リスクマネジメント研修で使えるビジネスゲーム「船長の決断」 — 危機状況→個人→グループ→振り返りの4ステップ

【結論】「船長の決断 カード版」は、霧の中で他船と衝突した旅客船の船長として10個の処置に優先順位をつけるコンセンサスゲーム研修です。リスクマネジメント・危機管理を体験型で学べます。
座学では伝わりにくい「迅速な判断」「合意形成」「優先順位付け」を、グループで議論しながら実践的に習得でき、ゲーム後にQCDSMEや6種類のリスクなど理論解説を組み合わせるのが効果的です。

今回はリスクマネジメント研修で使えるビジネスゲーム船長の決断をご紹介したいと思います。

リスクマネジメント研修 ゲーム

座学で実施されることが多いリスクマネジメント、危機管理研修において、ゲームを用いてグループワーク形式で実施できるのが特徴です。

ゲーム自体の実施時間は1時間程度ですので、2〜3時間の研修のメインワークとして利用することが可能です。

船長の決断ゲームとは?

船長の決断はコンセンサスゲームと呼ばれる研修用ゲームの1種です。コンセンサスゲームとして有名なゲームには他にNASAゲームがあります。

設定は以下のとおりです。

あなたは旅客船「サンシャイン号」の船長です。

港を出発し、まもなく日が暮れようとしています。

ここまで穏やかに航海してきましたが、霧が濃くなり視界が悪化してきました。

レーダーに他の船の影が映り、あわてて回避しようとしましたが、時すでに遅し。
他の船と衝突してしまいました。

あなたは船長として、ただちに適切な判断を下す必要があります。

次の10個の処置のうち、重要で素早く処置すべきものから順に、1~10位までの順位をつけて下さい。

10個の処置項目は以下のとおりです。(上画像ではそれぞれカード化されています。)

A:音楽
⇒船内に興奮を静めるための音楽を流す

B:救命艇
⇒乗務員に救命艇を降下するように命令する

C:発電機
⇒非常用発電機が運転されているかチェックさせる

D:つり道具
⇒各救命艇につり道具を分配させる

E:医薬品
⇒船医に医薬品を持ち出させる

F:状況確認
⇒衝突箇所の現場に乗務員を配置し、事故の状況を把握確認させる

G:非常通知
⇒船内に非常事態を通知する

H:水密戸(すいみつど)
⇒船内破損区画の水密戸を閉鎖させる
※水密戸とは水の侵入を防ぐための戸

I:相手救助
⇒相手船の乗務員の救助のために救命艇を降ろさせる

J:SOS
⇒近くを航行中の船にSOSを発信、救助を求める

ゲームは次のステップで実施されます。

1.ルールの説明
2.個人ワーク(個人の意見をまとめる)
3.グループワーク(グループの意見を1つにまとめる)
4.正解発表
5.得点計算
6.優勝チーム、最優秀個人発表
7.解説


※画像はNASAゲームを実施している様子

ポイントは先に個人ワークを行い、個人としての意見を出してから、それを持ち寄ってグループワークを行い、最終的にはグループとして1つの意見に集約してもらいます。
このグループワークで合意形成を行う必要があるのです。

また、ゲームですので優勝チームや個人ワークの結果として最優秀個人賞を発表することが可能となっています。

ゲーム後の解説について

リスクマネジメント研修 ゲーム

また、ゲーム後にリスクマネジメントの基礎を解説していきます。
例えば、このゲームではリスクへの対応のうち、有事の時の対応について考えましたが、当然、平時の時にどれだけ準備できるか?が重要です。

そこで、ビジネスにおけるリスクにはどのようなものがあるのか?をまとめて紹介しています。
QCDSME ビジネスリスク6種類(Quality/Cost/Delivery/Safety/Moral/Environment)

