今回はSDGs絡みでも注目されているバックキャスティングカードゲームを用いて、新規事業や新しい職業を考えるワークショップのやり方をご紹介したいと思います。

バックキャスティングとは

まずはじめに、そもそも、バックキャスティングとは何か?について書いておきたいと思います。

バックキャスティング
画像参照:https://www.kikakulabo.com/tpl-tm/ (現在はサービスを停止しているようです)

バックキャスティングとは、今を出発点として未来を考えるのではなく、未来を出発点として、現在を考えるという考え方です。

正式な定義としては下記となります。

バックキャスティングとは、未来を予測する際、目標となるような状態を想定し、
そこを起点に現在を振り返って今何をすべきかを考える方法で、
いわば未来からの発想法である。

引用:https://www.nttcom.co.jp/comzine/no134/asuni/index.html

特にバックキャスティングはSDGsの文脈で利用されることが多く、現在の延長線上ではなかなか答えが見いだせないようなケースに、解決された未来をイメージし、それが実現するにはどんな事象・ターニングポイントが起こったのかを逆算し、現在の行動を考えるために利用されます。

企業においては、現状の顧客の課題解決や、自社製品・サービスの改善というフォアキャスティング的な思考ではなく、少し遠い未来から逆算したバックキャスティング的な思考で新製品・サービス・組織設計を考えることで今までに出てこなかったアイデアが生まれる可能性があります。

バックキャスティングをどうやってやるのか?

では、バックキャスティングをどうやって自社で取り入れていくのか?ということですが、ここでは2つの方法を紹介します。

1つめはバックキャスティングやシナリオプランニングに特化したコンサルティング会社に依頼し、ワークショップを実施して貰う方法です。

例えば、上記書籍の「シナリオ・プランニング――未来を描き、創造する」なども出されている株式会社フューチャーセッションズさんあたりがその分野のプロフェッショナルとして挙げられると思います。

株式会社フューチャーセッションズ HP

2つめは、まずは自分たちで始めてみるという方法です。どこかのバックキャスティングを用いたワークショップに参加し、その手法を学んで実施するというやり方もあると思います。

ただし、バックキャスティングを用いたワークショップを実施するとなるとそれなりの時間が掛かります

特に、「少し遠い未来・ありたい未来」を考える時間楽しさと難しさが相まって少なくとも1時間は掛かるでしょう。

そこで、短時間でバックキャスティングを体験するために、「少し遠い未来・ありたい未来」を考える時間を省略し、その未来から逆算し、自分たちが(の製品・サービス・組織を)どうするか?の部分に焦点を当ててワークショップを実施する方法を提案したいと思います。

バックキャスティング 研修

上画像は弊社製品のジョブスタというカードの一部です。ジョブスタには画像左側の今から20年以内に起きる未来がイベントカードとして提供されています。(約15種類)

例えば上画像のようにロボットの普及が今より進んだ未来に、画像右側のインダストリーカードに記載された「観光・食」の産業がどのように変化するのかを考えていきます。
※企業内で実施する場合にはインダストリーカードは使わずに自社の業界ということでも良いと思います。

このように今から20年以内に起きる未来をカード化した製品を利用することで未来洞察部分は省略し、それに対して自分たちがどうするかを考える時間にフォーカスすることでワークショップ全体の時間を1〜2時間程度に短縮することができます。

2024年2月末時点でのジョブスタの導入社数は約80社、受講者満足度は4.88(5点満点)となっています。

最新の満足度はこちらからご覧いただけます。

ジョブスタについては下記を御覧ください。

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