IT業界インターンシップで使える4つのグループワークゲーム

【結論】IT業界のインターンシップでは、学生の適性やスキルを見極めるグループワークが有効です。
本記事では、プログラミング未経験者向けの「フローチャートパズル」や、ロジカルコミュニケーションを学ぶ「THEクリティカルパス」、営業・要件定義を疑似体験する「ヒアリングチャレンジ」、プロジェクト管理を体感する「プロジェクトテーマパーク」の4つのゲームを紹介します。

目次

1. IT業界のインターンシップ向け4ゲーム比較
2. プログラミング疑似体験「フローチャートパズル」
3. コミュニケーションゲーム「THEクリティカルパス」
4. 営業疑似体験「ヒアリングチャレンジ」
5. プロジェクトマネジメント「プロジェクトテーマパーク」
6. よくある質問
7. IT業界のインターンシップ向けグループワーク|研修導入をご検討の方へ

今回はIT業界のインターンシップで使えるグループワークゲーム4選をご紹介したいと思います。IT業界と言ってもその中には様々な業態があるわけですが、ここでは主にSIer(システムインテグレータ)向けと考えていただければと思います。

余談ですが、弊社代表の千葉は元システムエンジニアで、前職で大手企業向けの会計システム(パッケージ型)を開発していました。また、同社で採用インターンシップの運営リーダーも務めていました。

まずは、学生に体験してほしい仕事と運営条件から候補を絞ってみてください。

IT業界のインターンシップ向け4ゲーム比較

プログラミングの考え方、情報共有、顧客へのヒアリング、プロジェクト管理のうち、どの仕事を体験してほしいかによって選ぶゲームが変わります。あわせて、実施時間とカード版・オンライン版の準備条件を確認しましょう。

ゲーム 体験する仕事・学び 実施時間の目安 提供形式 運営上の注意
フローチャートパズル カードを並べ、アルゴリズムの基礎を体験 カード版・オンライン版とも1時間半〜2時間 カード版/オンライン版 カード版はエンジニアの同席が必要。オンライン版はシステムが自動判定
THEクリティカルパス 情報を口頭で共有し、工程と所要日数を把握 1〜2時間 カード版/オンライン版 各自の情報を見せ合わず、言葉で伝える
ヒアリングチャレンジ 質問から顧客のニーズを捉え、提案する 1〜1.5時間 カード版/オンライン版 自動車販売を題材にするため、振り返りでITの仕事との共通点を伝える
プロジェクトテーマパーク 担当する役割を活かし、計画と進捗を管理 研修全体で2〜3時間 対面のボードゲーム ゲーム1回は30分程度。説明・振り返りを含む研修時間を確保する

ヒアリングチャレンジの表内の時間はカード版の目安です。オンライン版は1時間程度です。時間は実施内容や課題数によって変わります。表はフローチャートパズル、同オンライン版、THEクリティカルパス、ヒアリングチャレンジ、同オンライン版、プロジェクトテーマパークの実施要項に基づいています。

IT業界以外も含めて採用向けのゲームを比較したい場合は、採用担当者向けのグループワークゲーム10選をご覧ください。ここからは、上記4つのゲームがITの仕事とどうつながるかを紹介します。

1.プログラミング疑似体験「フローチャートパズル」

フローチャートパズルのカードキット

1つめのグループワークゲームはプログラミングを疑似体験することができる「フローチャートパズル」です。

SIerの新卒採用では大学の専攻が情報系ではない学生も数多く応募してくると思います。
そのため、選考段階ではプログラミング未経験者のプログラミング適性(素質)を見極める必要があります。

しかし、インターンシップの中で実際に未経験者に対してプログラミングの基礎をレクチャーして、コードを書かせるのは、工数と難易度からかなり難しいと思います。

そこで開発されたのがプログラミングを疑似体験できるゲームのフローチャートパズルです。

変数、四則演算、数値、条件分岐など、プログラミングの基礎的な要素をカード化し、与えられたお題に対してカードを並べてフローチャートを完成させるというワークです。

カードを並べて完成させるフローチャートの例

ペアプロなどを除いて、一般的にプログラミングは個人ワークになることが多いですがこのゲームは1チーム3人程度までのグループで相談しながら取り組むことも可能です。
もちろん、個人での実施も可能ですが、プログラミング未経験者の場合はグループワークの方が良いと思います。

難易度もプログラミング未経験者向けに設定されており、パズルが完成するとアハ体験ができるようなお題も用意されています。

購入とレンタルの2パターンで提供しております。
フローチャートパズルのカード版の購入・レンタル料金

ただし、フローチャートパズルのカード版の注意点として、実施の際にはエンジニアが同席する必要があります。
フローチャートパズルのカード版ではエンジニアの同席が必要

なおオンライン版では、受講者が組み立てたフローチャートをシステムが自動でテスト実行して正誤を判定するため、エンジニアの同席は不要です。受講者側の準備物もパソコンとブラウザだけで、離れた場所にいるメンバーが1つの画面を共有して一緒に組むこともできます。