また、それぞれのリスクに対する対策についても紹介していきます。

このようにしてゲームをやって楽しかったね、おしまい、ではなく、振り返りを行うことで基礎的な知識も伝えていきます。

リスクマネジメントはとても重要な内容ですが、座学だけでは興味関心を持ってもらいづらい単元だと思います。
そこで、ゲームを用いて興味をひきつけ、ゲーム後の解説を行うという体験型の研修を行うことが効果的かもしれません。

船長の決断の詳しい実施の流れ(タイムラインなど)についてはこちらをご覧ください。

「船長の決断」実施の詳しい流れ

 

よくある質問

Q. 「船長の決断」はどのような研修で活用できますか?

リスクマネジメント研修や危機管理研修において、座学では得にくい実践的な学びを提供します。コンセンサスゲームとして、チームでの合意形成や意思決定プロセスを学ぶ場としても最適です。

Q. ゲームの実施時間はどのくらいですか?

「船長の決断」の実施時間は、約50分から2時間程度です。研修の目的や内容に合わせて、説明、個人ワーク、グループワーク、解説の各時間を調整することで、柔軟に実施いただけます。

Q. どのような学習効果が期待できますか?

参加者は、緊急事態における優先順位付けや迅速な意思決定能力、そしてチーム内での合意形成スキルを実践的に習得できます。ゲーム後の解説を通じて、ビジネスにおけるリスクの種類や平時の対策についても深く理解を促します。

Q. ゲームの実施形式にはどのようなものがありますか?

実施形式は、社外講師を招いて行う「講師派遣」と、ゲームキットをレンタルして社内講師で実施する「キットレンタル」の2種類からお選びいただけます。講師向けのトークスクリプトや解説が含まれたパワーポイントも提供されます。

Q. オンラインでの実施は可能ですか?

はい、オンラインでの実施も可能です。対面での実施が難しい場合や、遠隔地の参加者がいる場合でも、ウェブ会議システムを通じて効果的に研修を行えます。詳細は船長の決断 (オンライン版)をご覧ください。

Q. ゲームの導入を検討していますが、どうすれば良いですか?

まずは無料のPDF資料をご請求ください。詳細な資料や、貴社の研修目的や受講人数に合わせたお見積もりをご案内いたします。お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

Q. 対象人数に制限はありますか?

「船長の決断」は、3名から100名超まで幅広い人数に対応可能です。1チームあたり4〜6名での実施を推奨しており、大規模な研修でもチーム分けをすることで効果的に活用いただけます。

リスクマネジメント研修|船長の決断 導入をご検討の方へ

【要点】「船長の決断 カード版」は、座学になりがちなリスクマネジメント・危機管理研修を体験型に変えるカードゲーム形式の研修です。講師派遣のほか、ゲームキットレンタル(社内講師実施可)も提供しており、対象人数3〜100名超・実施時間50分〜2時間で柔軟に組み込めます。コンセンサスゲーム構造で合意形成や優先順位付けのスキル開発に直結します。

いかがでしたでしょうか。今回はリスクマネジメント研修で使えるビジネスゲーム「船長の決断」をご紹介しました。

弊社では講師派遣以外の選択肢として、ゲームキットの貸し出しによる社内講師型での実施も可能です。

提供するパワーポイントには講師向けのトークスクリプトや解説が含まれています。

実施要項は下記の通りです。

対象人数:3〜100名超以上(1チーム 4-6名推奨)
実施時間:約50分〜2時間
(説明10分、個人ワーク10-15分、グループワーク15-30分、得点の算出・振り返り15-30分)
提供方法:
1.講師派遣
2.キットレンタル(社内講師での実施)
金額:5万円〜(社内講師での実施、20名まで場合)
特徴:
・合意形成(コンセンサス)について学ぶゲームです。
・危機管理やリスクマネジメントについて学ぶゲームです。

スライド形式での説明資料は下記でご覧いただけます。

なお、オンライン版についてはこちらをご覧ください。

危機管理コンセンサスゲーム「船長の決断 オンライン」

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この記事を書いた人

千葉 順
千葉 順
株式会社HEART QUAKE 代表取締役
元法政大学兼任講師(キャリアデザイン論)
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