こんにちは、株式会社HEART QUAKE代表取締役の千葉です。
今回はITエンジニアの新卒採用で未経験者の素養を見極めるインターシップについて
と題して、エンジニア採用おけるインターシップについて書いてみたいと思います。

というのも、弊社では今年、2社の未経験者向けのエンジニア体験1dayインターシップの設計・運用のお手伝いをさせていただきました。

1社はIT企業様、もう1社は教育系ですが、昨今のEdTechの流れもあり、新卒でもエンジニアを採用したい企業様でした。

未経験者向けのエンジニア体験インターシップが難しい理由

私としては未経験者向けのエンジニア体験インターシップの実施は自社だけではなかなか難しいのではないか?と考えています。

理由としては以下のようなことが考えられます。

コンテンツ(内容)の開発が大変
・コンテンツの難易度調整が大変
・実施できるエンジニアがスキル/スケジュール的にいない

まずはコンテンツの開発の苦労です。すでに新入社員研修などのコンテンツを自社で開発されている場合はインターシップでその一部を利用するのが良いと思います。
そういったコンテンツが社内にない場合は1dayインターシップであったとしてもコンテンツ開発はなかなか時間を取られる作業となります。

2つ目はコンテンツ開発とほぼ同じなのですがあえて書けば、コンテンツの難易度調整が大変だということです。ITエンジニアのインターシップと言っても、そこに参加される方のスキルは様々です。イメージとしては以下のように分かれます。

・未経験
・大学の授業でやったことがある程度(CやJavaなど)
・独学で勉強している
・WEBサービスを開発したことがある
・アプリをリリースしたことがある

これらのスキルセットの方が混ざってしまうとさらに大変ですので、実施の際はどの層に対して実施するのか?が明確になっていないと本来採用したかった層には響かないということになりかねません。

3つ目は社内で講師役をできるエンジニアが(教えるという)スキルや(準備も含めた)スケジュール的にいないということです。

これらの理由から未経験者向けのエンジニア体験インターシップはなかなか難しいと考えています。

弊社で企画・運営した1dayインターシップの概要

ということで、ここからは弊社で企画・運営した2社の1dayインターシップの概要について紹介したいと思います。

1社目のIT企業では、メインターゲットを大学でプログラミングを学んでいる学生とし、SQLの講義及び、データベース設計の課題に取り組んでもらいました。

SQLについては3年前期の段階では大学で学んでいない可能性もあるため、午前中に基礎的な講義を行い、午後は、チームに分かれてデータベース設計について取り組んでいただきました。

具体的にはどのような項目/テーブルが必要か、その型や長さはどうあるべきか?を考えてもらい、最終的に発表してもらうという流れです。

その後、解説を行ってから、お客様の実例を紹介してもらうという流れで1dayのインターシップとしています。

2社目の教育系企業様ではプログラミング未経験、大学で学んだことがある程度という学生をターゲットとして、事前にオンライン課題に取り組んでもらいました。(弊社提供のプログラミング学習e-learningシステムを利用)

その知識を前提として当日はアルゴリズム系の課題を実際にプログラミングを用いて解くという個人で取り組むインターシップです。

この会社では最後に、このインターシップで我々が感じたその人のプログラミング適正の有無を1人1人にフィードバックすることになっていましたのでワーク自体も個人ワークとして実施しました。

課題も、バグフィックス課題、アルゴリズム課題、やや企画力を求める課題といくつかのパターンを用意して、多方面からエンジニア適正を把握できるように配慮しました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
未経験者の素養を見極めるインターシップについては正直実施が難しいところもあると思いますが、IT人材の確保は今後の至上命題となると思いますのでいろいろと工夫したいところです。

なお、弊社ではインターシップや採用試験で利用いただけるプログラミング疑似体験ツール「フローチャートパズル」の提供も行っております。

詳しくは下記をご覧ください。

プログラミング疑似体験ツール「フローチャートパズル」


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