フローチャートパズル オンライン版|プログラミングを体験で学ぶ研修

スライド形式での説明資料はこちらをご覧ください。

具体的な内容についてはこちらのページを御覧ください。

プログラミング体験型ビジネスゲームフローチャートパズル

2.コミュニケーションゲーム「THEクリティカルパス」

THEクリティカルパスの情報カード

2つめのグループワークゲームは、クリティカルパスをテーマにしたコミュニケーションゲームです。

SE(システムエンジニア)として重要なスキルとして、コミュニケーション能力が挙げられると思います。
企業でのシステム開発はチームで行うものですので他のメンバーとのコミュニケーションが重要になります。

特にSEとしてのコミュニケーションにはロジカルコミュニケーションが必要となりますが、THEクリティカルパスはそんなロジカルコミュニケーションを必要とするゲームです。

1チーム3〜8名で、下図のようなプロジェクトの全容を明らかにするのが課題です。
THEクリティカルパスで工程と所要日数を求める課題

1人につき数枚の情報カードが配布され、それを口頭だけで他のメンバーに伝えながら、プロジェクト全容を明らかにしていきます。
例えば、下のカードから、タスクAの場所が特定できます。
タスクAの場所を示す情報カードの例

また、下の情報カードだけでは何も特定できませんが、タスクCに掛かる日数がわかれば、DはC+1の日数が掛かることがわかります。
タスクCとDの所要日数の関係を示す情報カードの例

プロジェクトの全容を明らかにしたあと、最終的にはプロジェクトが完了するまでの最短日数と、そのタスクが1日遅れるとプロジェクト全体が遅延するタスク(つまりクリティカルパス上のタスク)を求めてもらいます。

スライド形式での説明資料はこちらをご覧ください。

なお、こちらのコンテンツは上のカード版の他に、オンライン版をご用意しております。

具体的な内容についてはこちらのページを御覧ください。

IT業界向けグループワークゲーム「THEクリティカルパス」

3.営業疑似体験「ヒアリングチャレンジ」

ヒアリングチャレンジのゲームキット

3つめのゲームは営業疑似体験の「ヒアリングチャレンジ」です。

IT業界なのに営業疑似体験?と思われたかと思いますが、SEとして重要なスキルにヒアリング能力が挙げられると思います。
特に、SIerの場合、顧客が実現したいことをヒアリングし、要件定義していくことが重要です。

ヒアリングチャレンジのゲームの設定はIT業界ではなく、車の販売店となっています。
来店された顧客に対して合計10回の質問を行い、顧客からの回答から、最適だと思う車の車種、車の色、予算を提示し、顧客の要望を満たしていれば販売できる、という形式です。

質問を行う、といっても担当者に直接質問を行うのではなく、下のように情報カード化されています。

ヒアリングチャレンジで質問と回答を確認する情報カード

ゲームのあとに現実のIT業界の営業やヒアリングはシステムを利用するエンドユーザー、システムの選定を行う実務担当者、予算の決定権を持つ決裁者と複数の対象者に対して行われることを伝えてもらうとより仕事のイメージを持ってもらえると思います。

実際に現役のエンジニアの方にヒアリングチャレンジを実施した際のレポートがこちらです。

エンジニアの方にヒアリングチャレンジを実施しました

スライド形式での説明資料はこちらをご覧ください。

こちらのコンテンツも上のカード版の他に、オンライン版をご用意しております。

オンラインでの実施方法や画面については、ヒアリングチャレンジオンラインの詳細をご覧ください。

具体的な内容についてはこちらのページを御覧ください。

採用グループワークでヒアリングチャレンジを活用

4.プロジェクトマネジメント「プロジェクトテーマパーク」

プロジェクトテーマパーク

4つめがプロジェクトマネジメントを疑似体験できるボードゲームであるプロジェクトテーマパークです。こちらの製品はBacklogなどで有名なヌーラボ社とのコラボレーションによる提供となります。

ゲームの概要は下記のとおりです。

「プロジェクト テーマパーク」は、3〜5名、30分程度でプレイする
協力型ボードゲームです。

サイコロや「ヤル気カード」を用いて、ジェットコースターや観覧車などの
アトラクションを1ターンずつ建築していき、期日までに全てのアトラクションを
完成させれば完全クリア
となります。

「役割カード」や「イベントカード」などによってゲームの進行が左右されるなか、
チームワークを高め合いながらテーマパークのオープンを目指します。

プロジェクト管理スキルだけでなくチームワークも育み、
日ごろの「はたらく」をもっと楽しくすることができるはず
です。

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000025423.html

ゲーム1回のプレイ時間は30分程度ですが、振り返りを含む研修全体の実施時間は2〜3時間です。短いグループワークの枠に収める場合は、ゲーム時間だけで判断しないようにしてください。

ゲームでは、各月に建築するアトラクションを話し合い、月末に計画と実績を確認します。こうした体験をもとに、スコープ(取り組む作業の範囲)や見積もり、バッファの重要性を振り返り、プロジェクトマネジメントに必要な知識としてPMBOKなどを紹介していきます。

