のP149に掲載されている図に近しいものになります。(この図自体は本書で掲載されていません)
上記の資料ではシニア従業員とその同僚の就労意識に関する定量調査のP40に掲載されています。

会社としてシニア従業員の変化適応力を促進する要素を高めるために有効な施策はなんなのか?という図になります。

まとめ

ということで、今回は変化に対応する力を高めるために必要なことということで、書籍と、その出所となる2つの資料を引用してご紹介させていただきました。

読みやすく、気づきも多かった書籍ですので興味のある方はぜひ書籍、資料を読んでみて下さい。

リスキリングとアンラーニングについての定量調査
パーソル総合研究所 2022.7

https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/unlearning.pdf

シニア従業員とその同僚の就労意識に関する定量調査
パーソル総合研究所 2021.5

https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/senior-peers.pdf


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