ダイバーシティの2つの種類
今回はダイバーシティの基礎知識についてのご紹介です。
それが、ダイバーシティの種類についてとなります。みなさんはダイバーシティという言葉を聞いたときにどのようなイメージが湧くでしょうか。
色んな人種の人がいるような状態が思い浮かんだ人もいるでしょうし、特に、白人、黒人、黄色人種といった肌の色が様々な人種が思い浮かんだ人もいると思います。
もっとシンプルに男性・女性、そして、LTBTQといった性の多様性について考えた人もいるかもしれません。
ということで、多様性といっても様々なパターンがありますが、実は大きく分けて2種類のダイバーシティに分けることができます。それが下図です。
画像引用:https://www.otsuka-shokai.co.jp/erpnavi/category/apparel/sp/solving-problems/archive/230222-02.html
1つ目が、目に見えるダイバーシティです。デモグラフィック・ダイバーシティとも呼ばれています。
具体的には、年齢・性別・障害の有無・国籍・人種 におけるダイバーシティとなります。
2つ目が、目に見えないダイバーシティです。コグニティブ・ダイバーシティとも呼ばれています。
具体的には、能力・価値観・コミュニケーションスキル・職歴 におけるダイバーシティとなります。
特に、企業がダイバーシティを推進する目的の1つとして、業績への貢献が挙げられると思いますが、有名なリー・フレミングの研究では、メンバーの専門性の多様性が高いとより価値の高いイノベーションが生まれやすいという結果がでています。
画像引用:https://www.rosei.jp/readers/article/83059
つまり、この研究では目に見えないダイバーシティのうち、メンバーの専門性の多様性が重要ということになります。
もちろん、これは数ある研究の1つとなり、目に見えるダイバーシティが無価値ということではありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はダイバーシティの2つの種類についてご紹介しました。
ダイバーシティについては欧米ではDEIBという概念へと進んでいるという話を過去記事で書きましたでそちらもご覧頂ければと思います。