当日の進め方は、プロジェクトテーマパークの実施手順をご覧ください。

プロジェクトテーマパーク研修で用いるPMBOKの解説資料

スライド形式での説明資料はこちらをご覧ください。

よくある質問

Q. プログラミング未経験の学生でも参加できるゲームはありますか?

「フローチャートパズル」は、プログラミング未経験者向けに難易度が設定されており、カードを並べてアルゴリズムの基礎を学べます。チームで相談しながら進められるため、IT業界への理解を深める最初のステップとして最適です。

Q. システムエンジニアに必要なコミュニケーション力を測るゲームはありますか?

ロジカルコミュニケーションを重視した「THEクリティカルパス」がおすすめです。各自に配られた情報カードの内容を口頭だけで伝え合い、プロジェクトの最短日数やクリティカルパスを導き出すことで、チーム開発に必要な伝達力を養います。

Q. IT業界の営業職や要件定義の仕事を疑似体験できるワークはありますか?

顧客への質問を通じて最適な提案を行う「ヒアリングチャレンジ」が適しています。対面でのカード版だけでなく、ウェブ会議システム等で実施可能なヒアリングチャレンジオンラインも提供しており、要件定義に必要な傾聴力を学べます。

Q. プロジェクトマネジメントの基礎を学べるゲームはありますか?

協力型ボードゲームの「プロジェクトテーマパーク」が最適です。メンバーと協力してアトラクションを建築するプロセスを通じて、見積もりやバッファの重要性、チームワークの大切さを体感しながら学ぶことができます。

Q. 各種ゲームの導入費用やレンタル価格はどのようになっていますか?

例えば「フローチャートパズル」などの各ゲームのキットレンタルや購入に関する具体的な費用については、実施規模やプランによって異なるため、お問い合わせ時にご案内しております。まずはご希望の実施人数や形式に合わせて、お気軽にご相談ください。

Q. オンライン環境でも実施できるグループワークはありますか?

「フローチャートパズル」「THEクリティカルパス」「ヒアリングチャレンジ」にはオンライン版があります。フローチャートパズルオンラインはパソコンとブラウザで利用でき、システムが正誤を自動判定するためエンジニアの同席は不要です。THEクリティカルパスとヒアリングチャレンジのオンライン版は、ZoomやTeamsなどのウェブ会議システムと組み合わせて実施できます。「プロジェクトテーマパーク」は対面で行うボードゲームです。

IT業界のインターンシップ向けグループワーク|研修導入をご検討の方へ

各コンテンツの詳しい説明は別ページを御覧ください。

1.プログラミング疑似体験「フローチャートパズル」

プログラミング体験型ビジネスゲームフローチャートパズル

2.コミュニケーションゲーム「THEクリティカルパス」

IT業界向けグループワークゲーム「THEクリティカルパス」

3.営業疑似体験「ヒアリングチャレンジ」

採用グループワークでヒアリングチャレンジを活用

4.プロジェクトマネジメント「プロジェクトテーマパーク」

「プロジェクトテーマパーク」を用いた研修

社内講師で実施する場合は、各ゲームのキットレンタルやオンライン版をご利用いただけます。フローチャートパズルのカード版は購入も可能です。運営スライドやマニュアルを使って進行でき、オンライン版の準備・操作方法は各商品の資料でご案内します。

講師派遣をご希望の場合は、ヒアリングチャレンジ(カード版・オンライン版)、THEクリティカルパスのオンライン版、プロジェクトテーマパークからご相談いただけます。

以下はプロジェクトテーマパークの提供形式・料金例です。フローチャートパズルなど、ほかのゲームの料金や対応形式とは異なります。

プロジェクトテーマパークの講師派遣型と社内講師型の提供形式・料金例

こちらはプロジェクトテーマパークの講師向けトークスクリプト付きパワーポイントの例です。スライドの下に進行時の説明が記載されています。

プロジェクトテーマパークの運営用スライドと講師向けトークスクリプトの例

下記フォームから、ご希望のゲームとカード版・オンライン版を選んで資料をご請求ください。実施時期、人数、ご希望の時間を記入いただくと、条件に合わせてご案内できます。

詳細な資料、お見積りをご希望の方はまずは下記より資料請求をお願いします。

※同業他社様からのお問い合わせはご遠慮ください。

お問い合わせ内容

※必須


企業名

※必須


ご担当者様氏名 (姓と名の間に半角スペースを入れてください)

※必須


メールアドレス

※必須


※メールアドレスは企業アカウントのみ有効とさせて頂いております。
研修目的

※必須

※研修の目的、ゴール、実施背景など箇条書きで構いませんのでご記入下さい。

その他、実施時期や受講人数など(300文字以内)


この記事を書いた人

千葉 順
千葉 順
株式会社HEART QUAKE 代表取締役
元法政大学兼任講師(キャリアデザイン論)
→ 詳しいプロフィール

関連記事

人気記事

お知らせ

研究データベース

関連記事

記事内検索

カテゴリ別

注目されているタグ

HEART QUAKE サポート
TOPに戻る
お問い合わせ