ロジカルシンキングのトレーニングは図にすることから
ロジカルシンキングの研修は新入社員研修で実施する会社も多いと思います。どこの会社でも基本は以下のようなことを教えているかと思います。
・MECE
・ロジックツリー
・マトリックス
・各種フレームワーク
こうやって観てみると、そのほとんどが図にして考える・まとめることであることがわかります。
よく、「ロジカルシンキングができるようにするにはどうしたら良いですか?」という質問をされることがありますが、その答えは「図にする癖を付けること」ということで良いような気がしています。
桃太郎を図にして考えみる
といわれてもよくわからないと思うので実例を1つ挙げてみたいと思います。例えば、桃太郎を図にするというワークを紹介します。
上図のようにマトリックスを作り、右上の第一象限に桃太郎と書きます。この時、桃太郎に登場する他の登場人物である、鬼、犬、猿、雉、おじいさん、おばあさんはどこにプロットされるか?、または、その時の縦軸、横軸には何をとるか?を考えてもらうというワークです。
このように図にするワークを実施することでロジカルシンキングのトレーニングになると思います。
例えば、上記の例では、このように考えます。
1.一番言いたいこと、メインになるものを第一象限に置く
この場合、「桃太郎」がメインですので第一象限に置かれます。
2.メインに対抗、対立関係になるものを第四象限に置く
「桃太郎」の対立関係になるものは「鬼」になりますので下図の通り、
鬼を第四象限に置きます。
3.第一象限と第四象限に共通する項目を横軸にする
第一象限と第四象限が埋まったところで、その2つに共通する要素を考えます。
例えば、桃太郎と鬼は両者とも強いとしてみたいと思います。
4.第一象限と第四象限で反対になる項目を縦軸にする
次にその2つで対立する要素を考えます。
例えば、ここでは村人にとって桃太郎は味方、鬼は敵としてみたいと思います。
5.縦軸、横軸にそって要素をプロットする
縦軸、横軸が決まったら、それに従って他の登場人物をプロットしてみましょう。
いかがでしょうか。図にして考えるワークを行うことで思考の整理ができると思います。
まとめと関連製品
ロジカルシンキングのトレーニングとして図で考えるワーク(今回はマトリックスを使用)を紹介しました。
ぜひ新入社員研修で取り入れてみてください。
なお、参考図書としてはこちらがオススメです。
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